あらすじ
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みんな悩みはある。で、この悩み、ダレの?
月夜に美しく浮かび上がる動物たちのシルエット。さて、この動物たちはだれでしょう。ヒントはユーモラスな悩みごと。面白くて、アーティスティックな絵本です!
・作/越野民雄さんからのメッセージ
ゾウの鼻は、あんなに立派なのに、しっぽはなんであんなに小さいのだろう。
ずっとそう思っていました。
顔にくらべて、お尻は、冷たくされている。
この本は、そんな、ちょっとさびし気な動物たちの、後姿を通して、
オレって、ボクって、わたしって、ダレだとかたりかけてもらいました。
そして、そんな彼らのいろんな悩みを知ってもらえたらうれしいと思います。
そう、強いところだけでなく、目立つところだけでなく、弱いところも、知られてなかった気持ちもわかってあげられたら、ほんとのいいともだちに、なれるはず。
・絵/高畠純さんからのメッセージ
「今度は、オシリからにしてみましょう。」
文章の越野氏、編集のIさん、ぼくの3人で打ち合わせた結果である。
オシリからみた動物たちのシルエット、そこにはある意味省略された形があるのだが、それを表現するために、おっとどっこい、ぼくはしっかりと動物園に足を運んだ。スケッチをし、いくつも写真を撮り、そして観察。あるときは、アフリカゾウにりんごを与えるというチャンスにも出合えた。(ぼくが持ってる棒の先からりんごを取り去るゾウの力は心地よかった。)
ゾウの大きなオシリはしわいっぱい、シマウマの縞のオシリは美しい、長すぎるキリンの脚はいつのまにかオシリに変化、シロクマの意外に小さいポテッとしたシッポ……。オシリにも表情がある。
この絵本、それらを、ブルー、黄色、白と黒で表現する。そして越野氏のちゃめっけある文章がやんわりとユーモアをかもしだす。
どうぞこの絵本をみてください。色や言葉やイメージを感じてください。
そうそう、ページを追うごとに変わる月にも、ちょっと注目を。
【対象年齢:3歳から】
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感情タグBEST3
Posted by ブクログ
こういうなぞなぞ的なものって、子どもたちだけじゃなく、読み聞かせをする大人もワクワクする。
どんな動物かわかった時、とってもうれしくなる。
うれしいからまた読みたくなる。
楽しい楽しい定番です。
おまけ画像
講談社全国訪問おはなし隊で、子どもたちにおみやげとしてプレゼントしている「ダレ・ダレ・ダレダ 」のミニ本。私も読み手としてボランティアで参加した時に、頂きました。
twitpic.com/9o94n6
Posted by ブクログ
暗闇のなかで浮かび上がるシルエット。
バナナとお月様の見分けがつかないお方や、
尻尾が小さすぎることがコンプレックスなお方、
温暖化の行く末が不安でたまらないお方などなど。
最後の全員集合種明かし、がとっても可愛かったですᵕ̈*
Posted by ブクログ
月夜にうかぶ影とヒントになる言葉から
ダレ ダレ?と聞いてくる。
遠くから見たら真っ黒に見えるけど
近くで見れば明暗変えた黒で描かれて
いるので分かる。
スタイリッシュな本だな。
Posted by ブクログ
おしりから おしりあいだね、この本で……
「オー・スッパ」「オレ・ダレ」に続いて。
「オレ・ダレ」とほとんど同じような内容のシルエットクイズ絵本。
ジャガー、ヒョウ、チーターの模様の違いをこの作品で学んだ。