中野雅至のレビュー一覧
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副題は「秀才たちの知られざる実態と思考法」
ベールに包まれた官僚仕事の実態と、その思考法や仕事術の詳細を異色の元官僚が解き明かす。
序章 官僚仕事はブラックボックス?
第1章 官僚の実態
第2章 官僚の仕事体力
第3章 官僚仕事はスケジュール観が肝
第4章 霞が関に学ぶ最強の文章術
第...続きを読むPosted by ブクログ -
元官僚が書いた、官僚の生態および仕事のやり方について書いた本。
仕事の上で参考になることが多いのだけど、のっけから事実誤認がある。現在の官僚の試験制度(国家総合職)は、二次試験後に官庁訪問を行うはず。この辺の爪の甘さには残念である。
だが、いい本だと思う。Posted by ブクログ -
初めの何章かは、一般的な勉強の必要性等について書かれていただけだったので退屈だった。
しかし、後の方の章は公務員という職業にそくした勉強のことが書かれていたので参考になった。Posted by ブクログ -
「ゴマすり力」を磨くべしとか、かなりげすい内容であり、著者の主観とも思える部分も少なくなかったが、公務員が読むにはなかなか面白いと思う。できる上司は「なるべく書いた人の文章を生かす修正をする」という指摘はなるほどと思った。自分の担当している仕事について論文を書くべきという指摘も参考になった。Posted by ブクログ
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「テレビコメンテーター」
作家の個性的な一言、元官僚の保守的意見、ジャーナリストの過激発言、元アスリートならではの体験談・・・。そのテクニック、ギャラ、番組の舞台裏などを大公開!
橋下徹氏から「批判するだけのコメンテーター」と名指しで批判されたゆえ、丸裸になってテレビ業界の功罪を考えた、そんな著...続きを読むPosted by ブクログ -
●内容
・元労働官僚が官僚のワークスタイルを語る。
・膨大な情報を処理して企画書にまとめるホワイトカラースキル
・合意形成のためのフットワーク。
・想定問答作りで鍛える相場観。
官僚にとって事務仕事ができるのは当然で、その上で「相場観」の有無が出世を分ける、という説。
●引用
(出世)
・課長か...続きを読むPosted by ブクログ -
浮薄な財務省陰謀論では決してない。著者官僚時代の体験や現財務官僚の生の言葉などを基にした極めて実証的なものである。分析は冷静であり偏りもない。頗る信頼できる。バブル以前と以降の財務省、官僚支配の真実など、内容は興味深いものが多い。出色は民主党政権の体たらく。民主党が財務省に傾斜しなければならなかった...続きを読むPosted by ブクログ
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友人から進めれて読んだ一冊。
副題に「秀才たちの~」とか帯には「優秀な官僚に学ぶ」とあり、そういう決め付けもどうかという気がしてしまいます。
ただ、特殊な環境で働くキャリア官僚の仕事術は、官民問わず参考になるべきこともあります。特に文書の作成やそこにいたる情報収集、またいわゆる根回しといったものは、...続きを読むPosted by ブクログ -
労働省から大学教員へ「公募」で転職した筆者の実録。
実録系はやはり生々しさがあってけっこう好きだ。その時々の感情がリアルで、自分が同じ立場にたったらそうなるんだろう、いや、そうならないんじゃないか、と想像するのは楽しい。
仕事でもそうだが、苦境にたたされたときに大事なのは、「初心に帰ること」と「なん...続きを読むPosted by ブクログ -
日本の先行きに関して、衰退に向かうプロセスとそれに対する対処策について述べられている。
ポピュリズムが蔓延していく事や、ベーシックインカムの登場で勤労意欲が減退される事など、衰退の過程についてはなるほどと思う説明が為されていると思う。根拠が明確にあるわけではないが。
一方で、それらの衰退に対する...続きを読むPosted by ブクログ -
読み物として面白かったし、論文投稿や博士号取得についての実体験については、大学院で勉強するものとして興味深かった。
著者は一見自信過剰気味な論調で語りながらも、自らを貶めるエピソードを盛り込むなど、どこか憎めない大学時代に一人はいたタイプであるなあと感じた。
帯にあるように「ドラマ化・映画化希望...続きを読むPosted by ブクログ -
地方公務員から公務員一種に受かったものの将来性の限界を感じ、大学教授を目指すものの、なかなか受からなかったというお話。
公務員一種の方が給料高いような気がするけど、そうでもないのかな?
どちらにしても、若くして公務員から大学教員への転職はレアなケースそうPosted by ブクログ -
政治と官僚の関係から著作当時2010年ごろの日本の国家機構について考察した本。
非常にわかりやすく説明されている。特に興味深いのは政策立案における拒否権プレイヤーの考察とコンセンサスの難しさについての考察。
政治家側にブレーンがおらず、政治主導とはいえどまともな政策が上がらない。しかしこれを打開して...続きを読むPosted by ブクログ -
物語として読むと、それなりに面白い。
そんなに深い内容ではないです。でも転職経験のある私から見ると、懐かしく思うとともに、大学の先生に民間からなるのは大変だな~、ということがよく分かりました。Posted by ブクログ -
100校に教員へ申し込んで、やっと転職できた顛末、気づき。トライし続ける気力がすごい。そこまで出来るモチベーションは自分には?だったけど。ただ、気づきの大半は大学院生だったら普通は知ってそうなことだった。Posted by ブクログ
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去年の秋〜冬、自分の仕事人としての立ち位置に悩んでいた時に手に取り、結局さらっと見ただけで放置していたため、読み直し。
今はすごく冷静に読める笑…。
厚労省キャリアから大学教授に転身した著者の言っていることは本当にシンプルで、公務員を取り巻く環境が厳しくなるなか、生き残るためのサバイバル術は、一、...続きを読むPosted by ブクログ -
元公務員による公務員に向けた著作。中でもどちらかといえば、地方公務員向け。公務員文化の中の、自己研鑚に甘い部分などは確かにその通りかと感じた。
しかし、インプット、アウトプットの技術を磨き、個人としての活動実績を積み上げていくべきという提案は、わかっていてもなかなかできないことではないかとも思った。Posted by ブクログ -
なるほどな〜…と思うのは最初の方。
公務員とは何か?
何が世間の公務員像を支えてきたかがよくわかる。
まぁ筆者の一意見かもしれないけど。
それ以降はほとんど入ってからの話だし、
事務職に関する話だったから読み飛ばしてしまった。
また後で読みますよ。Posted by ブクログ