ユーザーレビュー 生命、エネルギー、進化 ニック・レーン / 斉藤隆央 人をマイクロに突き詰めてくとここに到達する最先端にいると思われる本。内容は難解だが、何度も読みたい本。 Posted by ブクログ 生命、エネルギー、進化 ニック・レーン / 斉藤隆央 物質ではなくエネルギーの観点から、大きく二つの仮説を展開されています。 生命の誕生に関する仮説、多様な生命への進化が非常に稀なケースであったという仮説です。 いづれも現在の定説を否定し、仮説ではありながら説得力のある議論が展開され、とてもスリリングな物語になっています。すごくワクワクさせられました。...続きを読む 素人にはかなり難しい説明もありましたが、筋道は理解できました。 Posted by ブクログ 生命、エネルギー、進化 ニック・レーン / 斉藤隆央 生命の起源や進化ブロセスを、その必然性も含めて明確に論理付けした画期的な書。 全宇宙に存在する元素や物理法則が共通である限り、生物の存在形態は地球上のものと違わないことが明快に示された。 Posted by ブクログ 生命、エネルギー、進化 ニック・レーン / 斉藤隆央 エキサイティングで一気に読ませる。生物をエネルギーの観点から論じ、その起源と進化について述べられている。生命が利用するエネルギーは酸化還元反応による電子の流れ、それを利用したプロトンの汲み出し、その結果生じるプロトン勾配を利用した水車的なナノマシンによるATP産生による。そこから最初に生命が生まれた...続きを読むのはアルカリ熱水噴出孔と推測する。そこにはプロトン勾配、細いスポンジ状の道、H2、CO2がある。また、真核生物の進化については、古細菌を宿主として細菌が内部共生しミトコンドリアが生まれ、そこから生み出される多量のエネルギーで複雑性を獲得できた、とする。その結果、性別が生まれ、種が拡散し、老化が生まれた。一部真実か疑問な点があるものの、全体のストーリーには整合性があり納得させる内容であった。おすすめの本である。 Posted by ブクログ 生命、エネルギー、進化 ニック・レーン / 斉藤隆央 すごーく単純な細菌と、すごーく複雑な真核生物の間がいないのは何故か?…細胞内共有説ってちょっとエグい。 生命誕生の環境を天然のプロトン勾配=具体的にアルカリ熱水孔に絞り込んでいく過程は画期的なんだろうけど、イマイチ興味外( ̄▽ ̄)むしろ、内部共生体にバラまかれたパラサイトをイントロンとしてスプライシ...続きを読むングするのはいいけど、スプライソソームがトロいんでリボソームの邪魔する為に核膜ができた…の方がずっと面白い。何じゃそりゃ。 ブロンズ・コントロールのくだりは微笑ましいが、巻末の原注なので、読み飛ばされちゃうかも。元国防大臣が科学者を上院へお茶に誘うなんて、日本じゃ考えられない〜 Posted by ブクログ ニック・レーンのレビューをもっと見る