地球外知的生命体を探索する、SETIに関する最新の知見をまとめた本書。
そもそも天の川銀河において、宇宙空間に進出できる文明をもつ知的生命体はどれほど存在しているのか、またその文明の存続時間は人類文明の存続時間と重なりうるのか。また、仮に上記の条件をクリアしていたとして恒星間航行が果たしてできるの
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もし宇宙人が存在し恒星間航行が可能なのであれば、なぜいま彼らかここにいないのか。つまり、宇宙人は存在しないのでは。という矛盾をフェルミのパラドックスと呼ぶ。
また、SETIとは別に、積極的にメッセージを宇宙に向けておくるプロジェクトもあり、そちらは危険なエイリアンに地球の位置を教えることになるとも危惧されているそう。
ダイソン天体やそうした文明の痕跡を探す方法も模索されている。
従来考えられていたよりもはるかに多くのハピタブルな惑星が次々に発見されているが、現在の文明度では行くことはおろか、直接探査もむずかしく、おそらくそれは仮に存在しているのであれば他の文明もそうなのだろう。
いつか宇宙で人類は孤独では無いことを証明できる日がくるのだろうか。
来てもまだ10000年くらいはかかりそうではある。
少し早く生まれて来すぎた。
第一章は利他行動の仮定として、はたしてエイリアンは地球人類と同じような利他的行動に意味を見出しているのか、利己において行動しているのかを議論
第二章は知能。そもそも文明を持てるレベルの知能は他の惑星で生まれうるのか。
第三章は地球以外に人類に居住可能な惑星がどれほどあるのか。
第四章ははたしてエイリアンが宇宙にメッセージを発信している可能性はあるのか。
第五章はエイリアンは宇宙に進出するほどの文明を持てているのか。
第六章は時間軸。文明の存続する時間はどれほどで、はたして人類文明と存続時間が重なる可能性はあるのか。
第七章は地球から発したメッセージが危険なエイリアンを呼び寄せてします危険性はないのか。
第八章はこれからのSETI。