高畠純のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレアフリカにすんでいる友達のいないたいくつなキリンが、退屈しのぎに郵便配達を始めたので、お手紙を書いて配達してもらうことにした。
そうすればお互い退屈じゃなくなるからね。
そんな発想でお手紙を書いた。
届け先は「地平線のむこうでさいしょにあった動物」
何度かお手紙をやり取りするうちにお友だちが増えて……。
電子メッセージ時代の今、なんとものんびりしたお話に首をかしげながら、後付けを見たら発行年が2001年。20年前に発行の本。
古さを感じない挿絵だったので、てっきり最近発行の本だと思い込んでいた。
今の子たちに理解してもらえるかしらと思いつつ
がまくんとかえるくんの、黒ヤギさんと白ヤギさんの -
Posted by ブクログ
人間を知りたいという、一風変わったきつねが、白駒山の仙人のところでくらし、
人に化けることを学んでいく。
狐の好きな言葉で言うと、修行する、若いきつね白狐魔丸の成長日記。
山を降り、故郷を目指す折り、
源平の戦に巻き込まれ、人が戦い殺し合うことを疑問に思いながら、仇討ちなる人の感情を知っていく。
きつねの真面目なキャラクターと、飄々とした仙人とのやりとりがおかしく、また語り口もやさしくて、とっても読みやすい。
きつねをからかいながら、さらりと大切なことを教えていく仙人さながら、読み手をぐいぐい引き込む。
尾っぽが化けきれないきつねに、仙人が、尾は「空」だと解くところもとても良かった。
修行 -
Posted by ブクログ
ネタバレ武士の世に生きていたら自分はどう生きただろうか。
主人のために死を選ぶ事ができるのだろうか。
白狐魔丸と仲良くなった武士たちは大体みんな死んでしまって、なんだか虚しさが残る。
戦の理由は大抵権力争いで、人が死なないだけで大なり小なり諍いは現代でも起きている。
いつの世も争いばかりでイヤになる。
白狐魔丸は楽しんで修行をしている。
確かに自分の成長を実感しながらの鍛錬は楽しい。
自分も修行したくなった。何をしようか。
白狐魔記を読むと、昔勉強した歴史を思い出す。
今なら教科書の内容よりももう少し深く歴史を学べる気がするし、学びたいとも思う。