【感想・ネタバレ】図書室のはこぶねのレビュー

あらすじ

10年ぶりに返却された本の謎――
「はこぶね」のような図書室がつなぐ〈本と人〉の物語

10年前に貸し出されたままだったケストナーの『飛ぶ教室』は、なぜいま野亜高校の図書室に戻ってきたのか。
体育祭を控え校内が沸き立つなか、1冊の本に秘められたドラマが動き出す。
未来はまだ見えなくても歩みを進める高校生たちと、それぞれの人生を歩んできた卒業生たち――海を見渡せる図書室を舞台に描く、感動の青春小説!

第71回「青少年読書感想文全国コンクール」課題図書『銀河の図書室』の原点の物語

解説/松井ゆかり
装画/カシワイ

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

この本、初めて読むのに懐かしい感覚になった。高校生主人公だけど、周りの大人の立ち位置がよくて、これは中高生のときに読んでいてもおもしろかったと思える作品。
第71回青少年読書感想文全国コンクール課題図書高等学校の部「銀河の図書室」の原点の物語って、帯に書いてあるので、高校生ターゲットであるのかもしれないのだけれど。
学校司書の伊吹さんのあれこれが好き。三池満輝央は私の頭の中では、落合陽一さんになっている。(万博のニュース見た後のせい)設定的にもっと若いはずだけど。
高校演劇になっても面白そうな作品かな…。いや、このままがベストか。(高校演劇部出身)等と、いろいろ楽しめた一冊でした。

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2025年11月04日

Posted by ブクログ

小説に人生を支えられている自分は、本を中心に描かれる作品にどうしても心惹かれる。
それぞれの信念であったり、無自覚の諦めであったり。どのように信念を貫き、諦めずに進んでいくのか。
学生ならではの空気感や人間関係、若さゆえの未熟さや葛藤。眩しい青春には、懐かしさや羨ましさを感じてしまう。そして、主人公と共に謎を解き明かしていくストーリーは非常に面白い。いつの間にか、物語の中に入り込んでしまうことだろう。

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2025年08月22日

Posted by ブクログ

10年ぶりに返却された本の謎を解き明かしていく青春ミステリー。読み終わった後、静かな爽やかさを感じた。とても良かった。
一週間でも成長していく高校生たち、見守りサポートしながら一緒に前へ進んでいく大人たちがとても魅力的でした。


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2025年08月17日

Posted by ブクログ

本から顔をあげた瞬間、物語世界と自分のいる世界とのずれに視界が歪んだ。わりと読書に没入できていたことを、そこではじめて知る。

そうそうと納得してしまう☺️

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2025年08月17日

Posted by ブクログ

10年ぶりに「飛ぶ教室」が返却された理由は?体育祭までの一週間を描いた青春ミステリ。同じ高校を舞台にした「銀河の図書室」を先に読みました。こちらの方が少し前の世代なんですね。縁の人達も登場します。青春要素多めで爽やかな読後感でした。

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2025年10月26日

Posted by ブクログ

高校の図書室を舞台としたミステリーのような青春小説ですね。花音と朔太郎を中心として体育祭前の1週間が描かれて、スラスラ、スッキリと読める1冊ですが、花音が朔太郎に惹かれていくのがちと納得できない感が私は残りました。

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2025年10月07日

Posted by ブクログ

青春ものだけど、主人公が青臭すぎずとても好感が持てた。
先生達大人と生徒達の距離感も程よく、心穏やかに読める1冊だった。

作中作の紹介が上手く、思わず本を閉じて「読みたい」に登録した。

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2025年09月15日

Posted by ブクログ

青春でしたね。昔のことが知られるって、あまりいい気がしないけど、知られることで当時の悩みが解決できる仲間がいてよかったです。

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2025年08月31日

Posted by ブクログ

高校の図書室を舞台とした日常ミステリ。

学生ならではの青春や恋愛要素とミステリ要素が濃過ぎないいい塩梅でまとまった小説。

最終盤は結構重たいテーマに向き合うことになるけど、口下手ながらも主人公が投げかけた言葉にジーンときました。

同じ舞台の続き?の小説があるみたいだから是非読みたい。

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2025年08月15日

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