【感想・ネタバレ】格差社会の世渡り 努力が報われる人、報われない人のレビュー

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Posted by ブクログ 2011年10月22日

格差社会論の第一人者だけあって、「ワーキングプア」、「高学歴ノーリターン」という独自の分析は面白い。
最終的には処世術まで説いてた。

全てに納得はできないけど、格差社会での生き方については色々と考えさせられた。

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Posted by ブクログ 2010年07月04日

[ 内容 ]
所得や教育の格差が拡大している今、なぜあなたの努力は報われず、要領がよく自己アピールに長けた人のほうが評価されるのだろうか。
それは、格差社会の勝敗を決しているのが「見た目」だからだ。
自分の考えを上手にアピールできる人は、社会を生き抜く上で重要なコミュニケーション能力にも秀でている。...続きを読む
本書では、あなたの努力を実らせ、格差社会を勝ち抜くための方策を考える。

[ 目次 ]
序章 「明日が楽しみ」と言えますか?
第1章 長期不況は庶民の責任か
第2章 報われない高学歴者
第3章 ワーキングプア
第4章 「勝ち組」の根拠
第5章 イバリーマンの勝利の理由
第6章 格差社会のゆくえ
第7章 見た目が10割社会を生き抜く処世術
第8章 努力が報われる社会へ

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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Posted by ブクログ 2009年11月01日

あんまり期待せず読み始めたのですが、これが意外と面白い本でした!!
作者は、格差社会が進展する中、努力自体が報われない方向に進んでいるとします。
そして、努力自体の量には、「勝ち組」と「負け組」にそう相違は無く、違いがあるとすれば、それは「表現力」の相違に過ぎないとします。
でもこの社会で生き残るた...続きを読むめに、作者は「表現力」を磨け、とは言いません。
そこからは、まっとうな事を提案します。
 基本:自分の価値を上げる
  そのために:組織は利用する
       :専門の知識をつける
       :持続して努力する
       :大局を見るようにする
       :行動力をつける
といった感じです。

作者が、具体的な数値を使っての労働社会の分析と、自分の主観と経験を交えての少しかたよりのある意見が、面白く読ませます。
やはり、単にきれいごとだけでなく、仕事の経験からの話は面白いですね。
また、「学歴を程度の低い保険だ」としながらも、「学歴秀才」に暖かい目も向ける所はバランス感覚を感じさせます。
基本的に、市場原理主義的な社会を認めつつも、やはり「ノーブリス・オブリージュ」が今後の日本社会には必要だとする所は、やはり作者が官僚出身だからかもしれませんが、ホッとさせるところでもあります。

このような考え方は、自分たちの世代にはぴたっとくるかもしれません。
受験戦争で揉まれ、就職超氷河期で揉まれ、社会に出てからは今までの努力は守ってくれず、今になって大学にはみんな入れる、景気は上向きと言われても・・・。
で思うのは、作者と同じように、学歴なんてほどほどで可ということです。
最後は「体力」・「行動力」・「知恵」・「ソフトスキル」が大事な気がします。
これをバランス良く身につける教育が、これから先には質が良いとされるのかもしれませんね。

ちなみに、作者は自分は一流の学歴じゃないよ、みたいな感じですが、同志社大卒業、市役所入庁後、厚生キャリア官僚へ。そして米国の公共政策大学院卒業、現在、大学院の准教授は自分から見れば十分に一流です!!。

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