斉藤隆央のレビュー一覧

  • サイエンス・インポッシブル SF世界は実現可能か

    Posted by ブクログ

    "この本はおもしろかった。
    私はSF映画が大好きだ。SF映画の世界では、すでに実現している様々な装置が現実の科学で実現できるものなのか否かをニューヨーク市立大学理論物理学教授である著者ミチオ・カクさんが検証してくれる。スタートレックの世界では当たり前に使っている宇宙船エンタープライズ号を守るために作動する「シールド」。
    スターウォーズの世界に出てくる惑星をも破壊するデス・スターは作ることができるのか?
    スターシップは?タイム・トラベルは?
    など、科学に興味のある人にも、知識の乏しい私のようなものにも楽しめた。後半の宇宙のひも理論、11次元の話には正直ついていけなかったところもあったが

    0
    2018年10月18日
  • フューチャー・オブ・マインド 心の未来を科学する

    Posted by ブクログ

    はじめに
    第1部 心と意識
     第1章 心を解き明かす
     第2章 物理学者から見た「意識」
    第2部 心が物を支配する
     第3章 テレパシー
     第4章 念力
     第5章 記憶や思考のオーダーメード
     第6章 天才の脳と知能強化
    第3部 意識の変容
     第7章 夢のなかに
     第8章 心は操れるのか
     第9章 意識と精神疾患
     第10章 人工知能
     第11章 脳のリバースエンジニアリング
     第12章 心が物を超越する
     第13章 心がエネルギーそのものとなる
     第14章 エイリアンの心
     第15章 終わりに
    補足 意識の量子論?

    0
    2018年09月15日
  • サイエンス・インポッシブル SF世界は実現可能か

    Posted by ブクログ

    著者がまともでかつ、SFに関するロマンを忘れない人なので、けっこう面白い。
     熱力学の法則に関し解りやすく説明し、これが絶対の法則である可能性は否定する。
     名のシステムに関するいろいろの開陳は面白かった。あと、ロケット飛ばすのにそれで行くと異常に小さくて異常に安上がりなものを作れるとか。

    0
    2018年04月15日
  • タングステンおじさん 化学と過ごした私の少年時代

    Posted by ブクログ

    脳神経科医のオリヴァー・サックスの14歳に至るまでの自伝。恵まれた環境のもと、優秀な親族に囲まれ、知的好奇心を存分に発揮しながら、類い稀なる才能が開花していく有り様がつぶさに綴られている。化学への深く掘り進んでいく探究心や、歴史をなぞるように自己体験していく執拗さには、早熟さという言葉ではおさめられない驚きを感じる。青年期以降の自伝も書き著しているので読んでみたいと思う。

    0
    2018年03月22日
  • タングステンおじさん 化学と過ごした私の少年時代

    Posted by ブクログ

    化学に魅せられた少年時代のサックス。多感な時期に無我夢中になった事への思いが伝わってきた。化学は改めて面白いと思った。量子力学と化学の別れの最終章はせつなくとても感動した。

    0
    2018年03月22日
  • 2100年の科学ライフ

    Posted by ブクログ

    これから世界はどうなっていくのか。
    科学の進歩の観点から科学者にインタビューしたものを
    元に書かれた本。

    未来の可能性がわかって非常にワクワクする本です。

    0
    2017年09月21日
  • タングステンおじさん 化学と過ごした私の少年時代

    Posted by ブクログ

    ここ最近、自然科学分野が楽しそうで。なんだろ、『麻布ハレー』の影響かな。違うでしょうね、きっと。

    時代が時代といえど、こんなステキな環境で、ステキなおじさんがいるのは素晴らしいですね。

    どうにもこうにも、「なぜ?」という感覚は忘れないように。

    0
    2017年09月16日
  • フューチャー・オブ・マインド 心の未来を科学する

    Posted by ブクログ

    「ひも理論」の研究者のミチオ・カクさんの新著。

    著者のひも理論の解説書の「パラレル・ワールド」は、ほんとうにスゴい本で、私が自然科学系の本を読み始めるきっかけになったもの。この世界が存在すること、それが本当に不思議、驚異にみちたものであることを知的エンターテイメントとして成立させているんです。未読の方はぜひ。

    さて、この本は、著者専門のひも理論、物理学ではなくて、脳科学の最先端を紹介したもの。著者にとっては専門領域ではないので、いろいろな人をインタビューしたりして書かれている。サイエンス・ジャーナリズムという感じの本かな?

    あまり難しい話しにはいかず、脳科学が今どういう状態になっているの

    0
    2017年05月03日
  • パラレルワールド 11次元の宇宙から超空間へ

    Posted by ブクログ

    我々は3次元(時間を入れれば4次元)に生きていれが、理論上ては11次元まで可能らしい。そこから派生させると霊の世界などは違う次元と理解できる。実に興味深い

    0
    2017年04月27日
  • フューチャー・オブ・マインド 心の未来を科学する

    Posted by ブクログ

    心の未来を科学するというタイトルの通り、脳や心を分析する技術等を紹介している。ロボットの心を作れるのかとか、心を操れるのか、SF好きにはワクワクする内容で堪らない。

    0
    2017年02月21日
  • タングステンおじさん 化学と過ごした私の少年時代

    Posted by ブクログ

    夏に、理科的なものを読みたくて新刊で買ったけど、結局読み終えれずに秋になりました…

    続きは来年の夏にまた読もうかな!

    エッセイです。

    原子や分子、化合物…なんてロマンチックなんだろう。

    0
    2016年10月04日
  • 2100年の科学ライフ

    Posted by ブクログ

    あくまでいち科学者の未来像なので仕方ないが、ほとんどの2100年像は、現代の技術の発展、延長したもの。ゲームチェンジ、革新的イノベーションは想像されていない。しかしそれでもいい。たとえば「不老不死が実現」などというと荒唐無稽だが、再生医療がホームメディカル化する、であれば、なんとなくありそうな気がする。DNAセンサーや磁気自動車などは、むしろあればわくわくする。宇宙旅行の未来を考察していてひとつ鳥肌がたったこと。人間が地球外惑星に住めないのは、空気とか重力の問題以前に、時速6500kmのスピードで飛んでくる宇宙物質から身を守る手だてがないため。ならば地下なら住めるのか?まてよ?地下?地下といえ

    0
    2016年08月07日
  • やわらかな遺伝子

    Posted by ブクログ

    「生まれは育ちを通じて」
    自分を産んだ親とか育った環境は、今の人格にどれだけ影響しているんだろう、ということが知りたくて読んだ一冊。
    自分の理解としては、「遺伝子により決定した素質が胎児期を含めた幼少期の育ちの環境で強化されていく、強化期間は設定されておりそれを過ぎると固定される」ということで、「三つ子の魂百まで」ということわざは間違ってないのだなという感じ。
    変わろうと努力して、変わったように見えても根本は変わることはないのだなあと。
    なんとなく絶望感を感じたと同時にある種の諦めというか、ある意味気が楽になったというのが感想です。

    0
    2016年06月11日
  • 2100年の科学ライフ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    アインシュタイン
    「科学は、物事が何であるかは決められるが、どうあるべきかは決められない。だから、科学の領域を超えた価値判断が依然として不可欠なのだ。」

    科学が問題を解決しても、それはまた高いレベルでまた別の問題を生み出すだけである。いわゆる諸刃の剣


    一番深いいところ

    ガンディー
    暴力の根源
    労働なき富
    良心なき快楽
    人格なき知識
    道徳なき商売
    人間性なき科学
    犠牲なき崇拝
    理念なき政治

    0
    2015年12月15日
  • フューチャー・オブ・マインド 心の未来を科学する

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    脳、精神といったマインドの未来について、様々な観点から思考実験を行い、未来の仮想を行っている良著。
    いろんな目線から考えさせられることがあり、とても面白かった。

    <メモ>
    ・脳は宇宙と同じくらい深遠で複雑な器官である。

    0
    2015年10月18日
  • フューチャー・オブ・マインド 心の未来を科学する

    Posted by ブクログ

    2010年代の論文がぽんぽんでてくる、ほんとうに最新の知見に基づいて、心と意識の問題や、「テレパシーや念力は可能か」「記憶の書き換えはできるのか」といったSF的な問いについて考察している。著者が心理学者ではなく物理学者だというところも、バランスの取れた筆致に貢献しているのかもしれない。まとまりがいいだけでなく、終章に「補足」としてつけられている「意識の量子論?」という章が、宇宙と心をつなぐという本書の著者でしか書けないような内容で、読み応えがある。

    0
    2015年06月14日
  • フューチャー・オブ・マインド 心の未来を科学する

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    さすがニューヨーク・タイムズベストセラーで、皇帝の新しい心から火星の人類学者から心の社会から意識は傍観者であるまで、さまざまな意識にまつわる書籍を網羅していてしかも発散してない。これはなかなかの力仕事。物理学に反しているかいないか?をもとに、妄想もとめどなく進む。訳も読みやすかった。

    0
    2015年05月17日
  • 2100年の科学ライフ

    Posted by ブクログ

    コンピュータと人工知能の章を重点的に読んだ。

    人工知能を使って何をするか?
    といった問いは人工知能自身が見つけるのは難しい。意思決定に関わる仕事はこれからも残っていくと思った。そのために普段から自分の頭で考えることが大切。

    0
    2015年04月28日
  • フューチャー・オブ・マインド 心の未来を科学する

    Posted by ブクログ

    「自然界のすべてを見わたして、何より大きな謎をふたつ挙げるとしたら、心と宇宙だ」という宣言から始まる。著者のミチオ・カクは「宇宙」の方の専門家だが、この本は「心」の方に焦点を当てた本。最初の方に、マーヴィン・ミンスキー、スティーブン。ピンカー、マイケル・ザガニカ、V. S. ラマチャンドラン、デイビッド・イーグルマン、デイビッド・チャーマーズ、ジュリオ・トノーニ、ジャコモ・リゾラッティ、ダニエル・デネット、などの名前がどんどん出てくるので、彼らが追求している「意識」や「自由意志」などについて脳神経学をもとに論じていくのかなと期待をしながら読むと、ちょっと違う。

    心の動きがMRIで読める(本当

    0
    2015年03月22日
  • 2100年の科学ライフ

    Posted by ブクログ

    300人以上にインタビューした最先端の研究に基づいているので、あくまで予測であるとはいえ、結構説得力がある。技術的な話が長く続くのは退屈でもあったが、7章以降の社会面への影響の考察が興味深かった。文明のランクを、惑星規模、恒星規模、銀河規模でタイプ分けしているのはぶったまげたが、その指標として、エネルギー量、情報量、エントロピーといった候補をあげているのは議論としておもしろかった。

    スター・トレックや禁断の惑星などのSF系の映画がたくさん登場する。また、歴史や物理学を学ぶことの意義を改めた。さらには生物学も有用だろう。

    今までムーアの法則が成り立っていた理由のひとつは、シリコンウエハーに照

    0
    2018年10月31日