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Posted by ブクログ
政治と官僚の関係から著作当時2010年ごろの日本の国家機構について考察した本。
非常にわかりやすく説明されている。特に興味深いのは政策立案における拒否権プレイヤーの考察とコンセンサスの難しさについての考察。
政治家側にブレーンがおらず、政治主導とはいえどまともな政策が上がらない。しかしこれを打開して政治と官僚の良好な関係を築いていけるといい、という趣旨か。
本の著者は、官僚と国民は役所でつながっていて、政治と国民は陳情でつながっているという見方で、政治の役割を利害調整と経済成長という形で捉えている。ルソーの時代ならともかく、今日ではもっと根柢の国家運営が依って立つ価値観を決定するのが政治の役目だろう、と僕なんかは思うのだが。著者の言うとおり、政治が利害調整してきちんとした政策を作り決定し、官僚はそれを運用するだけというなら、官僚は馬鹿でもできるだろう、と思うのは現場を知らないからだとバッシングされてしまうのだろうか。
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