中野雅至のレビュー一覧
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ネタバレいわゆる「天下り」問題について述べた本。この本で特に問題とするのは、キャリア官僚のうち、課長や企画官以上のポストにつく人が関連法人などに再就職する天下りで、これは全退職者(約1200人)の約6割にのぼる。
興味深い記述
・天下りは国交省、厚労省など産業界との繋がりが深く、関連法人の多い官庁に多く、防衛省など関連法人が少なく、新しい省庁には少ない。また、環境省には上の定義にあてはまる天下りは存在しない。
・発生の背景
50歳前後での早期退職慣行、年次主義(同期横並び昇進)、年金水準の低さの3つ。
1つ目は若手に道を譲って昇進を促す狙いや、官庁内での派閥争いが関係する。
そして3つ目は意 -
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ネタバレ[ 内容 ]
「格差」は政策によって生み出された人工的なもの(=政災)か、それともグローバリズムに身を任せた自然な結果(=天災)か。
今後、格差社会が深刻化するにつれ、犯人探しが大きな論点になってくる。
格差が容認される社会から一転、多くの国民が格差に憤りを感じる日は訪れるのか?
異色の元キャリア官僚による近未来社会のシミュレーションで、日本の将来像が浮き彫りになる。
[ 目次 ]
第1章 格差社会は「政災」か、それとも「天災」か
第2章 本当に小泉政権は格差拡大の真犯人なのか
第3章 「格差容認」から「格差への怒り」に変わるXデーの条件とは
第4章 富裕層は追いつめられるのか―「小さな政府 -
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ネタバレ※かなりネタバレレビューかも。
本屋でサラッと流し読みした程度だが、今のわたしにとってためになることが多かったので、近いうちに購入予定。
●大学のなどの授業は3ヵ月スパンであることが多い。
→そこで独学でも3ヵ月をめどに勉強。
●(3ヵ月のスケジュールの例)
2週間:新書で相場観を得る
1ヵ月:そこそこレベルの新書で勉強
1ヵ月:各論に突っ込む
2週間:知識の確認
●試験とは基本的に「受かって欲しい」という願いのもと問題作成されている。
→基礎をしっかりすれば確実に点は取れる。
●1週間に1回、早朝勉強を組み入れる。生活にリズム感を出す。
→リズム感が出るようにな -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
所得や教育の格差が拡大している今、なぜあなたの努力は報われず、要領がよく自己アピールに長けた人のほうが評価されるのだろうか。
それは、格差社会の勝敗を決しているのが「見た目」だからだ。
自分の考えを上手にアピールできる人は、社会を生き抜く上で重要なコミュニケーション能力にも秀でている。
本書では、あなたの努力を実らせ、格差社会を勝ち抜くための方策を考える。
[ 目次 ]
序章 「明日が楽しみ」と言えますか?
第1章 長期不況は庶民の責任か
第2章 報われない高学歴者
第3章 ワーキングプア
第4章 「勝ち組」の根拠
第5章 イバリーマンの勝利の理由
第6章 格差社会のゆくえ
第 -
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さてさて、今日の日経新聞にも出ていましたが
日本のM&Aが増えているみたいですね。
そんな中で、市町村などの合併もよく聞くなぁと
思いませんか?
両方ともコストカットが目的の一つだったりすることも
あると思っているのですが、民間企業の場合
○○人カットとか公表していると思うのですが
公務員の場合はどうなんだろうと
考えたわけです。
少し調べたところ、公務員はクビにしてはいけないみたいですね。
政治家が変わったときに、ついでに公務員を
ころころと変える事を防いでいるみたいです。
という事で、長い間公務員を
してきた方の著作を読んでみました。
正直、新しい視点や発見などはない一冊 -
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格差がマスコミで取り上げられるようになって久しいですが、この本は、格差を是とするでも、非とするでもなく、冷静に分析し、これから格差社会はどうなっていくのかを、様々なデータを基に予測しています。
一昔前の日本は、大きな政府であって、あまりにも平等を重視しすぎたために、様々な問題を抱えていました。そこで、世界的な流れもあって小さな政府へとシフトしてきたのですが、そのことにより、規制緩和などが行われ、競争が激しくなったことから、格差が顕著になってきたと言われています。
実際に、下層階級の人が増えており、格差が拡大していると言われていますが、非自発的にそうならざるを得ない人たちももちろんいるだろう