高畠純のレビュー一覧

  • 白狐魔記6 元禄の雪

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    何故、この人の言葉はこれほど心に残るのだろう。決して感動を誘うような場面でなくても、ちょっとしたつぶやきのような言葉であっても、しっかりと地に根を張っているような、どっしりとした安心感がある。実感があって、そこから言葉が出ている、という感じ。

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    2012年12月11日
  • 白狐魔記2 蒙古の波

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    ネタバレ

    うんうん、やっぱり面白い!!  このシリーズはホント楽しめますねぇ。  前巻で都落ちする義経主従が無事落ち延びることができるように、攪乱作戦で大活躍した主人公の白狐魔丸。  まるでその疲れを癒すためかのように85年という長~い眠りにつき、ようやく目覚めたところから物語は始まります。  普通の人たちならそんなに長生きできなかった時代だったろうけれど、白狐魔丸とお師匠さんの2人だけ(1人と1匹だけ と言うべきか?)は、まるでその年月をひょいっと飛び越えてしまったかのように、ほとんど変わりない姿で登場します。

    で、変わっていないのは2人だけで、世の中の方はめまぐるしく変化していて、義経は平泉で討た

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    2012年11月19日
  • ぼくはアフリカにすむキリンといいます

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    アフリカの草原に一頭の退屈なキリンがいました。最近、退屈なペリカンが郵便配達を始めたことを知ったキリンは、地平線の向こうにいる誰かに手紙を書くことにしました。ペリカンには、地平線の向こうで最初に会った動物に渡して欲しいと頼みました。さてさて、一体どんな動物からどんな返事が返ってくるのでしょうか。

    手紙を題材にしたとても心温まる、それでいて笑いどころたっぷりなお話。高畠純さんの挿絵がぴったりです。高畠さんの描く動物はほんと可愛い。特にペンギンが可愛い。

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    2012年11月04日
  • 白狐魔記5 天草の霧

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    白駒山の仙人のもとで修業し、不老不死と人間に化けることができるようになった狐の白狐魔丸。
    そんな白狐魔丸のもとへ、南蛮堂煙之丞となのる人間が弟子にしてくれとやってきた。断っても立ち去らない。仙人から教えるように言われしばらく修業させつつ共に京へと向かったが、用ができ、九州へむかうという。気になった白狐魔丸は、調べてみると、島原でキリシタンに不穏な動きがある。

    今回は〈神の子〉だ自らいう天草四郎時貞が絡む物語。
    今までに読んでいたこの天草四郎のイメージと違いますね。面白いです。
    白狐魔丸は武士がすきではない。人を殺そうとす者同士が戦うのはほうっおく、しかし大多数はそうではない。その戦い

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    2012年09月15日
  • ペンギンがっしょうだん

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    まさか新作が出ていようとはな!
    どこからともなく、ドーミーソーミードー!エンヤラドッコイ!とうたが聞こえてきます。そう、今回はペンギン合唱団です。サバンナの動物たちを巻き込んで、ペンギンたちは歌います。

    高畠純さんの絵がめっちゃ好きみたい。他の作品でも目を引くもんなー。
    斉藤洋さんとのタッグは最強だと思う。

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    2012年06月09日
  • ペンギンたくはいびん

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    降りしきる雪の中、空からやってくるのはペンギンたくはいびん!赤い飛行船に赤い帽子。ハリネズミもオオカミもヒグマも、ペンギンたくはいびんって何?何を宅配するつもりだろうと後をついていきます。
    最後はほっこりあたたかい気持ちになれます。季節ものですねー。

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    2012年05月29日
  • ダレ・ダレ・ダレダ

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    こういうなぞなぞ的なものって、子どもたちだけじゃなく、読み聞かせをする大人もワクワクする。
    どんな動物かわかった時、とってもうれしくなる。
    うれしいからまた読みたくなる。
    楽しい楽しい定番です。

    おまけ画像
    講談社全国訪問おはなし隊で、子どもたちにおみやげとしてプレゼントしている「ダレ・ダレ・ダレダ 」のミニ本。私も読み手としてボランティアで参加した時に、頂きました。
    twitpic.com/9o94n6

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    2012年05月23日
  • ペンギンパトロールたい

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    今回は、夜の見廻りパトロール隊。カンガルーのお母さんにぶつかって、ハリモグラを踏んづけて、コアラの親子を叩き起こす、なんともはた迷惑なペンギン達。いかなる状況でも落ち着き払ったその表情がなんとも言えません。

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    2012年05月22日
  • ペンギンかんそくたい

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    潜水カヌー、横からオールがいっぱいつきでています。たまらんなー。その一貫性にクスリと笑えます。
    潜水カヌーに乗ってきたくせに、観測は自分たちの足で海底をユラユラ歩きます。
    シリーズの中では一番情景的で、語り聞かせにも使えるかもーって思い読んでみました。「エンヤラ、ドッコイ!」って言うのが楽しい!

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    2012年05月19日
  • ペンギンたんていだん

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    50羽のペンギンたちが飛行船に乗って、エンヤラ、ドッコイと、砂漠探索にやってきました。
    ペンギンたちはマイペースに砂漠を横断、サソリにリクガメにラクダは探偵団ときいて、それぞれアレを調べにやってきたのではとあせります。
    斉藤さんの描く独特の間と言い回しがたまらなく好き。
    “ゴソリとでてきたサソリがギクリとして、ゴクリとつばをのみこんだのには、わけがあります。”たまらーん。

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    2012年03月31日
  • 白狐魔記3 洛中の火

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    蒙古を撃退した2巻から51年後の室町時代初期。幕府と朝廷の戦いが激しくなる。戦いの世は願わねど、戦いの世を終わらせるためにはさらに激しく戦わねばならぬ・・と争いを悲しむ武将楠木正成とその家来十蔵とであう。白孤魔自身も、体憑依、感憑依、魂憑依の技を磨く。

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    2012年03月18日
  • 白狐魔記2 蒙古の波

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    人間に化身する狐・白孤魔丸の第2弾。源平より85年後、白駒山の洞窟で長い眠りから覚めた白孤魔丸が、頼朝の開いた鎌倉幕府を見に行く。執権北条時宗の治める鎌倉、佐渡に流罪となる日蓮と出会った後、京へと旅を続ける。腹違いのため弟・時宗から陥れられる北条時輔と、その家来市谷小平太に出会い人間を好きになる。戦いの末、命をおとした小平太に絵を託され、西国への旅にでるが、訪ねた九州で蒙古の襲来にあう。
    うん、面白い!!

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    2012年03月05日
  • ぼくはアフリカにすむキリンといいます

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    おやすみ前の読み語りの一冊に選んだのですが、あまりにかわいらしいお手紙のやりとりに、子供達もだえ苦しみ、もう寝てなんかいられません。ペンギンを知らないキリンと、キリンを知らないペンギンの心温まる手紙がたまらない。

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    2012年04月19日
  • 白狐魔記1 源平の風

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    白孤魔丸はきつねの身でありながら仙人の元で修行し、人間に化け人間の言葉を話せるまでになった。時は鎌倉、人間の世界を知るための修行として世に出た白狐魔丸は頼朝の追っ手から逃げる義経の一行に出会い・・・。

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    2013年07月28日
  • 白狐魔記3 洛中の火

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    再読。
    この巻が一番時代背景を理解していない巻。
    読み直して思ったことは、最初に読んだ小学生時代から日本史の知識がそう増えてないな、ということ。嘆くべき現実。
    しかし、知らなくても知っていても面白いものは面白い。斉藤洋ってすごい人です。
    雅姫の存在感が強くなってくるのもこの巻から。

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    2010年04月02日
  • ぼくはアフリカにすむキリンといいます

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    ふりがなが入っているし、1ページあたりの文字数も
    さほど多くないので1年生から読めると思います。

    とてもたいくつなキリンが見知らぬ誰かに手紙を書き、
    そしてやっぱりとてもたいくつなペリカンが地平線の果てまで
    そのお手紙を届けに行くのです。
    手紙を受け取ったのはペンギンでした。
    もらったお手紙に早速お返事を書きますが…。

    そんなやりとりから生まれたキリンとペンギンのかわいらしい友情に
    大人が読んでも心がほっこりしてしまいます♪

    ちなみにキリンとペンギンの手紙のやりとりが面白くて、
    次男が読みながら吹き出していました(笑)

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    2010年03月24日
  • 白狐魔記5 天草の霧

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    白狐魔丸がどんどん意志を持って行動し始めました。
    それにともないどんどん力が強くなってくる。
    それでも仙人や、雅姫にでさえかなわないから、それがいい。
    特に仙人のような、絶対の存在というものがいい。でもそれは宗教とは違う。今まで人と人との殺し合いについて考えてきた白狐魔丸が、宗教ってなんか変なものだと思いだす。
    雅姫の恋が素敵。

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    2010年04月02日
  • 白狐魔記4 戦国の雲

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    斉藤さんの本は、読みやすい。メッセージが理解しやすいですね。
    私も全巻読みました。

    主人公は、狐。
    白駒山の仙人の弟子となり、修行ののち、人間に化けることができるようになります。
    仙人から白狐魔丸という名前をもらいます。
    そして、戦国の世のなかで、戦い続ける人々と知り合い、人間とは・・ということを知ろうとしていきます。

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    2010年03月02日
  • 白狐魔記3 洛中の火

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    斉藤さんの本は、読みやすい。メッセージが理解しやすいですね。
    私も全巻読みました。

    主人公は、狐。
    白駒山の仙人の弟子となり、修行ののち、人間に化けることができるようになります。
    仙人から白狐魔丸という名前をもらいます。
    そして、戦国の世のなかで、戦い続ける人々と知り合い、人間とは・・ということを知ろうとしていきます。

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    2010年03月02日
  • 白狐魔記2 蒙古の波

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    斉藤さんの本は、読みやすい。メッセージが理解しやすいですね。
    私も全巻読みました。

    主人公は、狐。
    白駒山の仙人の弟子となり、修行ののち、人間に化けることができるようになります。
    仙人から白狐魔丸という名前をもらいます。
    そして、戦国の世のなかで、戦い続ける人々と知り合い、人間とは・・ということを知ろうとしていきます。

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    2010年03月02日