神崎朗子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレあとがきなどを含めた本文が67%で、残りの33%は参考にしたデータ?なところから分かるように、性差のデータが少ない中でかき集めてできた貴重な本です。
「多くの男女差別は悪意によるものではなく、認識の欠如によって生じている。」この文が答えなのでしょうね。
分かってはいたのですが、あまりに女性の扱いがひどくて読むことが辛くなったことが何度もありました。でも、読まずにはいられませんでした。なぜなら、私も被害にあっていることがいくつかあったからです。男性として産まれていれば…と思うこともありましたが、男性にはなりたくないです。男性は「女は異常で、非定型で、明らかにまちがっている、という意見で一致して -
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匿名
購入済み価値観を変えるお話がたくさん。
「フランス人は」とされる記述が多いので、若干、主語が大きすぎて説得力には欠けるけど、、そういう考え方もあるなぁ、、と思える本。
筆者の言うアメリカ人のよくある話から察すると、日本人の方が取り入れやすいかなぁと思う。 -
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Posted by ブクログ
現代社会において如何に女性が不利益を被っているか。意識していない事自体が罪であろう、私は罪人の一人である。しかし、男女間の分断を煽り、ミソジニーを加速させてはならない。建設的な読解力が必要だ。何故なら相手は、女性専用車両にすら、不満を抱える人たちなのだから。
医薬品や交通事情、車のシートにおける設計に至るまで、女はいつも二の次だ。その所為で、防護服なんかでは危険に晒されるリスクは上がり、実際に重傷を負う事も男より多い。骨盤の作りが違うから、男性同様の歩行訓練を強制されるのは辛いし、一人でバスに乗ったり、トイレに行くだけで、男は乱暴を働いてくる。2013年の国連調査では、世界の殺人犯の96%は -
Posted by ブクログ
この本を読みながら一番思ったことは、小さい子供のいる暮らしは、本当に大変だ(だった)ということ。子供はかわいいのだが、その頃が一番大変だった、もう戻りたくないと思い出した。知らない間に年をとって、それはそれで本当にイヤなんだけど、あの頃よりは何十倍もお気楽な今の暮らし。子育てが大変な間は、全然無理しなくていいよと言ってあげたい。誰に!?家がホントに散らかっていたことを思い出した。それは私の家事能力、性格に問題があるのかと当時は思っていたが違った。散らかすだけの人(子供)がいないと別に散らからない。イライラすることもあるし、大声で怒ったりすることもあった。自分に問題があると思っていたが、そういう
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Posted by ブクログ
最近になって、「生理の貧困」や、災害時の女性の困りごとについても知られるようになってきた。
そして今、ウクライナの現状を報道で見ると、女性たちが悍ましい被害にあっていることが伝えられる。
一部ではフェイクニュースと言われるが、規模はともかく、女を黙らせ、欲望を満たすのに手っ取り早い方法を兵士が取らないはずはない。
時間が経つにつれ、忘れられていくけれど。
女は運転が下手、と私も思ってきた。
近くにしか視野が行かないんだろうと思っていたが、発想を逆転してみると、そもそも男性にとって使いやすい車が女性も使いやすいとは限らない。
私は背も高く足も長い方だが、とにかく運転席は居心地が悪い。
全てが使 -
Posted by ブクログ
自分に自信がなく、オシャレにも無頓着、忙しいのを言い訳に家ではついダラダラして下品な言葉も時々言ってしまっていた。でももう大人なのだから凛とした魅力を備えた素敵な女性になりたい。そこに気付かせる良書だったと思います。「フランス人は10着しか~」のシリーズの3作目で、1も2も読んだが今回は自己啓発的な書き方が多かったと思います。マダム・シックから教わったことをもっと詳しく知りたい方はぜひ1を、作者ジェニファーのアメリカでのシックな暮らしの実践は2を。
実施すること
・家族や同僚、他人には礼儀を重んじる
・他人の無礼な態度にカッとせず、まずは深呼吸で落ち着く。自分が手本になるつもりで。
・スマホ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ2022.4
「ストレスは健康に悪い」と心配し、ストレスのせいで病気になるのを恐れているが、問題はストレスではなく、その考え方であることを、いくつかの研究結果を通して書かれている。
そして、ストレスの考え方しだいで、人々の健康や寿命、幸福感、人生に対する満足度が左右される。
この本の後半では「ストレスを力に変えるエクササイズ」が紹介されており、ストレスをポジティブなものとして捉えるためのマインドセットも行える。
マインドセットの方法自体は、知っているものもあったけど、その根拠(研究事例)までは知らなかったので今までの知識と結びつく感じで読めて面白かった。
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Posted by ブクログ
HONZノンフガイドブックから。”マチズモを~”を読んでから、この分野への関心が俄然高まっている。自分のことだけど、良い傾向だ。本作は、あらゆる事項において、実は気付かないうち、男性本位で成り立っているということが、数々のエビデンスをもってどんどん暴かれていく。実に痛快。でも、こうして言われてみてはじめてハッとする、みたいなことも多く、自分も大いにマチズモに侵されている事実を、改めて突きつけられる。男性にとっての快適だけ考えた結果、片手落ちになる。実に当たり前のことなんだけど、それが本当の意味での常識になるまで、いちいち立ち止まって考える癖をつけとかないと、いつまでも現状のまま変わらないですわ
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