中野雅至のレビュー一覧
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役所や公務員の環境が変わっていく中で、どのように公務員は仕事をしていけばよいのか、提案した一冊。、全体の奉仕者という現実離れしたものでなく、「ソト向き」「ウチ向き」の哲学、「仕事の哲学」をしっかりと持ち、肚の据わった公務員になるよう勧めている。なお、最も中途半端なエリート都道府県職員というのはうまい...続きを読むPosted by ブクログ
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用件などについて詳述されており大凡のイメージを掴むのに良い。ただ、正職員としての教授になるのに近道はないのだと分かった。Posted by ブクログ
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厚生労働官僚から大学教員に転職した中野雅至氏の転職までの顛末記。いわゆる「天下り」ではなく、真っ当に大学院に通い、論文を書き、公募に応募し続けて、やっと大学教員になれたいきさつが、赤裸々に面白おかしく書かれている。
コネや大実績なしでの一公務員(サラリーマン)から大学教員への天職が不可能ではないこと...続きを読むPosted by ブクログ -
やっつけ仕事が多かったり、苦情やクレームで日々忙殺される中、この本を読んで、俯瞰した目線で改めて仕事を捉えられるようになりました。
この仕事によって自分がどのように成長できるのか。一見ムダなことのように思えても、処理した後に少し振り返り、何を得たのか考えながら仕事をしていきたいです。Posted by ブクログ -
厚労省の官僚から大学教員へ転職するすさまじい記録。
全てをさらけ出して書いてくれているので、かなり参考になった。Posted by ブクログ -
官僚に必要な仕事力とはなんぞや。
と今更思って手に取りました。課長補佐まで勤めた厚生労働官僚の方が書いた本だからか、経験に裏打ちされ、なるほどと思う点が多かったです。Posted by ブクログ -
文字通り、食うための学歴について記述した一冊。
中学受験の話などもあり、ある意味実用的だが、海外留学の話なども出てきて纏まりがない印象。Posted by ブクログ -
公務員にこれからの仕事哲学を自分の経験を踏まえて披瀝してくれる。
「全体の奉仕者」たれという建前論、外への動機付けだけでは公務員のリアリティに合致していないと。そいでキャリア、ノンキャリア、都道府県職員、市町村職員、医者や大学教授等に分けていかに仕事を捉えるか、自分を向上させていくのかと。
政治主導...続きを読むPosted by ブクログ -
市、国、大学などで公務員として働いた筆者が主に現役公務員に向けて書いた(と思われる)一冊。
「全体の奉仕者」という理念はあまりに崇高で綺麗事にすぎず、より現実的な理念を持つべきだと述べる。
そしてその理念は、ソト向きとウチ向きのものがあり、本書の中では特にウチ向きの理念、つまり仕事を通して自分がど...続きを読むPosted by ブクログ -
「高学歴ワーキングプア」という本を読んで、同意できないという人は、ぜひこちらを読むべき。
まあ、だいたい、ビジネス本やお受験を煽っている経済誌に書いてあるようなことなんだが。
30過ぎて博士号とっても、それまでにまともな職歴や誰にもまねできない業績がなければ、一生、中高卒と同じ非正規で飼い殺しにさ...続きを読むPosted by ブクログ -
自己啓発系のほんなので、読めば、熱い気持ちが蘇り、勉強しようという気にさせられる。ただし、具体的に何をどうしていくかは自分で見つけなければ。気持ちの部分で奮い立たせ手くれる本。Posted by ブクログ
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普段あまりなじみのない官僚の仕事について、元官僚の視点からリアルに語られている。
とても読みやすく、官僚の仕事の実態や出世の厳しさがわかり面白かった。いくつかの仕事術は自分も参考にしていきたいと思う。Posted by ブクログ -
財務省が支配している
とマスコミが煽っているだけで、
それだけとは限らないということがわかった。
そうとは言い切れない複雑な、政官の関係。
(財源について言うならば)財務省はやれる限りのことをやっているとは言い切れない面があると筆者は言っているが、そこは自分も同感だった。
やるべきこと、できることを...続きを読むPosted by ブクログ -
コメンテーターをやった経験をもとに、コメンテーターについて整理して書かれた本。基本的にデータとかではなく、筆者の感覚をもとに書かれているが、文章の書き方がうまいからなのか、そういうもんなんだろうなー、と納得させられる。橋下大阪市長に批判を受けたことから書き出しは始まるが内容的にはあまり関係ない。Posted by ブクログ
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官僚について書かれた本を初めて読んだので、
とても楽しかったです。
キャリアとか、ノンキャリアとか、
よく言う表現だけど、いまいち、わかっていなかったし、
そう言う何となく勝手に理解していた官僚というものを、
ある程度大雑把にですが、わかれてよかったです。Posted by ブクログ -
第6章「政官共倒れの後にくる政治カオスと国家破産」が面白かった。財務省うんぬんよりも閉塞した社会の情勢が「大政翼賛」的な「空気」を「醸成」しているという分析。
216ページの「日本全体で『漠然とした神風頼み』という意識が年々強くなっている」というのは僕自身も「宝くじくらいしか生活改善を頼るところがな...続きを読むPosted by ブクログ