【感想・ネタバレ】サイモン・アークの事件簿3のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年01月17日

『焼け死んだ魔女』
自分の教区に住み着いた魔女を名乗る女マザ-・フォーチュンの正体を探るようにサイモン・アークに依頼した神父。密室状態の自分の小屋で焼き殺されたマザー・フォーチュン。大学校内で起きる謎の死。ウェストウッド教授の調査。大学のプールに隠された秘密。

『罪人に突き刺さった剣』
痛悔修道会...続きを読むの修業の場で殺害されたグレン・サマー。覆面をし裸で十字架にかけられた状態の男たちの中で殺害されたグレン。彼が経営するバーでの調査。

『過去から飛んできたナイフ』
フレンチ・インディアン戦争の戦いの直前に起きた謎の事件をモチーフにしたイベントに招かれたサイモン・アーク。イギリス軍人の残した日記。彼が投げたナイフが消えた。100年後のイベント中に飛んできたナイフ。ナイフに喉を突かれ死んだクリフ。

『海の美人妖術師』
ドリスと名乗る海の女に出会ったハンス・ベルコー。金髪の髪の毛により絞殺され船で漂流している所を発見されたベルコー。彼の出会ったドリスの謎。

『ツェルファル城から消えた囚人』
戦犯である元ドイツ人将校ヴィッテルベルクを週刊しているツェルファル城。アメリカ、イギリス、フランス、ソ連で共同管理する西ベルリンのツェルファル城。ソ連の管理ののちアメリカの監視中に消えたヴィッテルベルク。ヴィッテルヴェルクの部屋のベッドから発見されたCIAのレイゲントの遺体。

『黄泉の国への早道』
ガラス張りのエレベータに乗りビルにあがったロック歌手レイジャー。60階にいた時エレベータの中から消えていたレイジャー。残された焼け残ったボール紙の秘密。

『ヴァレンタインの娘たち』
ヴァレンタインの儀式を復活させたオリヴァー・マーティン。少女たちに囲まれたオリヴァーが何者かに刺殺された。彼の周囲にいた12人の少女たちの秘密。

『魂の取り立て人』
誰か姿の見えない人物に後をつけられているとおびえるアルノ。サイモン・アークに助けを求めるが・・・。殺害されたアルノ。調査に赴いたサイモンと「私」を襲う犯人。

0

Posted by ブクログ 2020年02月18日

サイモン・アークの第三作。

今更ながら、表紙が素敵。
放射能やら水中溶接やら登場して、驚いた。

一番面白かったのは「ツェルファル城から消えた囚人」。
四か国で共同管理されていたベルリンの城の中庭から、
ナチスの戦犯が忽然と消えてしまった。
76歳の男が20フィートの滑りやすい壁を超えたのか。
...続きを読む中でサイモン・アークが話したプロシアの刑務所で
囚人が消えた事件の方が衝撃的だったけど。
本当の話なのか?

0

Posted by ブクログ 2017年03月04日

シリーズ3。
オカルト研究家と書籍編集人が不気味な事件を次々と解決。

飽きずに読めます。黒服を着たサイモンが意外とどこでも出入りしちゃうコミュ力の持ち主なのがちょっと笑える。

0

Posted by ブクログ 2012年05月04日

もはやありがたいことに毎年恒例のクリスマスプレゼントとなった感。オカルト色が一段と強くなりとても楽しめた。今年のクリスマスプレゼントも期待しています。

0

Posted by ブクログ 2017年02月25日

ミステリ。短編集。シリーズ3作目。
1作目のデビュー作「死者の村」や、2作目の中編「真鍮の街」のような、中心となる作品がない感じ。
それでも安心して楽しめるのは流石。

「焼け死んだ魔女」学生たちの体調不良と魔女の焼死。シンプル。
「罪人に突き刺さった剣」ミステリ好きなら意外に思いそうな結末。
「ツ...続きを読むェルファル城から消えた囚人」人間消失。謎が魅力的。
「黄泉の国への早道」ロックライブ。シリーズでも異色の場面か。
「ヴァレンタインの娘たち」墓地の周りを走る娘たち。想像すると奇妙な風景。
他3作品。全8作品。

0

Posted by ブクログ 2016年02月26日

❖オカルトじみた怪異な事件(その状況)に隠された真相(すべては合理的解決がされる)を暴くシリーズ短編集。主要登場人物の二人は、サイモン・アーク=ホームズ、わたし(語り手)=ワトスンという古典的盟友関係にある。なぜ現場(事件)はこういう状況(状態)になったのか?・・魔術めいた謎に惹きこまれ、そうした不...続きを読む可思議を成立させた著者のロジックの技巧(アクロバティック)に感心させられた・・着想のその多彩さは驚異的。『ツェルファル城から消えた囚人』などは十分に長篇にふくらませられる内容に思われ、モッタイナイ感じも。

0

Posted by ブクログ 2014年09月04日

自称二千年も悪魔を追い求めて超常現象と見ればどこへでも行くのに、いつも論理的に事件を解明してしまう、ある意味可哀想なサイモン・アークの短編集第3弾。
今回も刑務所となっている古城や、ガラス張りのエレベータからの人体消失、魔女の呪い、過去から飛んできたナイフなど不可能犯罪てんこもりだが、初期の頃の怪奇...続きを読むな味が薄れて普通のミステリになってきた気がする。それでも巻を重ねても一定のレベルを保っているのはお見事。
アークがロックコンサートに行ったところは想像するとちょっと笑える。

0

「小説」ランキング