名取佐和子のレビュー一覧

  • 江の島ねこもり食堂

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    ネタバレ

    江ノ島にある、100年続く食堂の過去と未来が描かれる。
    それぞれの時代を生きた、すみゑ、筆、容子、現代の麻布まで。
    ねこもりという、江ノ島に暮らす猫の世話をすることが、食堂の女性に課せられた役割だった。「半分亭」という店は、最初茶店だったのが、名物ツブ貝を使った丼「江ノ島丼」を生み出し、宿泊もできるように発展してゆく。
    そこへ夜逃げしなければならない事情が生まれるのだが、それも理由があった。

    「半分亭は、猫とお客さんに助けられてつづいてきた店」

    と代々受け継がれてきた。そこにはある猫が必ず現れている。
    最後に気になっていたことがぜんぶ明かされて、気持ちの良い終わり方。続編をあれこれ想像して

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    2021年03月29日
  • 江の島ねこもり食堂

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    江の島で代々、島の猫たちのお世話をしている女性たちの100年に渡るお話。
    「ねこもりさん」と呼ばれる彼女たちは、先祖代々猫のお世話をしているが、猫たちの方からもきちんと認められていて、ある時は島中の猫たちに見送られ、ある時は島中の猫たちに出迎えられる。そんな先祖代々の女の血筋‥‥「魔女の宅急便」や「コーヒーが冷めないうちに」を思い出しました。中には、ねこもりなんてやってられない!江の島を出たい!というのもいたりして、これは「あまちゃん」を思い出しましたね笑。
    大正から平成まで四世代の女性たちの生き様、とても胸を打たれました。個人的には「あまちゃん」タイプの溶子の章では泣かされました。「言ってく

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    2020年09月30日
  • ペンギン鉄道 なくしもの係 リターンズ

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    今回も最終章でボロボロ泣きました。
    電車で読まなくてよかった。

    前回に引き続き、読み終わった後に気持ちがホッコリ。
    今回も、それぞれ別のストーリーに見えて、みんな繋がってるのがよかったです。

    前のシリーズ読み直してから、リターンズを読んだので、感動もひとしおでした。

    また、続編出たらいいのにな。

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    2019年10月12日
  • 江の島ねこもり食堂

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    一度は行きたい江の島!戦前から続く食堂兼民宿の「半分亭」の女性は島の猫を見守る役目を担っている。その「半分亭」と、「半分亭」と「ねこもり」を引き継ぐ戦前、戦後、現代にわたる四世代の女性の話。猫たちもほんの少し手助け。序章で訪れる一家の悲劇。大事に続けてきた「半分亭」がなぜそんな事に…?の答えが戦前からの「半分亭」の家族達の生き方や、時を越えて絡み合う不思議な人と人の縁から導き出される。筆さんの章が1番好き。とても印象に残る作品。

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    2019年04月22日
  • ペンギン鉄道 なくしもの係 リターンズ

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    ネタバレ

    いろいろな形の「きょうだい」が出てきます。

    確かに、年の近い「きょうだい」とは、親子とは違う不思議な距離感がある。
    あねとおとうと、あにといもうと、あねといもうと、そして…
    この作品に出てくる、素敵なきょうだいたちは、みんな本物のきょうだいだと思います。

    そして、そんな「きょうだい」たちの間に神出鬼没のモヒカン君が異彩を放っているわけですが、彼にも彼の物語があり…


    窓から海を見ながら、電車に揺られて行きたくなります。
    寒いホームで、ベンチに座ってレッグウォーマーに首を埋めながら、一日に何本もない電車を待っていたくなります。
    大切ななくし物を待ちながら…
    ん?
    まず、何を失くしたのか考え

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    2019年01月21日
  • シェアハウスかざみどり

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    とても良かった。
    神戸の街を舞台なのも(名称は変えてるけど)好きだし、物語がとても優しく柔らかいのがなんとも言えない。
    読んでいて「あー本好きだなぁ」と何度思ったか。
    麻矢の話が1番好きだった。

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    2018年04月27日
  • 江の島ねこもり食堂

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    タイトルで選んだ初めての作家さん。
    江の島で長年営業してきた半分亭。その女主人の親子3代にまつわるお話。それぞれの主人公の若い時の話を中心に人と人のつながりが描かれています。猫との関係性も面白い。
    最初はどうなる事かと思いましたが、章立てを見ていたので安心して読み進めることが出来ました。
    個人的に江の島関連の本が続きましたし、母娘の三代葛藤話が続きました。
    こういう時代を超えてつながる話好きです。
    最後はうるっときちゃいます。お勧め。

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    2017年06月01日
  • 文庫旅館で待つ本は

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    読みやすく面白かった。それぞれ割と重い問題があり、ファンタジックな設定もありながら現実的な落とし所がちょうど良いなと思い好印象。最終章は相手側の家族が悲惨な事になり過ぎていて良い旅館、良いお話とまとめて良いのかと少しモヤるところはある。

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    2026年01月17日
  • ペンギン鉄道 なくしもの係

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    ファンタジー?不思議ちゃん?
    と思っていたら、最後におおっ!てやられた。
    うん、ハートウォーミング。
    続きを探しに行こう。

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    2026年01月13日
  • ペンギン鉄道 なくしもの係

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    腫瘍により記憶障害になり息子が亡くなった事を忘れ、ペンギンを飼ったことも自分の会社も忘れ頑固ジジイになってたのか。保守さんの自殺を止めてた、とか、これ伏線回収なのかーと思うところがありすぎて。名取さんすごく好きだ!

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    2026年01月11日
  • 図書室のはこぶね

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    10年前に貸し出されたままだった本が突然図書室で見つかったことから始まる物語

    ミステリー要素もありながら、この学校で行われる体育祭の伝統企画をより良くするために奔走する青春小説

    青春小説やけど、キラキラした恋愛とかはなくて一つの課題に立ち向かうかっこいい物語って感じやった

    所々に印象的な言葉があって、学校での人間関係とかいじめに対する感じ方をしっくりくる文章で表されていて身に沁みました

    学校生活の中で一つでも没頭したと言えることがあるのはほんとに幸せやと思うし、そういう青春を羨ましいなって気持ちも抱きながら読んでました

    ほんとにこの作者は本が好きなんやろうなって感じました。別の作品も

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    2026年01月10日
  • 図書室のはこぶね

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    面白かった!
    美男美女ばかりの恋愛ものに飽きた、学園ものの中にミステリー要素も欲しい、なんて人にお勧め。
    中高生にピッタリな良い作品。

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    2026年01月02日
  • 図書室のはこぶね

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    個人的に「はこぶね」という言葉になんとなく惹かれる人で、タイトルに「はこぶね」がついてたので読んでみました(笑)


    著者である名取佐和子さんの作品は初めてでしたが
    とても読みやすかったです。

    この本のあらすじは...
    代打で1週間だけ図書委員を任された花音は、
    図書委員をまかされた初日に「飛ぶ教室」という文庫を掃除しながら見つける。その文庫にはメモ書きもあって、しかも図書室にその文庫はすでに存在してあり、存在するはずのない文庫を見つけてしまった。花音はその文庫がなぜここにあったのかを調べることに...


    物語はTHE青春の話。
    主人公が代打で図書委員をつとめる1週間に
    ギュッと物語が詰ま

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    2025年12月18日
  • 銀河の図書室

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    ネタバレ

    青春だった。キョンへの弟潤平が亡くなった時のマスヤスの言葉が感動で涙止まらんかった。我慢したんだよね。
    3人のバランスがよかったし、そこに絡んでくる人たちも誰も憎めないキャラのいい人ばっかりでさーっと読めて面白かった。

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    2025年12月08日
  • 銀河の図書室

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    ネタバレ

    読書記録です。読んでない人は読まないでね。

    SNSネイティブな高校生が、驚くほどオトナな思考ができてる設定の本を読んできたけど、この本の登場人物は昭和のおばちゃんが共感できる子が多かったので読みやすかった。
    図書室でイーハトー部という同好会でつながる高校生4人の物語。
    イマドキな高校生ではなくて、ちゃんと部活をしている姿が好ましい!自分の行動をフィードバックできる力があること、自分と向き合うことができるって大事だとしみじみ思うラストでした。みんないいこだー

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    2025年12月06日
  • 銀河の図書室

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    高校の夏の読書感想文課題図書でもある作品。
    最初はよくある高校青春時代の内容で面白みを感じられなかったが、だんだん謎解きっぽくなり結末が気になって仕方なかった。
    読むと、おそらく多くの人は宮沢賢治が気になると思う!有名どころの本ばかり書いていただけでなく、本に関連しないことでも多岐に渡ることをしてきたことが分かった。そして、岩手に行きたくなる!

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    2025年12月02日
  • 銀河の図書室

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    「図書室のはこぶね」の続編。
    高校の「イーハトー部」という、宮沢賢治作品を研究したりする同好会の物語。
    前作の記憶があまりなかったけど、新たなお話として楽しめた。

    宮沢賢治は、残念ながら全然馴染みがなく、あまり知識もないので、知っていたらもっと深く味わえたんだろうな。でもチカたちの青春の物語として、十分面白かった。

    賢治さん大好き風見さんの不登校の謎。イーハトー部員三人や、その回りの人たちが抱えた悩み。
    善きことをしたいという気持ちを持ちつづけることが、本当の幸い。
    チカの最後のビブリオトークは、心を打たれた。

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    2025年11月29日
  • 文庫旅館で待つ本は

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    名取佐和子さんのハートウォーミングストーリーですね。
    自分探しの心温まる物語です。

     避暑地の海岸近くに位置する戦前から創業九十年を超えた凧屋旅館を舞台にした、お客さんと若女将の丹家円の交流を描いた短編連作五話。
     この凧屋旅館には、数千冊の文庫の書庫があり、文庫旅館としても知られている。円の曾祖父の清の友人の海老澤から譲り受けた歴史のある文庫だ。
     ところが円は幼い頃から、本から出てくる香りを強烈に感じる体質で、本を読むことが出来ない。そして、訪れるお客さんからも香りを感じる事が出来る特異体質なのだ。
     それぞれの章で、心にうっぷんを抱えた客たちが、円が文庫から選んだ本に寄って、自分回帰を

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    2025年11月28日
  • ペンギン鉄道 なくしもの係 リターンズ

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    短編連作で、それぞれに散らばられた伏線を最後の話で回収するの本当にすごい。

    ペンギンが乗るペンギン鉄道乗りたい。
    昔、飼われてるペンギンが自分で魚を買いに行く動画見たな。日本で。ピングーのリュック背負ってた

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    2025年11月07日
  • ペンギン鉄道 なくしもの係

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    電車での忘れ物を保管する遺失物保管所、通称・なくしもの係にいるのは赤毛の駅員とペンギン。
    短編連作で、最後にペンギンの色々など明かされて「おぉ!」となった

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    2025年11月07日