名取佐和子のレビュー一覧

  • 文庫旅館で待つ本は

    Posted by ブクログ

    本に対して不思議な性質を持つ若女将の営む旅館を舞台にした連作短編集。どの話も一つ一つとても良くて、まさかそれが五冊目にしてあんな風に結び付きあっていくとは。という驚きの展開のある本だった。不思議なものの見える子どもとその母である人の話がよかったなぁ。すばらしく強い母。

    0
    2024年08月24日
  • ペンギン鉄道 なくしもの係

    Posted by ブクログ

    ペンギンが喋り出したりするファンタジーなジャンルか!?と勝手に想像しながら読み進め、最後までペンギンはペンギンだった。
    それぞれのなくしものが、次への一歩を踏み出す背中を押してくれるきっかけになっていて、日常の中にいろんなヒントやチャンスが隠れていたり顔を覗かせていたりするんだろうなぁと余韻に浸りながら、自身の日常を思い起こしたりもする。
    続編もあるようだが、最終章の続きが読めたりするのかな!?
    あったかい気持ちに包まれた読後感を味わえる。

    0
    2024年08月10日
  • シェアハウスかざみどり

    Posted by ブクログ

    あなたは、『シェアハウス』に興味があるでしょうか?

    “自分のお部屋とは別に、共同利用できる共有スペースを持った賃貸住宅”を指すという『シェアハウス』。一般社団法人日本シェアハウス連盟が発表した「シェアハウス市場調査2023年度版」によると、全国の『シェアハウス』の数は実に5,808棟にものぼるようです。インバウンド需要も影響していると言われる『シェアハウス』の増加。そこには、コロナ禍によって失われた人と人との繋がりを求める人の根源的な感情が影響を与えているようにも思います。

    しかし、積極的に入居を希望する人ならいざ知らず、特に関心のない人にはそんな社会の情勢は関係ないとも言えます。何か関心

    0
    2024年06月12日
  • ペンギン鉄道 なくしもの係

    Posted by ブクログ

    ペンギンと守保さんの組み合わせがなんとも言えない安心感(?)ゆるっとさ(?)がめっちゃお気に入りな1冊。
    オレンジ色のペンギンがいる3両編成の電車。
    いいなぁ~ペンギンに会いたい乗ってみたい。
    そしてふにゃ~とした笑顔で守保さんに会いたい。

    「生きてください。人は生まれたら、生きる義務があるんです。勝手に死んじゃダメです。あきらめちゃダメです。」
    この言葉も結構確信ついてると思う。

    0
    2024年03月17日
  • ペンギン鉄道 なくしもの係

    Posted by ブクログ

    どうせまた私を号泣させに来るんでしょ!と完全に身構えて望んだ。

    一話で猫を扱ってる時点で感動ものではなさそうなのにもう眼がぷるぷるしてくる。

    二話、三話と日常が続いて、最終話に「分かってるよ。今までのをクロスオーバーさせて想起させながら泣かしに掛かってくるんでしょ?」と思いながら読んだのに敢え無く号泣。

    名取氏好きだわぁ…

    0
    2024年02月14日
  • ひねもすなむなむ

    Posted by ブクログ

    明らかに僧や仏教が題材で抹香臭い小説なんかな?そのわりに表紙がポップだな。とかがキッカケで手に取ったと思う。
    基本的には近しい人への愛の向け方とか言うとまた肩苦しいけど、広く心温まる「日常の謎」系なのかな。

    ひたすらに読みやすい。題材も馴染みやすいのもあるし、文章とストーリー運びが良い。

    最後は続編のつもりで伏線拡げたのか、読者の想像を掻き立てる為の余白なのかわからないけど、それも良かったな。

    他のも読みたい!

    0
    2024年01月25日
  • ペンギン鉄道 なくしもの係 リターンズ

    Posted by ブクログ

    ペンギンを通じて、心温まる話が展開される
    物を失くすより、心のつながりを失くすほうが辛い
    生きるという気持ちを失うことも辛い
    と、思った

    0
    2024年01月16日
  • ひねもすなむなむ

    Posted by ブクログ

    いい意味で予想外だったので星4つです

    東北というエリアにおいても
    ただ時間がゆっくり流れているわけでもなく
    人の感情や思いはさまざま
    まして東日本大震災の遺族となると
    想像し難い

    そんな中でお寺を舞台に
    登場人物の思いが交差しながら
    でも常に清々しい気分に

    今を生きる、楽しむ
    という教訓を得ました

    0
    2023年12月30日
  • ペンギン鉄道 なくしもの係

    Posted by ブクログ

    油盥線の終着駅「海狭間駅」で織り成す、それぞれの「紛失物」を巡ってのドラマが、緩く繋がる短編連作。ペンギンと過ごす駅員の守保がとても温厚で、訪れる人の心を動かし癒しを与えるこの物語のキーマン。読んでる方も穏やかな気持ちになってきます。忘れてしまっていた大切な気持ちや感情を、ペンギンと守保と共に見つけ出し前向きに生きて行こうと人生を蘇生してくれる、心温まるお話し。何故ペンギンが出てくるのかも最後まで読むと分かります。こんな素敵な駅があったらいいのにと、愛くるしいペンギンに思いを馳せてしまいます。

    0
    2023年10月09日
  • ペンギン鉄道 なくしもの係

    Posted by ブクログ

    5,6年前に読んだ「金曜日の本屋さん」の作者さん。lisainuさんの「…リターンズ」のレビューで名前を見て、最初の巻から手に取ってみた。

    電車で忘れ物をして、鉄道会社の遺失物保管所を訪れる人たちのお話。
    そこに待っているのは赤い髪で笑うとフニャッと口角が上がったアヒル口がかわいい駅員とヘアバンドのような白い帯模様とオレンジ色のくちばしが目を引くペンギンのコンビ。
    訪れた人は不思議なコンビのふんわりとした雰囲気に癒されるとともに、自分の中に眠る忘れかけていた大事な気持ちを発見していく…と、まあ、普通に佳い話。
    ペンギンが電車に乗っているという突飛な設定だが、容易にその絵柄を思い浮かべることが

    0
    2023年10月10日
  • ペンギン鉄道 なくしもの係 リターンズ

    Posted by ブクログ

    ハートフル日常の謎のミステリーですね。
    「ペンギン鉄道なくしもの係」の二冊目です。
    四話の短篇連作物語です。

    今回は、家族を中心に、心の在り方のなくしものをした人々の物語です。
    四話がバラバラにみえて、最後にちゃんとつながりをみせる、面白さをかねそなえています。
    いっけん、強がりをみせている姉弟、兄妹、同級生、そして兄弟、それぞれのかかえている苦悩をペンギン鉄道を通して、描き出しています。
    ペンギンも、今回は苦悩するようにさまよい、ペンギンを追いかける迷い人たちを軽快な文章と、心の奥の迷いを謎解きめいて解き明かしていきます。
    最後の四話で見事にすべての物語が終結して、涙なしには読み進められま

    0
    2023年07月02日
  • ペンギン鉄道 なくしもの係 リターンズ

    Posted by ブクログ

    前作を読んで早速続きを読みました。
    今回は兄弟のお話。血が繋がっていてもいなくても。そして、そこの兄弟の話しがきたかぁーとなった最終話。
    ほっこりあたたかいお話しでした。

    0
    2022年03月10日
  • ペンギン鉄道 なくしもの係

    Posted by ブクログ

    謎のペンギンに惑わされ、途中まではファンタジーなのかな?現実感はないなと思いながらも、1話1話が面白くてさらさらっと読めました。
    そして、最終章。今までの登場人物がちょいちょい出てきたりしながら、ペンギンの謎が解明され唸る。これはリアル。リアルファンタジー。ファンタジー?
    ペンギンを飼いたいと思った事のある人には特にオススメします。
    初めて読む名取佐和子先生、読んでる途中から好きな作家さんに出会えたかも!と嬉しくなりました。違うお話も読んでみます。でも、先ずは続編から。

    0
    2022年02月23日
  • ペンギン鉄道 なくしもの係

    Posted by ブクログ

    ゆっくりの展開から急にスピードが変わる感じが面白かったです。
    基本的には、海を感じるまったり短編。
    最終的に伏線が回収されていくのですが、そこはあまり気にせず、雰囲気を味わえました。

    0
    2022年02月12日
  • 江の島ねこもり食堂

    Posted by ブクログ

    江の島に住みながら、猫のお世話と食堂を営む女性の話です。一世代に限らず、何世代にも続き、時間経過は100年ほどの壮大なスケールになっています。人との絆が次の世代にも受け継がれていく様にはとても感動します。恩を忘れない義理堅さを教えられた気持ちになりました。

    0
    2022年01月02日
  • ペンギン鉄道 なくしもの係 リターンズ

    購入済み

    一冊目より好き!

    シリーズものって、何となく一作目の方が面白いっていうイメージあったけど、このシリーズはリターンズの方が好きでした!

    どの章もテーマは「兄弟姉妹」で、それぞれちょっとワケアリだけど、どのペアもとっても温かい💖作者さんの心理描写が上手くて、その温かさを伝えるのに絶大な効果を発揮しています🎵

    0
    2021年12月19日
  • ペンギン鉄道 なくしもの係 リターンズ

    Posted by ブクログ

    心温まる短編4篇。
    遠足に行きたくない小学生の兄がイケイケの妹と遠足に行くお話。旦那の元に帰りたくない患者と、同じ名前の妹がいた看護師のお話。
    そして前三話に共通して出てくる赤髪のモヒカンの男の正体は…?
    読み進めれば現れる前作キャラとの関係性
    ペンギン鉄道シリーズは前三話を伏線にした最終話が特に心温まる

    0
    2021年11月25日
  • ひねもすなむなむ

    Posted by ブクログ

    中盤くらいから面白かった。予想にもしなかった音楽の話が出てきて興味を持って読むことができた。ギターを弾いていた千蓮ちゃんは実の父親のことをわかってるような文が一つだけあった。曖昧に匂わしてるところが良かった。気持ちが温かくなる場面もあれば、推理探偵のような場面もあって面白かった。お寺のことも知れて面白かった(檀家さんのこととか)。

    0
    2021年10月18日
  • ペンギン鉄道 なくしもの係 リターンズ

    Posted by ブクログ

    「ペンギン鉄道 なくしもの係」の続編。前回同様4章から成り、色々な人が駅や電車でなくしものをする。
    今回は守保の家族も出てきた。「あの時のあの人がこの人と繋がっていたのかー!」というような繋がりが面白い。

    「誰かとかかわることって難しいし、面倒なことも多いですけど、でもまずはかかわらなければ、助けることも助けてもらうこともできないんじゃないでしょうか?」

    0
    2021年02月22日
  • ペンギン鉄道 なくしもの係

    Posted by ブクログ

    名取佐和子さんの本を読んだのは2冊目。すごく暖かく、かつ平坦ではなく夢中で読み進めてしまうお話を書く方だなぁという印象。
    とある駅にある遺失物保管所「なくしもの係」に訪れる4人の失くしものをきっかけにした短編集。失くしものを見つけたら返してくれるのは勿論のこと、必要に応じてずっと預かってもくれるというのが特殊なところ。
    なくしものとそこで出会う人をきっかけにして、それぞれの主人公がその後どう生きていくかという軸を見つけていく物語。

    なぜなくしもの係にペンギンがいるのか、ということも明らかになる第4章が一番良かった。

    0
    2021年02月14日