斉藤隆央のレビュー一覧

  • 神の方程式 「万物の理論」を求めて

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    名前だけふんわりとしか知らなかったひも理論という物がどんなものなのか少しだけ解像度が上がった
    まぁそれでもまだ全然難しいんですけれども

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    2022年10月30日
  • 彼らはどこにいるのか 地球外知的生命をめぐる最新科学

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    地球外知的生命体を探索する、SETIに関する最新の知見をまとめた本書。

    そもそも天の川銀河において、宇宙空間に進出できる文明をもつ知的生命体はどれほど存在しているのか、またその文明の存続時間は人類文明の存続時間と重なりうるのか。また、仮に上記の条件をクリアしていたとして恒星間航行が果たしてできるのか。
    もし宇宙人が存在し恒星間航行が可能なのであれば、なぜいま彼らかここにいないのか。つまり、宇宙人は存在しないのでは。という矛盾をフェルミのパラドックスと呼ぶ。
    また、SETIとは別に、積極的にメッセージを宇宙に向けておくるプロジェクトもあり、そちらは危険なエイリアンに地球の位置を教えることになる

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    2022年10月10日
  • パラレルワールド 11次元の宇宙から超空間へ

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    物理学の最先端の理論を、数式を一切用いずに解説するのは、その分野の専門家であればあるほど困難なのだろうと想像されるが、素人もその解説になんとかついていけるのは、まさに筆者の説明力の高さのおかげであろう(もちろん、訳者の力に負うところ大なのは言うまでもない)。

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    2022年10月03日
  • 神の方程式 「万物の理論」を求めて

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    科学読み物として、全くの門外漢の自分でも楽しめた。最終局面の神の存在証明、は何やら急いでくっ付けた感。

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    2022年08月25日
  • 神の方程式 「万物の理論」を求めて

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    いわゆるマルチバースについてのポピュラー・サイエンス本の「パラレル・ワールド」がとても面白くて、大ファンになったミチオ・カクの新作。

    「パラレルワールド」後の本は、科学技術関係とか、超ひも理論という自分の専門領域以外についての啓発的な科学ライターみたいな本が多かった気がするけど、これはまた専門領域のど真ん中にもどっての入門書ですね。

    「超ひも理論」の最近の議論もざっくりと整理してあって便利ですが、この本のメインは、「統一理論」の歴史。ニュートン〜マックスウェル〜アインシュタイン〜量子力学〜ヒモ理論という一つの理論ですべてを記述しようという試みの歴史。

    なんで、いろいろな現象を説明する複数

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    2022年08月11日
  • 神の方程式 「万物の理論」を求めて

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    ネタバレ

    ひも理論について
    マックスウェルによる電磁波の記述から始まり、光子・電子の統一がくりこみ理論で乗り越えられたこと、さらにコンピュータによる大量の計算力でヤン=ミルズ場のくりこみを成し遂げて強い核力が統一され、現在の標準模型に至るまでの歴史が語られる。その過程で、物理学における美しさ(対称性)の重要性が強調され、標準模型は美しくないと主張される。

    著者の専門でもあるひも理論は、現在の科学で達成できるレベルのエネルギーでは実証実験をすることができないが、十分に美しく、宇宙を矛盾なく記述することができる。究極の方程式には解が無数にあり、無数の宇宙が存在すると考えられるがほとんどの宇宙では物理定数が

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    2022年07月20日
  • 生命、エネルギー、進化

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    【総合評価 ⒋3】
    ・革新性⒋5
    進化や生命の起源のプロセスにエネルギーの観点を持ってくるという発想に驚かされた。

    ・明瞭性⒊5
    内容が非常に高度、高校レベルの生物学(一部大学レベル)を要求されるため理解するのにかなり時間がかかった。

    ・応用性⒋0
    生物学の根幹を学べるため、生物系の分野全てに生かすことができそう。

    ・個人的相性⒌0
    生物好きの私にとっては大好物であった。内容の難解さを上回る興味を持って読み進めることができた。

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    2022年05月21日
  • 神の方程式 「万物の理論」を求めて

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    ミチオ・カク(加來道雄/1947年~)は、カリフォルニア州生まれの日系3世の理論物理学者。ハーバード大学卒、カリフォルニア大学バークレー校で博士号取得。ニューヨーク市立大学シティカレッジ物理学部教授。専門は素粒子論、特に超弦理論で、弦の場の理論の創始者のひとり。数々のTV科学番組に出演するほか、一般向けの科学書を多数執筆しており、『パラレルワールド』はサミュエル・ジョンソン賞候補、『フューチャー・オブ・マインド』はニューヨーク・タイムズ紙ベストセラー1位に輝くなど、ベストセラーも多い。
    本書は、2021年出版の『THE GOD EQUATION:THE QUEST FOR A THEORY O

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    2022年05月01日
  • パラレルワールド 11次元の宇宙から超空間へ

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    今から15年前に日本で刊行されたものの、未だにぶっ飛んだ斬新さを感じる。宇宙に関する古くて新しい議論を喚起してくれる。

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    2022年01月19日
  • 2100年の科学ライフ

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    昔なら格好良いロボットやAIに興味を持ったところが、年を取ると健康面やより良く生きるという方面に関心が強くなった自分にびっくり。

    技術が進歩すればするほど、人間自身の強化、教育が重要という事なのだろうか。

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    2021年12月16日
  • 彼らはどこにいるのか 地球外知的生命をめぐる最新科学

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    冗長なのでかなり読み進めづらいものの、
    地球外知的生命体の探索を巡って行われている取り組みについて理解を深めることができる。

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    2021年10月14日
  • 彼らはどこにいるのか 地球外知的生命をめぐる最新科学

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    「三体」を読んで宇宙にメッセージを送る危険性について認識をあらたにしたところで、地球外生命を探すための最新情報が得られるかなと読んでみたこちらの本、いい意味で裏切られました。地球外生物を探すことは、人類や地球上の生物、地球の未来について考えることにつながるという、読んでみれば確かに、と気づかされることが多数あった。そもそも探してる知的生命体の知的ってどういう存在のことだっけ?という問いかけからしてなかなかに複雑だ。何光年、何十光年も離れている恒星系に向けてメッセージを送るのには莫大なコストがかかるのに、地球外生命体がわざわざメッセージを宇宙に向けて送るメリットがないのでは、という現実的な観点は

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    2021年09月12日
  • 2100年の科学ライフ

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    ・2012年に出版された2100年の未来予測。中長期で2030年、2070年、2100年までの間で我々の身近に起こり得るテクノロジー予測。
    ・本書のなかでは通勤がなくなる自宅でのリモートワークはまだ実現されていないとなっているが、
    2021年現在ではコロナによりテレワークが普及。
    ・2030年までに普及されるものとして、インターネットに接続されたコンタクトレンズや自動運転、壁面スクリーンなど。
    特にスマホなどの携帯用機器が全てコンタクトレンズに集約され、生活が拡張現実とともになる。
    ・外国人同士の言語の障壁は、万能翻訳機とインターネットコンタクトレンズやインターネット眼鏡によって次第になくなる

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    2021年06月27日
  • 人類、宇宙に住む 実現への3つのステップ

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    火星に移住するとかワープを駆使して地球に似た星に移住する、なんてSFは巷にあふれかえっている。

    宇宙に行くだけでも大変なのに違う星に住むなんて!
    とは思うけれど、宇宙に住むためには今現在の科学で何が課題でそれに対してどのような解決策があるのか多角的に論じている。

    例えば、地球に似た星に向けて(宇宙戦艦ヤマト的な?)宇宙船で出発するとすると、ワームホールみたいな仮想的なトンネルは置いておいて、宇宙船での生活はどのようになるのだろうか。食べ物はどうやって調達するのか。どうやって水や酸素を製造するのか。宇宙船の燃料は何か。などなど。これらの問題に対して現在のありえる解決策を理由とともに解説してい

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    2021年06月10日
  • 「第二の不可能」を追え!――理論物理学者、ありえない物質を求めてカムチャツカへ

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    「第二の不可能」とは何なのか?

    本書では『何かの考えが「不可能」と判断されながら、その前提が、それまで考慮されたことがない条件のもとでは成り立たないこともある。私はそれを、「第二の不可能」と呼んでいる。』とある。

    この「第二の不可能」をめぐる研究の過程は、まさに事実は小説より奇なりを地で行くサイエンス・ノンフィクションだ。

    地道な作業の繰り返しが科学的発見に繋がる。何かを成し遂げるにはその時の運も大事であり、何よりも周りにいる人達が大事である。

    著者の諦めない精神力もさることながら、運も人も両方にとても恵まれていたのだろう。

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    2021年05月30日
  • 「第二の不可能」を追え!――理論物理学者、ありえない物質を求めてカムチャツカへ

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    30年もの長い期間、情熱を失わず、「第二の不可能」だから可能性はあると信じ、これだけの成果を挙げたことに敬意を表したい。

    遠征の成功は実施したタイミング、異なる専門性を持つメンバー、全員が自分の役割を最大限に発揮、など、多くの要素が正しい方向に働いた結果だと良くわかる。全ては著者が長い年月を捧げてきた情熱、それが関係者の心を動かして、著者に大きなご褒美をもたらしたのだと信じたい。事実、別のチームによる遠征は、同じ道案内を起用したものの、同じ結果は発見できなかったという。

    それぞれのステージだけでも、特にカムチャッカへの遠征は、一冊の本になる内容。わかり易く説明されているものの、素人には直感

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    2020年12月27日
  • 飼いならす――世界を変えた10種の動植物

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    ポケモンとかラノベやゲームの影響でTame、テイムとかテイマーとかってよく聞く言葉になってる感あり。ポケモンなどではモンスターをテイムして、プレイヤーに使役させる。ともかく、本作では人類がテイムしてきた主要10種類について語られる。イヌ、コムギ、ウシ、トウモロコシ、ジャガイモ、ニワトリ、イネ、ウマ、リンゴ、ヒト。全ての面白かったが、特にイヌでの故郷について、コムギの遺伝子について、ニワトリの章で語られる遺伝子操作等についてなどが印象に残る。訳も読みやすくエンジョイできた。

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    2020年11月23日
  • 人類、宇宙に住む 実現への3つのステップ

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    面白い。
    ミチオカク氏得意の未来に関する推察の本それも壮大に宇宙の終わりのさらに先まで人類がどうなるかを書いている。
    ただ著者が理論物理学者なので単なる空想物語ではなくある程度最新の理論と証拠に基づいている。

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    2019年09月14日
  • やわらかな遺伝子

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    ネタバレ

    「生まれは育ちを通して」という著者の主張を証明するためにページを重ねた本。これは一見当たり前のように感じますが、それをあらゆる取材を通してウイットに富んだ内容も適宜入れながら読み物として成り立たせる能力はさすが「マット・リドレー」という印象。日本タイトルは「やわらかな遺伝子」ですが、これは訳者が「生まれか育ちか」という直訳だと内容を誤解されるからあえて意訳したそうです。でも「生まれか育ちか」の方が本は売れそうな気がしますが。。。

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    2019年07月07日
  • 人類、宇宙に住む 実現への3つのステップ

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    タイトル通りなんですが、人類がいかにして地球を出て、他の惑星に到達し、そこでどのように生き残るのか、という話をわかりやすくまとめた本。ロケット工学、テラフォーミング、人体改造、天文学、AI、量子論、超ひも理論といった20世紀の技術工学から最先端の理論物理学まで、かなり広域な科学と技術の話を数式やややこしいデータをいっさい使わずにだれにでもわかるように1冊につめこんでいます。

    ぼくの好きなマンガの1つに「銃夢 Last Order」(さいきんハリウッドでヒットした「アリータ:バトルエンジェル」の原作)がありまして。その作品世界は1999年に地球に巨大隕石が衝突し、いったん人類が滅亡しかけます。

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    2019年05月20日