名取佐和子のレビュー一覧

  • ペンギン鉄道 なくしもの係 リターンズ

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    伏線回収がすごい。
    第一章の姉弟の話で、これは恋愛に縺れ込むか?と想像してしまった自分が少し情けなくなった。
    みんながみんな本心を自分の中で抱え込んでいて、人と関わる中で一歩踏み出そうと思える心の移ろい見事に描かれていたお話でした。

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    2020年08月26日
  • シェアハウスかざみどり

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    最初はそれぞれに、なんだかなと思った住人たちが、個々のエピソードを読むごとに、ダメなところもあるけれど愛すべき一人に変わる。吸血くんがいい味出してます。若干うまくできすぎている感、くさすぎる感はあるかもだけど、それでもこういう、読後幸せな気持ちになれる話が私は好きです。

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    2020年07月25日
  • 寄席わらしの晩ごはん

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    煙たがられているフクちゃんとそのフクちゃんを見ることができた晴坊。寄席わらしとは何なのか?と不思議には思ったけれど、そんなことが気にならないくらいほのぼのした雰囲気が心地よかった。晴坊がフクちゃんのご飯を作るのと落語を学んでいくうちに、ちょっとずつ強くなっていっている気がして、応援したくなった。

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    2019年08月27日
  • ペンギン鉄道 なくしもの係 リターンズ

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    ペンギンがかわいい!

    キラキラ設定の姉弟は、正反対の性格かと思えば…
    小6と小4の兄妹の卒業旅行は水族館。
    病院の先生は妹と患者を重ねて、つい入れ込んでしまい、
    その病院で発見されたペンギンの素性が明らかに!

    4つのストーリーがペンギン鉄道を中心に描かれていて、登場人物も少しづつ重なっていて、読んでいてふんわりあったかい気持ちになる1冊でした。

    そこそこに登場するペンギンの描写のかわいさったらないです。

    こんな鉄道があったらなぁ。いや、ペンギン飼えたらなぁ

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    2019年08月25日
  • 逃がし屋トナカイ

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    文庫のカバーの絵が変わってから欲しくなって買った本。

    ただの連作ものかと思ったら、案外一つの結末へと向かう話になっていた。

    一話目は「よかったね」って話なんだけど、最後まで読むと「よかったね」の重みみたいなのが変わっていて、面白かった。

    二人の掛け合いもいいかんじなので楽しく読ませてもらった。

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    2019年08月09日
  • ペンギン鉄道 なくしもの係 リターンズ

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    ペンギンが乗車する列車、車両に出会えたら、あの頃の私なら追跡しちゃうだろうな…

    ペンギンの行方から始まり探し物、落とし物を探し、人との出会いから繋がり、そして守保の、もう1つの探し物が見つかる

    ホッと出来る物語でした。

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    2019年08月01日
  • シェアハウスかざみどり

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    ネタバレ

    ツイッター読書アカウントのフォロワーさんから教えていただいた一冊。
    晴生、暢子、麻矢、有。シェアハウスに集まってきた、年齢も性別もバラバラの4人と、その管理人である弓月との生活を描く。章ごとに視点が変わり、4人の過去が少しずつわかってくる。生意気で無愛想な弓月=吸血くんが、それぞれをフォローしていく。
    終盤で吸血くんの過去や謎も明らかになり、最後にはすっきりと伏線が回収される。
    面白かった!これは、早くも今年面白かった本にランキングされると確信。
    「やって後悔する方が、やらなくて後悔するより楽」
    という、有の雇い主の颯馬の言葉もよかったな。
    心が温かくなる良本に出会えた。

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    2019年02月07日
  • 江の島ねこもり食堂

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    ネタバレ

    優しくて強くて、心に残る物語でした。

    4世代に渡って描かれる江の島の食堂のお話。
    いきなり夜逃げシーンも描かれていて表紙から想像していたイメージを覆されました。
    主人公となるのはそれぞれその時代のねこもりたちですが、物語に寄り添うように猫たちが出てきます。
    夜逃げのシーン、ずらりと並んだ猫たち。また最初の方だったけれど、何だか涙が出てきました。

    最初から最後まで。
    一本につながるねこもりの歴史。
    じーんと心があたたくなります。

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    2018年10月24日
  • 逃がし屋トナカイ

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    逃げるというのはとても重い決断。比較的軽いノリで物語は展開するのものの、かなりヘビーなところに物語は収束していく。
    閉塞感が漂う町で、色々な人たちが複雑に絡み合っていく感じは、なかなかに読み応えがありました。

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    2018年06月19日
  • 江の島ねこもり食堂

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    装丁の店を確かめに江の島に行きたくなった。近くにいるのに行くことはほとんどない。たまには行ってみようかな。すみゑから麻布へと脈々と続くねこもりという血。ねこもりという役目はないけど、オイラも親父とお袋からこれでもかっていうほど良くも悪くも血を引き継いでいる。若いときはあんなふうになりたくないと思っていたけど、今となってはしっかり似ていると思うし、昔ほどの嫌悪感はない。なんでだろう?溶子が庄二郎を許し認めるのはちょっとわかるような気がする。「半分亭は猫とお客さんに助けられてつづいてきた店だ」を世代を越えて守る佐宗一家のひとりであることを誇らしく思えるようになったからこそだと思う。今日は母の日。お

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    2018年05月13日
  • 江の島ねこもり食堂

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    ちょっとしたグルメ小説なのかなと思って読み始めました。ところが出だしからなかなかハードな展開。そして話は約100年前に遡り…。江の島にある半分亭という食堂を代々営む女性達のお話です。
    江の島には何度か行った事があるので、風景を思い出しながら読みました。半分亭はここら辺にあるのかな?と想像しながら。
    強くて優しい話にとても感動しました。

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    2018年05月12日
  • 江の島ねこもり食堂

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    ねこもりって何だろう。
    江の島とねこもりのタイトルに魅かれて読んでみた。

    江の島に住む半食堂半民宿を営む女性たちの物語。
    代々江の島の野良猫たちの世話をする役目を
    受け継いでいる女性たちである。
    「ねこもりさん」と呼ばれる彼女たちは毎日猫の世話をしている。
    お返しに猫に不幸がこないように守られるような生活である。

    物語は2002年、高校生の麻布がねこもりのとき、
    大負債を背覆って江の島から一家が夜逃げする話から始まる。
    次の章は1915年、すみゑがねこもりのとき、
    島で知り合った少女からある預かり物をし、
    きっと取りに戻ってくるからという約束をかわす。
    1963年、ねこもりは筆。
    1988

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    2017年11月09日
  • 江の島ねこもり食堂

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    ネタバレ

    いきなりお店を放棄して夜逃げになったときにはどうなることかと思った。
    何か、ファンタジーなどんでん返しがあるとか、いきなり救世主が現れて救ってくれるとか…
    冒頭からそんな事は起きませんでした。

    江ノ島の「山二つ」にある、「半分亭」は、横に並んで三つの入り口があり、一番左が民宿、真ん中が食堂、右は家族の母屋の入り口で、この部分だけが二階建て。
    突然、何もかも捨てて去らなくてはならなくなった、佐宗麻布(まゆ)一七歳。

    半分亭は『猫とお客さんに助けられてつづいてきた店』
    佐宗家にはなぜか女しか生まれず、その女たちは、代々「ねこもり」を引き継いできた。
    ユエ、すみゑ、筆、溶子、麻布と続いてきた、女

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    2017年04月22日
  • 江の島ねこもり食堂

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    ネタバレ

    江ノ島に店を構える半分亭。
    その家の女子には、代々ねこもりという役割があってー
    100年、世代を超えて繋がる人と人とのドラマ、愛情がじんわりと心に沁みました。
    名取さんの、人を見つめるあたたかな眼差しは健在。読後は爽やかで優しい気持ちになれます。
    要所要所で顔を出す猫たちも、神秘的で憎めなくて、印象的でした。
    こんな風に、人や猫と繋がれたらいいなぁ

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    2017年04月16日
  • 図書室のはこぶね

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    ひとり1人が対等な存在である様子に新鮮な印象を受けた いいな野亜高校  軍港のそばという設定には、気付けないものがあるような…

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    2025年12月17日
  • 文庫旅館で待つ本は

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    館内に文庫(図書室)のある、家族経営の旅館が舞台で、大磯のあたりをイメージしながら読んだ。
    こんな旅館がもし本当に大磯にあったら、行ってみたいととても思った。海が近く、温泉があり、ご飯が美味しく、図書室があるって最高。

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    2025年12月14日
  • 銀河の図書室

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    ネタバレ

    大切なことは自分本位にならず、想像力を働かせることかもしれない。
    人は失敗するし、失敗しない人なんていないわけで、お互いに許し合うことができればいいけれど、なかなかできることじゃない。お互いの間違いを認め合って許し合う最後は青春そのものって感じがして綺麗だった。

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    2025年11月10日
  • 図書室のはこぶね

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    10年ぶりに「飛ぶ教室」が返却された理由は?体育祭までの一週間を描いた青春ミステリ。同じ高校を舞台にした「銀河の図書室」を先に読みました。こちらの方が少し前の世代なんですね。縁の人達も登場します。青春要素多めで爽やかな読後感でした。

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    2025年10月26日
  • 図書室のはこぶね

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    高校の図書室を舞台としたミステリーのような青春小説ですね。花音と朔太郎を中心として体育祭前の1週間が描かれて、スラスラ、スッキリと読める1冊ですが、花音が朔太郎に惹かれていくのがちと納得できない感が私は残りました。

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    2025年10月07日
  • ペンギン鉄道 なくしもの係

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    えー。シーグリッド・ヌーネスの「友だち」を読んでいたのですが悪魔のささやき
    「久々に飲みに行きましょう」
    と言われ、(えっ、ぶっちゃけ早く帰って友だち読みたい)「うん、いいよ」と答えてしまい
    しこたま4時間飲み、今帰宅
    はい。「友だち」、お店に何故か置いてきてしまいました

    ああああああああああああああっっっっ

    今ベッドで泣きながらこれを読み終えました
    ペンギンしゃん、ぼくもたすけてくだしあ
    積読が役に立つ日が来るとは

    ああ、ばやぐどもだぢよみだいいいいいい
    はあ、みなさんおやすみなさい
    (あ、これいい本でしたよ)

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    2025年10月07日