名取佐和子のレビュー一覧

  • やるせない昼下がりのご褒美

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    ネタバレ

    おやつをテーマにした短編集。
    6名の作家さんが1つずつお話を書いてくれていて、こういうのをアンソロジーというらしい。

    タイトルに「やるせない」とついてるだけあって、どのお話にも切なさが漂うけれど、甘いおやつがそれを癒してくれたり、前を向くきっかけになったりして、読後は優しい感動に包まれる。

    「楽園の代わりのカッサータ」は、映画みたいなおしゃれな雰囲気。
    不倫はダメだけど、誰かや何かにすがったり、現状を変えてほしいっていう思いには共感した。
    しかしこの相手の政治家はひどい男だ。
    ピュアなんだけど、結局自分のことしか考えてないんだよね…。

    「ファースト・アンド・オンリー」はキュンすぎてまるで

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    2026年07月27日
  • 銀河の図書室

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    イーハトー部、宮沢賢治とは思っても、何をするんだろうと思ったけれど、賢治がすごく好きな人、興味がある程度から関わった人など、それぞれに賢治の作品に影響を受ける。賢治の詩の解釈や深さに、改めて読んで見たくなった。

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    2026年07月26日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    大好きなアンソロジーシリーズ。
    今回は、初読の作家さんも多かったけど
    タイトル通りやるせないんだけど
    暗さはなくて、読後感がすっきり。

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    2026年07月23日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    どのお話も読み終わった時には少し元気が出てくるような、まさにご褒美のお菓子と似た味わいでした。「ファースト・アンド・オンリー」がお気に入りです。

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    2026年07月17日
  • 図書室のはこぶね

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    以前読んだ「銀河の図書室」のシリーズ1作目だった。
    知らなくて読み始めたが、何処かで目にした高校だ、そうだイーハトー部だ、って気がついた。
    土ダンも出てきたし、司書の伊吹さん、そして郡司先生(「銀河の図書室」は奥さんの方)も登場した。

    部活でケガをして目の前に迫っている体育祭に参加できそうにない花音が友達の代わりに1週間図書当番をすることになる。そこで「飛ぶ教室」の2冊目をカウンターの横から見つける。そしてその本には「方舟はいらない 大きな腕白ども 土ダンをぶっつぶせ」と書かれたメモが挟まっていた。いったい誰がこの本の持ち主なのか?ここから、花音と図書委員の朔太郎の持ち主探しと、メモの謎解き

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    2026年07月11日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    どのお話もとても素敵でした。
    それぞれの登場人物が抱えている陰を、おやつたちが彩り、背中を押してくれる。
    ほっこりするし、こんなおやつが食べたいなと思える作品でした。

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    2026年07月08日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    ネタバレ

    ほっこり短編集。
    一番最初の島本さんのだけ不倫ネタで、好きなジャンルじゃなかったけれど…他の話はほっこり読めた。
    織守さん、友井さん、名取さんの話が好き。

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    2026年06月23日
  • 銀河の図書室

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    4.5
    前作から数年後の同じ高校が舞台
    司書伊吹さんまだ居るし、前作の登場人物もチラホラ
    個人的に前作より内容が良かったと思う、ラストシーンも映画みたいで良かったし、明るい未来を感じられた。
    しかし私も風間さんの立場だったら同じ事をしてたと思うし、万琴さんの気持ちもよくわかるし、善行って難しい
    宮沢賢治読みたくなった

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    2026年05月28日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    ネタバレ

    【あらすじ】

    あの人と過ごす「おやつ」の時間が、
    今日を乗り切る力をくれる。
    おいしいものを愛する作家陣が、
    心とおなかの空腹をあたたかく満たす短編小説集。

    ●作品紹介
    妻子ある政治家と逢瀬を重ねる画家の朱莉。
    マスコミを避けるため延泊した伊豆の山奥のホテルで回想する、
    これまでのこと。
    ――島本理生「楽園の代わりのカッサータ」 

    なりゆきから、派手めギャルとして高校生活を送る陽子。
    クラス替えで再会した関優征は、かつて放課後をともにした相手だった。
    ――織守きょうや「ファースト・アンド・オンリー」

    両親の交通事故がきっかけで瀬戸内海の島に住む叔父に引き取られた碧。
    果樹が茂る庭の手入

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    2026年05月28日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    全体的に読みやすかったです。
    個人的な事情で読書に集中できない時間が続いていましたが、短編で読みやすく、またお腹も空いていなかったのに読み終わると何か食べなきゃって思う不思議な一冊でした。

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    2026年05月13日
  • 文庫旅館で待つ本は

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    ネタバレ

    しずかな波音、やさしい食事、ぬくもる温泉、そして何よりあなたのための1冊を。

    文庫旅館かぁ。
    いいなあ。
    こんな旅館があったら、是非行ってみたいな。

    私と同じ匂いがするのはどんな名作だろう?
    自分が円におすすめしてもらうなら、どんな本なのだろうか。
    そうやって考えているだけでも、面白いものだな。

    本作には、下記に記載している文豪の名作が紹介されている。
    本作を読めば、これらの本に興味を持つこと間違いなし!

    ●本編に出てくる文豪の名作●

    一冊目 川端康成 『むすめごころ』
    二冊目 横光利一 『春は馬車に乗って』
    三冊目 志賀直哉 『小僧の神様』
    四冊目 芥川龍之介 『藪の中』
    五冊目 

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    2026年05月09日
  • 文庫旅館で待つ本は

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    ネタバレ

    ちょっと感動系の話かと思ったら最後は重い展開?で予測してなくびっくり。
    見えない物が見える男の子の話が好き

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    2026年04月09日
  • ペンギン鉄道 なくしもの係

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    ネタバレ

    ほっこりかと思いきや最後まさかのお涙頂戴。
    ちょい人生に難ありの登場人物達が程よく繋がって、その後がわかるのもいい。
    ペンギンかわいい。

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    2026年04月02日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    短編はそれぞれの著者の作風が顕著に現れていて、ぐるぐる変わる世界観に飲み込まれながら、様々なおやつの複雑で繊細な魅力を味わい尽くすことができる。

    春とマーマレード
     一番好きな雰囲気だった。母の作ったマーマレードの味を、味覚や記憶を辿りながら追い求めていくなかで、徐々に明らかになっていく真実。

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    2026年04月01日
  • 図書室のはこぶね

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    学園物語的なものは自分にはどうかなと思ったけど、大人が読んでも楽しかったです。むしろ大人に読んで欲しい。

    今、学校現場も学校行事も変わりつつあって、良いように変わることもあれば、簡略化や、多数の人を配慮するあまりに楽しみがなくなっているものもある。
    そんな学校行事についても考えさせられたかな。

    しかもそこに図書室が、良いつながりの場になっている。よかったです。

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    2026年03月31日
  • 銀河の図書室

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    高校生たちのピュアな心と
    相手を思うばかりに、ちょっとした言動やしぐさで
    心が不安定になる様子が細かく書かれていた。
    出でくる先生方がとってもいい人。

    後半にかけて、物語がどんどん進んでいく。

    自分の正義を信じ、良いことだと思って
    行ったことが結果的な相手をつらい状況へ追い込んでしまう。そんな経験をしたら、自分の信念や生活も何もかも受容できなくなる。

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    2026年03月26日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    爽やかな読後感。
    ラストの1篇に出てくる、いちご水のおかげかも。

    織守きょうや 「ファースト・アンド・オンリー」
    友井羊 「春とマーマレード」

    どちらもミステリー畑の方だからかな、ラストシーンでニマニマさせてきたり、伏線回収してきたり、物語として好きな感じ。


    名取佐和子 「ドーナツ息子」

    ラストシーンで涙が出た。
    自分も同じような場面で、母を前に涙を堪えたことを思い出した。

    改めて自分が、物語の題材だとしてもアイドルや不倫が好きじゃないことがよくわかった。

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    2026年03月15日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    ネタバレ

    昼下がりのご褒美と、それにまつわる思い出。
    同じ食べ物にも、そこには一人ひとり違う、誰かにとっての大切な記憶がある。
    中でも、「春とマーマレード」がとても好きだ。日々の生活の中で、「食」を通じたひととひとのつながりを、丁寧に繊細に描く友井羊さんの作品は、食や人に対する愛に溢れていて、いつ読んでも心が安らぐ。
    どの短編も、あたたかく、素敵なお話だった。

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    2026年03月10日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    泣いちゃった。お母さんに会いたくなった。お母さんと一緒にご飯が食べたくなった。私にとってはお母さんだったけど、心に浮かぶ大切な人はそれぞれなのだと思う。
    食とは人の生活に欠かせないものであるがゆえ、「習慣」として認識してしまいがちだが、この本を読むと食が人とのコミュニケーションであったり、経験、栄養、思い出、愛情になると気づかせてくれる。全部が本当に素敵なお話だった。

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    2026年03月09日
  • 文庫旅館で待つ本は

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    2023年出版。247ページ。幾分ファンタジックな設定だな...と思いつつ、味わい深く読み進んでいたら、最後の最後で超重くドス黒い締めが来た。血、子孫・血縁、跡継ぎ...個人的には特段には縁のない認識だけど。読後感は爽快とは決して言えないが、読めて良かったと感じた。

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    2026年03月04日