名取佐和子のレビュー一覧

  • ペンギン鉄道 なくしもの係

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    なぜかペンギンが乗車してくる、通称"ペンギン鉄道"の遺失物管理所を訪れる人たちが、そこで忘れ物だけでなく、自分がどこかで見失っていた気持ちを取り戻し、前向きになっていく様子を描いたストーリー。

    ペンギンが電車に自由に乗り降りしたり、その世話をする駅員の守保くんも味があって、ファンタジーな世界観満載。

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    2023年09月04日
  • 逃がし屋トナカイ

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    正確に書くと星3.8。
    文章が軽くなく、内容としても面白かった。
    なかなか小説で逃がし屋の話がないので、それも新鮮味があって面白かったし、リアルさがあった。
    他の人も言っているように、まほろ駅前シリーズと似ている。
    だが、こっちの方がよりダークな面がある。

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    2023年06月27日
  • ペンギン鉄道 なくしもの係

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    自分探しのハートフルストーリーですね。
    四話の短編連作小説です。

    電車の中に、何故かペンギンがいる。
    乗客は慣れているのか、驚いた様子がないけど?
    そんなメルヘンの趣を持つ、心温まる物語です。
    ペンギンが何かするのでは無く、ペンギンはペンギンとして飼われていて、電車の中を散歩する。うらやましい鉄道会社の話。鉄道会社の遺失物係が飼育して、遺失物係「なくしもの係」が飼育している。そしてこの「なくしもの係」が物語の舞台になります。

    電車の中でなくしものして「なくしもの係」を訪れた乗客と「なくしもの係」のイケメン駅員とペンギンが織り成す、自分探しの物語ですね。
    第四話で、この物語の謎が、明らかにさ

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    2023年06月20日
  • 江の島ねこもり食堂

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    表紙の絵と題名からは想像もできないような大河ドラマだった。全く予備知識なしで手に取った本でこんなに一気に読んでしまったのは久々かも。100年以上の時を同じ血筋の女性の生き方を通して書いてる本。きっと江ノ島を知ってる人なら風景が目に浮かぶように読めるんだろうな。

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    2022年10月28日
  • ペンギン鉄道 なくしもの係

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    全4章のうち3章までは登場人物にモヤっとする、登場人物が活かされてない、そもそもペンギンが必要なのかと思いながら読む。
    その印象は4章で大きく変わる。ペンギンがいる理由、ひたむきに世話をする理由、変わった場所にある理由。一つ一つ腑に落ちて、この物語が好きになる。

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    2022年08月03日
  • シェアハウスかざみどり

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    なんてことないはなし、のはずなのに、最後のどんでん返し的な流れにはまったのには驚いた。
    でもなんかしっくりとした感動が生まれなかったのも事実。
    みんな何かしらコンプレックスや脛キズを持ちながら、生きてるんだなぁ。それを皆が少しでも思ってくれていたらもう少し生きやすい世の中になると思う。
    そんな感想をもちました。

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    2022年06月16日
  • 寄席わらしの晩ごはん

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    ほのぼのと読み進めました。
    「笑う門には福来る」のとおり、おおらかに日々を重ね、誰かを赦す。
    難しいけど、できるようになりたい。
    晴坊の過去も知りたいし続編希望!!
    そして、久しぶりに落語心中のドラマ観たくなったなぁ。

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    2022年03月17日
  • ひねもすなむなむ

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    許しと成長の物語。坊さんは仏様ではないからと言う言葉があって確かにそうだよなぁと思いつつ読んだ。あらゆる宗教があって混沌としている世の中でも、まだまだ檀家と寺のつながりや絆の強い地域はたくさんあるだろう。そんな地域で、ほかの地方からやって来た坊さんが成長していく姿が淡々と心情は割と激し目に描かれている。人は人に触れ、話しその中でしか成長出来ないのかもしれないと思った。

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    2022年01月13日
  • 飯テロ 真夜中に読めない20人の美味しい物語

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    タイトルでハードル上げすぎてる。質量のある作品もあれば軽~いものもある。味噌汁王子は飯テロ強めでもあり、美容師お仕事ものとしてもとても興味深かった。

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    2021年11月29日
  • 逃がし屋トナカイ

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    人情味豊かだけどちっともほのぼのじゃない、個人営業の零細運送業者が運ぶハードで悲惨な人生ドラマの数々と、その背後で蠢く闇のビジネス。

    敵役が神さんのトラウマをわざわざ解いてくれるの何でだろう?謎だ。

    「ツインテールの娘」が何だか切なくてツンと来る。

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    2021年12月05日
  • シェアハウスかざみどり

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    それぞれが事情を抱え、導かれるようにシェアハウスおためしキャンペーンで風見鶏が構える洋館に住むことになった4人の住人達。
    吸血と呼ばれる管理人の弓月。

    一章ごとに住人一人ずつその事情が語られていき、最終章の契約満了日、クリスマスに一つの物語にまとめられる。

    不器用で傷つき、後悔しながらも逞しく生きてきたそれぞれの人生の中で、出会いは一瞬でも知らず知らず誰かの力や心の支えになっていた。
    そんなお伽噺だけれど、絵空事ではないような。
    少し羨ましく思ってしまうお話。

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    2021年03月02日
  • ペンギン鉄道 なくしもの係

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    ただのマスコットというか、現実社会との区別のためだと思ってたペンギン。
    そのペンギンがいる(要る・居る)意味があったのが軽い衝撃だった。

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    2021年02月06日
  • 飯テロ 真夜中に読めない20人の美味しい物語

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    投稿サイトのカクヨム「美味しい話&恋の話短編小説」受賞者主体(そうじゃないものもある)

    仕事帰りの車中で読んだが、煽り文句程飯テロ感は。。。

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    2021年01月24日
  • ペンギン鉄道 なくしもの係

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    実際に存在していたら受け入れ難いような登場人物が出てきて、いろんな感情にさせられたけれども、守保くんが全部あったかい気持ちにしてくれる。
    損得勘定ばかり先走ってしまう自分だけれども、守保くんのように還元できる人間になれたらなぁと思いました。

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    2020年08月12日
  • ペンギン鉄道 なくしもの係 リターンズ

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    ネタバレ

    モヒカンがまさかの弟、そしてマジシャンという似合わなさ。
    どの話も良かったですが、個人的には姉弟の話が良かった。最後もしっかりフラグ回収してくれてすっきりです。
    ペンギンが乗ってる電車、ほんと乗りたいです。

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    2020年02月19日
  • ペンギン鉄道 なくしもの係 リターンズ

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    ペンギンが電車に乗ってたら和むわ~。本来、遺失物保管所ってなくしたものを引き取りにいって終わりだと思うが、ここは引き取りたくなければ預かってくれるという。しがらみのある物とかね。特に離婚届けをなくした話が良かった。

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    2019年07月30日
  • 寄席わらしの晩ごはん

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    ネタバレ

    名取さんのご本は、人間愛に満ちていて、どんな人物もあたたかく優しく包んでくれるその眼差しが大好きです。今作で、その視点は、落語にもルーツがあったんだなと感じることが出来ました。
    フクちゃんの存在をも認めて迎え入れてくれる寄席の皆さんのあたたかさに、読んでいて心がほっこりしました。
    主人公の過去は全く明かされないままだったので、続編に期待しています!

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    2019年03月31日
  • ペンギン鉄道 なくしもの係 リターンズ

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    続編。相変わらずペンギンはかわいい。
    でもなんか、1のほうが面白かった?とゆうか、1を読んだときとわたし自身が変わったから?
    最後はほっこりした。

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    2019年01月06日
  • シェアハウスかざみどり

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    北屋丘町の古い洋館に集められた4人と管理人。それぞれが抱えた問題をなぜか管理人の弓月が解きほぐしていく。なぜ4人が集められたのか、風見鶏がいなくなり、弓月の行方もわからず…そこからラストに向け、散りばめられていた伏線が回収されていく。ラストはなんだかジーンと。氷が溶け、春を迎えるような、そんな温かさがある一冊。ドラマ化とかしたら面白そう。

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    2018年08月07日
  • 逃がし屋トナカイ

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    昔なら、「夜逃げ屋本舗」ですかね。
    もっと、シビアな感じもするけど
    ある種のドライ感があってよい。

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    2018年07月16日