中野雅至のレビュー一覧
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これからの学歴の価値。
筆者自身、学歴(大学卒など)と学校歴(どの大学卒業)など、言葉の定義をしていて、どちらかというと学校歴目線でどのような展開が今後予測されるかを書いた本。
例えば
東大さえでて、有名大企業に勤めてゴールが最高という終身雇用の安定時代は終わっている。
大学も格差が広がる、そして大学もブロック化(東大がずば抜けという感じではなく、東大と一流国立、一流私立がなどがブロック化する)ピラミッド構造になる。
など
まあ、事実そうなっているよね。と実感もって理解できる。
ただ、現実も確かにそのとおりなので、特に意外性はない。何となく感じていたことに理屈付けをされているような気分。
色々取材をして記載している部分(二次情報)が多数だけど、筆者が自分の子供を中学受験させた部分(一次情報)が面白かった。
やはり自分が体験したからこその独自の考え方がされていると薄っぺらくないし、リアリティだとか、個性が感じられて面白い。
例えば、子どもを満員電車に乗せたくないと思ったとか、親なりの心配が吐露してあったりして。
取材系の話は以下が面白かったです。
アメリカの一流大学(ハーバード、MIT、スタンフォード)がオンラインで授業を公開し、宿題を出し、提出させている。この仕組みで、世界中の優秀な人材を入学させられる。
という情報が、かなり面白かった。
知、人を集める事、インターネットにより、ここもグローバル競争になっているんですね。
日本はなかなかそういう視点に立ててないんだなと。 -
Posted by ブクログ
正規の大学教授になりたいのであれば、有力学会誌に査読論文が複数掲載されることを目指す。最初は、業界紙への寄稿から始めるとよく、ほかに、論文に近い学術書を執筆した場合も、これに準じる評価を得る。学術論文は、パターン化でき、①仮説、②先行研究、③実証方法、④結論、の順番で述べていく。これらのパートを埋めるための情報収集が必要である。特に、先行研究の調査は、論文のテーマの着想を得るのに重要で、実証方法プロセスでは、統計学がものを言うが、コンピュータソフトに任せきりにせず、統計の基礎的な考え方は、理解しておく必要がある。
ただ、大学教授は、ポストが空かない限り、募集がかかることはなく、また、公募と言っても、人脈などで出来レースになることもあり、ポストを大量に公募する新設大学や新設学部、ハードルの比較的低い、客員教授や特任教授を目指すという方法もある。 -
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本書で紹介されてる官僚の仕事の流れとかは、特に真新しくもなく見方が変わったというようなことはないけど、ところどころ参考になるところはあった。
わからないまま悩むより、上司に相談に行けってこととか、「◯◯はどうすればよいか」と尋ねるのではなく「◯◯はこのような方向で進めていこうと思いますがよろしいでしょうか」というのが良いとかいうのは、特に前者は某学校で、わからないまま悶々として周囲に迷惑かけるより、指導受けで自分が何度も怒鳴られたりする方がどんなにマシかってことを実感したし、後者についてもこれだけは覚えておけと座学でもいってたけど、うちの組織特有のやり方ということでもなかったんだな。
付箋やクリアホルダーの活用は実践してみたい。 -
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一時期流行った、官僚の仕事術系の一冊。著者は、厚生労働省のキャリア官僚から、大学教授に転身した人物。官僚の仕事の中核はインプットとアウトプットを繰り返す知的業務であるなど、官僚の日常や仕事の進め方がよくわかる。
ただ、肝心の仕事術については、他の類書と比べて、あまり参考になるような点は少なかった。そのなかでも、仕事のスケジュール管理として、仕事の締切を短期、中期、長期に分けてそれぞれ、付箋、クリアホルダー、チューブファイルorノートで管理するという手法は参考になった。また、「書くために読む」というアウトプットを意識した読書や調査という姿勢も見習いたいと思った。
あと、官僚の優秀性を強調しているが、本書を読んでも、正直、どういう点が優秀なのかがあまり伝わってこなかった。官僚の仕事の非効率さはよくわかったが。 -
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頭の中の有効的な隙間整理ができないとどんな職種の人間だって両立することは不可能だろう。
やはり本を出すぐらい結果を得ている人の意見とこれからその人の本を読みその内容を実行しようという人との差は開きすぎている。
勉強法や能率的仕事術という類の本は本当に必要になった時ではなく、心に余裕のある時に集中的に大量に読んでおくものだと思う。今は必要はない、しかし将来のため頭にうすーく残しておこう。それぐらいの気持ちでいるのが成功する条件だと思う。
この世の中公務員職は特に大変だ、その中でも両立をすることができる人とそうでない人運命の道はかけ離れていくのだろう。もうちょっとゆっくりと歩ける世の中になれば良いのに。 -
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少し刺激的なタイトルですが、この著者であれば納得というところでしょうか。
さすがにいろいろな立場の公務員を経験され、今は民間という立場で論じていますので、興味深く読めました。
気になった部分をメモしてみました。
「公務員のリアリズム」=現場で働く公務員のための「仕事の指針」、「仕事の哲学」
公務員共通の問題・悩み①仕事の哲学(=公務員のリアリズム)、②労働条件、③自己啓発
「社会問題の解決」という概念が最も公務員を奮い立たせる
日本人:何かと政府や公務員などの他者に依存する一方で、国家のために武器を取るとは考えない。いつの間にかそういう体質の国民になってしまった。だからこそ社会問題が無数に生まれる。
社会や国民というソトが納得しない限り、公務員はウチ向きの哲学を作れない。これが日本の公務員だった。しかし、ソトが納得しようがしまいがウチ向きの哲学を作らないと公務員は疲れ果ててどうしようもない
キャリア官僚の仕事の哲学:「自分の専門能力を通じて国(民)に貢献する」
専門知識=企画立案能力・調整力
市町村職員が住民から敬意を集めるためのポイントは、「部分最適に立ち向かう勇気」
「住民と真摯に向き合う」ための自己啓発に力を入れる
市町村職員の強みは、仕事の対象が間近で見えることに加えて、政策の効果がわかりやすい
国民の公務員に対する5つの見方
①有権者、②納税者、③消費者、④労働者、⑤求職者
公務はチーム労働
個人として単独で行動することはないので、個人として認められる機会は少ない
今後、公務員の仕事へのモチベーションを考えるとき、「チーム承認」という言葉がポイントになる
「全体の奉仕者」は美しい言葉だが、あまりにも現実離れしすぎている。社会や住民に役立つことだけで満足する人はいない。だからこそウチ向きの仕事哲学が必要
仕事を通じて自分自身がどう成長するのか、どういう能力が培われるのか、そういうことを積極的に示さないと、公務員になる人はますます少なくなる。人材の質は確実に下がってくる
公務員の仕事は現実に能力開発につながるのだということを具体的に示すことも重要。
公務員を辞めた後、公務員時代に培った専門知識や仕事術で活躍する人材を1人でも多く輩出することが、現役公務員のモチベーションにつながる
肚の据わった公務員→仕事の哲学の有無、仕事に対する考え方が確立されている人。その哲学を支えるのは、自己啓発で培われる「どこでも食っていける」という能力
<目次>
第1章 公務員の環境はなぜ激変したのか?
第2章 公務員は何のために働くのか?
第3章 タブー視されてきた疑問、「公務は自分に役立つのか?」
第4章 キャリア官僚の誇りは、どうすれば保たれるのか?
第5章 ノンキャリア国家公務員の本当の悲哀
第6章 日本で最も中途半端なエリート―都道府県職員の悩み
第7章 高学歴者が殺到する市町村職員の将来性は?
第8章 専門職公務員と安保・治安系公務員の悩みと懸念
第9章 公務員は「おいしい職業」か? -
Posted by ブクログ
≪目次≫
はじめに 大学教授の給料は私立の中高一貫校に子供
を通わせるのに十分か?
第1章 これからの学歴社会の見取り図
第2章 超一流大学を目指すのはどこまで得なのか?
第3章 子供の学歴に最も影響を与えるのは塾でなく 親
第4章 サバイバル能力をどうやって身につけさせる か?
第5章 偏差値から専門能力重視に変わる教育業界
第6章 グローバル化を目指した教育
第7章 グローバルな専門教育というタフだけど夢のあ る教育投資―フランスのバレエ学校の事例から
終章 21世紀の学歴戦略
≪内容≫
思ったものと内容が違った。もうちょっと教育寄りかと思ったが、保護者(親)目線が第一で、次は評論家的な視点だった。まあ、言いたいことはわかるし、妥当な話だと思う。ただもうちょっと日本の内需を好意的に見てもいいじゃないか?と思う。日本はもうダメ的な(特に文系の大学教育、ひいては書いてないけど高校教育も)書き方だけど、私はガラパゴス的な部分を好意的に見ていきたいけどね… -
Posted by ブクログ
「格差」はほんとうに広がっているのか、それは小泉のせいか誰のせいか、というところはたしかに気になる。でもそれは出発点にすぎない。ぶっちゃけ長期的に格差は広がりつつあるし、この先も広がるだろうけれど、そのとき日本の大衆はどのような意志を示し、政府はどのようにそれを利用するか。そういうことを大胆に予言するところに、本書のおもしろさがある。
しきりに「小さい政府を目指す」と強調した小泉政権だったが、欧州どころか米国に比べても日本はすでに「小さい政府」であるというのが著者の主張。国民は、格差拡大に不満はあっても「怒り狂う」ことはないだろう、というのが著者の予想。日本は、「ワークフェア」(働くことを福祉とする)国家を目指すだろうし、目指すべきだというのが著者の提言となっている。
国家的にも、また企業としても、より教育・能力開発の負担を求める著者だが、たとえば本田由紀や、山田昌弘あたりの主張と比較してもおもしろいかもしれぬ。「企業はどういう能力の労働者を求めているか明らかにすべき」というのは、いやまぁそうなったらラクだろうけれど、それを企業がやるインセンティブがどこらへんにあるのだろうかとも思う。
いや、言い切りがおおくて、勢いがあって、読みやすい。おもろいかおもろないかで言うたら、そりゃーおもろいほうだと思う。