【感想・ネタバレ】大店の暖簾 下り酒一番(一)のレビュー

あらすじ

霊岸島にある酒問屋武蔵屋は、上方からの高級酒下り酒を扱う大店だ。だが商才のあった主の市郎兵衛が亡くなり四年、武蔵屋の商いは火の車になっていた。市郎兵衛の妾腹三男の卯吉は、主にはなれない。そりの合わぬ長兄の市太郎や義母のお丹に冷たく当たられながらも、心通う者たちと店の切り回しに奔走する日々。新酒番船で一番となった銘酒灘桜の新酒が千樽届くことになっていたが、春の嵐に遭ったという報に武蔵屋一同青ざめる。

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Posted by ブクログ

初千野氏の本をシリーズ3冊纏めて購入したが、何とか読み続けられそう。
妾の三男という事で、本妻と長男、次男から酷い仕打ちを受けながら父の亡くなった店でこき使われる主人公。読んでいて可哀想になってくるが、周囲の人達に助けられて何とか頑張っている。父方と母方の二人の叔父が助けてくれ、特に母方の叔父からは棒術を習い、それが事件解決に役立って行く。主人公達の尽力で店が助かるのに、馬鹿長男と義母が相変わらず酷すぎる。次作以降は主人公の立場が改善されて行くのだろうか?

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2021年12月08日

Posted by ブクログ

霊岸島にある武蔵屋という大店の酒問屋を舞台にした物語。当主、長男・市郎兵衛、そして次男・次郎兵衛のバカ息子二人、見栄っ張りだけど仕事への思いは強い義母のお丹、そんな中で、妾腹の三男・卯吉19歳の孤軍奮闘ぶりとバックアップするわずなサポート組、最近の千野隆司さんにありがちなストーリーです(^-^) 「大店の暖簾 下り酒一番」、2018.6発行、たぶん、シリーズ化だと思います。

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2018年07月11日

Posted by ブクログ

江戸時代の酒の話をもっと詳しく書いているのかと思って読んだが、そうではなかった。酒の問屋ではたらく男の、あくまで商売の話。ありがちな話で、フツー。あまり盛りあがらず、感動もなし。

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2021年10月27日

Posted by ブクログ

千野隆司の江戸の経済からの視点を織り込んだシリーズ。
舞台は、上方の高級酒を取り扱う大店の酒屋「武蔵屋」そこの先代の妾の子、卯吉は三男でありながら、家族からは無視し続けられている。

武家下りの先代の正妻。気概も意地もない長男次男に経営の才はなく、危ない状況。

こんな折にその年のくだり酒の一番、「灘桜」を船で運ぶのだが、いつまで経っても江戸に入らない。

卯吉と手代の定吉は事件性を疑い調査を始める。

とまぁ、こんな感じで第一話が始まった。
こういう切り口の得意な作家さんだ。

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2020年05月17日

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