千野隆司のレビュー一覧

  • 大店の暖簾 下り酒一番(一)

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    初千野氏の本をシリーズ3冊纏めて購入したが、何とか読み続けられそう。
    妾の三男という事で、本妻と長男、次男から酷い仕打ちを受けながら父の亡くなった店でこき使われる主人公。読んでいて可哀想になってくるが、周囲の人達に助けられて何とか頑張っている。父方と母方の二人の叔父が助けてくれ、特に母方の叔父からは棒術を習い、それが事件解決に役立って行く。主人公達の尽力で店が助かるのに、馬鹿長男と義母が相変わらず酷すぎる。次作以降は主人公の立場が改善されて行くのだろうか?

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    2021年12月08日
  • 出世商人 (四)

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    ネタバレ

    割と簡単に熊の身元が判明し、堅気の職人になってしまうのか。まだ若干の謎は残るもののちょっとあっさりしすぎかも。敵役もほぼつかまって(若干残るが)ひと段落。さて次の展開は?

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    2021年12月02日
  • 出世商人 (一)

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    初めは何だっていいんだよ。一度掴んだ客を、どう抱え込んでゆくか、それが商人の腕じゃあないか。しっかりおしよ。

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    2021年11月24日
  • 新・入り婿侍商い帖 二つの祝言

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    一人で何とかしょうとは思わない。人には向き不向きがあり、必要によって助けを求めることは恥ではないと教えられている。それは甘えとは違う。ただ相手と状況を見る目は養えと告げられていた。

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    2021年11月06日
  • 新・入り婿侍商い帖 古米三千俵(二)

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    時代小説としてはいつもながらよくできていると思う。ただ、歴史的には領主に相談もなく勝手に炎の壁などを造ったら罪に問われると思う。まして天領と藩領に分かれているところでは了解を得るだけでもめちゃくちゃ手数がかかりそう。細かいところではさらにいろいろある。
    まあ、その辺はあくまでも時代小説(私は江戸時代に似た設定のフィクションと理解している)として読まなければいけない。

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    2021年10月29日
  • おれは一万石 : 15 大奥の縁

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    老中松平定信ら、白河派との軋轢から正国は役を辞退。
    幕閣は、大奥をも巻き込む勢力図。
    滝川のお付きで、外出の敬語を頼まれる正紀。
    今回は、拝領邸の問題が起こる。

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    2021年10月19日
  • 銘酒の真贋 下り酒一番(五)

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    ネタバレ

     千野隆司さんの作品は、これでもかというくらい我慢に我慢を重ねる主人公を描くものが多いです。「銘酒の真贋」(下り酒一番シリーズ№5)(2021.4)もそうです。酒問屋武蔵屋の手代で先代一郎兵衛の妾腹三男、卯吉の物語。武藏屋の主、長男市郎兵衛と分家の主、次男次郎兵衛の二人の尻ぬぐいばかり。武蔵屋を差配する大おかみ、先代の女房お丹は、長男、次男を猫可愛がりで、妾腹の子卯吉は目の敵に。

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    2021年10月02日
  • おれは一万石 : 17 金の鰯

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    壱石でも削られれば大名ではなくなる、関東の小藩、高岡藩に婿入りした正紀は

    格上でもある大藩、尾張藩から婿入りした。
    高岡藩は何がおこるにしても、

    まず資金を集めなくてはならないという貧乏藩だ。

    義父でもある同じ尾張藩から婿に入った正国が

    お国入りする経費もやっと用立てたが、

    半年先の江戸入りの経費の工面に頭が痛い。

    小金の両替商の息子房太郎が相変わらずひょろりとした風貌で

    帳面片手に市場を調査中。
    聞けば、銚子沖でのイワシの漁が不漁ではないか?

    と疑問を持っているという。
    市民の明かりである魚油や、

    百姓にとって人糞よりも効果がある干鰯や〆粕が

    高騰する予測があるという。

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    2021年08月29日
  • おれは一万石 : 18 大殿の顔

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    ネタバレ

    今回気になったこと。丸山浄心寺(正紀の墓は?)、高崎藩元江戸留守居役小野田。襲われた房太郎を助けたのは小野田ではないのか?今回明かされなかったということは引き続き登場するのか?そういえば高岡藩には江戸留守居役はいないのか?等々、余計なことが気になっています。

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    2021年08月08日
  • おれは一万石 : 17 金の鰯

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    舞台も銚子がメイン。新たな登場人物も現れるなど物語もちょっと変わった雰囲気へ。今回は正紀の出番が少ないような。それといまいちすっきりしないのは翌月刊行分に続くからか。

    以下物語とはあまり関係ないこと。
    しかし先代藩主の井上正森って長命だったんですね。この後十年生きるということは養子の正国(一年後に死ぬ)より長生きするし、正紀でさえ正森の6年後までしか生きないことになる。ということはもうすぐ正紀が藩主になってそのあとは正森が物語に絡んでくるのかな?

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    2021年07月17日
  • 新・入り婿侍商い帖 古米三千俵(一)

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    新シリーズの始まり。今回は疫病はともかく人間の敵がちょっと小物感あり。三千俵をどうするのかというのもテーマとしてイマイチのような。この後どう展開していくのか?

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    2021年06月19日
  • おれは一万石 : 16 出女の影

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    著者の千野さんのブログに作品についての紹介の文がある。今回の作品の設定について本来ありえないことをどう描くかという意味のことが書かれている。私は時代小説は日本の江戸時代と似て非なる異世界の物語と考えて読んでいる。ある程度歴史は踏まえつつ、(ファンタジーにはならないように)いかに小説(フィクション)を面白く読ませるかというところが作家の力量なのだと思う。千野さんはかなり詳しく調べたうえで作品にしているのでほぼ問題ないと思うが、作家さんによってはちょっとそのへんが怪しい小説も見られるようだ。それでもその作品が優れていれば問題はないのではなかろうか。

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    2021年03月20日
  • 新・入り婿侍商い帖 遠島の罠(三)

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    千野さん最長シリーズですか。ここで一区切り、でもまだまだ続くとのこと。すごいなあ。
    ところで今回は江戸と八丈島の物語が交互に。ちょっと落ち着きがなかったかなあ。章ごとに舞台を変える(第一話江戸、第二話八丈、最後に江戸とか)方が落ち着いて読めたかも。

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    2021年02月28日
  • 出世商人 (一)

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     千野隆司 著「出世商人(しゅっせ あきんど)(一)」、2020.10発行。薬種問屋・薬作り・薬売りが舞台の話。薬種問屋、遠州屋に奉公の文吉16歳は、父が急逝し家業のもぐさ屋、三川屋を継ぐことに。病気の母親おぶんを看病しながら、残された借財を返すため、懸命に働く文吉。そんな文吉を励まし支える人たちと陥れようとする者たち。新しいシリーズの始まりです。

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    2021年02月25日
  • 追跡

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    2005年刊行の単行本の文庫化。ちょうど千野さんを知る直前ぐらいに書かれた作品。今とはちょっと作風が違うようだ。丁寧に書かれているが正直ちょっと暗い。恨みが錯綜しているので若干読み進めるのに時間がかかった。確かに縄田氏の解説にあるように藤沢周平さんの初期作品を思わせるところも。そのままの方向で行かなくてよかったというところも藤沢さんと同じかも。

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    2021年02月09日
  • 出世商人 (二)

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     千野隆司 著「出世商人(しゅっせあきんど)(二)」、2020.11発行。まるで任侠映画の様に「耐えて、耐えて、嫌がらせや、無実の罪に問われても耐えて耐え抜いて、最後に悪を追い詰める」、そんなストーリーが定番の千野隆司さん。今回は薬や舞台ですが、三川屋の文吉が売る新薬「元気丸」の妨害が。文吉を名乗る偽物が毒薬を元気丸と称して売り・・・。文吉の冤罪が晴れたからいいものの、江戸時代は無実の罪が晴れなかったケースも多かったのではと心を痛めました。

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    2021年02月08日
  • おれは一万石 : 10 無人の稲田

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    ここのところ書かれてきた凶作と増税でついに農民ストライキ
    他領のことながら強奪事件の絡みもあって介入

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    2021年01月02日
  • おれは一万石 : 15 大奥の縁

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    割と主人公に直積危機が迫らないのでハラハラドキドキ感は少ない。推理小説的な部分が多い作。すっと読めるので悪くはない。
    で、余計なことを考えてしまった。
    幕府全体のパイ(禄)が増えない中で競争をさせる。当然うまいことをやったやつがのし上がり、失敗する者は困窮する。困窮の中から浮かび上がるのは大変困難。全体的には旗本・御家人たちはやる気を失う。正紀たちのやっていることも所詮はコップの中の争い。商人たちが進出するといっても所詮金儲けの世界。文化には貢献することはありその部分ではよいのだが、指導者層にはなれない。というような社会では「明治維新」も必然的なものだったのかもしれない。
    って、時代小説を読ん

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    2020年12月28日
  • 出世商人 (一)

    購入済み

    やはり面白い

    この作者のシリーズは読みやすく、展開も面白いので大好きです。
    この作品も主人公が正直で頑張り屋なので、他のシリーズ同様好きになりそうです。
    きっと証人としていろいろなことを学ぶのでしょう。続編が楽しみです。

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    2020年11月21日
  • 出世商人 (二)

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    とりあえずスタート地点に立てたというところかな。なかなか出世しないのはまだまだ続くということか。(表紙の絵はなんかイマイチ)

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    2020年11月12日