栗原ちひろのレビュー一覧

  • 令和最恐ホラーセレクション クラガリ

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    ネタバレ

     ハイブランド店で客が口走る不気味な言葉、一族で鶏肉が禁忌だと語る男、TVの街頭インタビューに見え隠れする町の不穏さ、時代を超えて《恐怖症》を売る女……他、ホラー最前線の書き手らによる6編を収録したアンソロジー。

    ・高級アパレル店に勤める恭子は会計の際に客が不可解な言葉を口走るのを耳にする。彼女たちはスマホで同じ写真を見せてきて……(オシャレ大好き/背筋)。意図せずして伝播する呪い。挿入されるドキュメンタリー番組の野性の羊は、そのまま現代人の姿ということか。
    ・深夜、雑誌編集部を訪れた漫画家。彼は席を外していた先輩に代わって応対した“私”に、自分の一族は鶏肉が禁忌であると語り出す(鶏/澤村伊

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    2025年08月21日
  • 令和最恐ホラーセレクション クラガリ

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    令和っぽいおしゃれなホラー集。最近いろんなところで名前を見かける作家さんやユーチューバーさんの短編で、「世にも奇妙な物語」みたいでした。

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    2025年08月19日
  • 令和最恐ホラーセレクション クラガリ

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    面白かったけど、全体的にゾワゾワ感は薄めだったかなぁ。最恐期待してたので。
    そもそも背筋さん、梨さん、澤村伊智さん好きなので、それ目当てではあったけど、「金曜日のミッドナイト」みたいなやつも意外に自分としては嫌いじゃないかも、って思った。

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    2025年08月12日
  • サトリの花嫁2 ~旦那様と私の帝都謎解き診療録~

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    結婚して一年…それから。

    結婚後、なので、ものすごく大変な事もなく。
    旦那様との幸せなひと時、というのが前面、でしょうか?
    楽しい生活の中に、旦那様の病の問題が。
    そして、何だかよく見る存在と、安らかな死体。
    解決した、でいいのでしょうか??

    まぁこのままの生活が続けば、ただの砂吐き状態かとw

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    2025年05月04日
  • 国土交通省鎮守指導係 天崎志津也の調査報告

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     『オペラシリーズ』を思わせる緻密な論理の組み立て。なのに相変わらず、オカルト。いいね、神々を鎮める男たちの、葛藤。

     この、悪あがきをする視点人物というのが、曲者。すべてを呑み込むように見えて、実は自分の執着するものには、一切手を出すことを許さない。自分自身揺れているくせに、この人はまぁ、なんて頑固なんだろう。愚直という言葉がこれほど当てはまるキャラもそうそういないだろう。

     栗原ちひろ氏の筆致にやられている。次巻希望。

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    2025年01月08日
  • ゴーストリイ・サークル――呪われた先輩と半端な僕

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    怪異がなかなかの怖さなのに、それをうまくやり過ごすだけで共存するというなんとも斬新?!なお話で
    、祓えないから幽霊が、ずっと居るという恐ろしい展開。自分だったら耐えられるのか?!無理〜!

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    2024年10月16日
  • 式神仙狐の思い出帖

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    『式神仙狐の思い出帖』 (平成30年初版発行)
    著者 栗原ちひろ

    積読していた本の中から。表紙のイラストとタイトルの雰囲気、帯には「記憶を探す青年・嘉月と、思い出を喰う式神。」とありました。今頃思い出したように読んでみたくなりました。(富士見L文庫、ラノベかな?)あとがきを入れて250ページ程、軽めの文章でサラリと読めます。

    主人公は生来体の弱い大学生の沖世嘉月(おきせかづき)。大学の夏休みも終わる頃、転地療養のため、母と二人で小学生時代を過ごした祖母の家を訪れるところから始まります。祖母の喜代は嘉月が生まれた同じ日に亡くなっています。

    のっけから、不穏な気配が付き纏っています。この世の

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    2024年09月30日
  • 死んでも推します!! ~人生二度目の公爵令嬢、今度は男装騎士になって最推し婚約者をお救いします~(1) 電子限定描きおろし特典つき

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    女なんてと言ってた割に展開早すぎじゃないかな
    どうにも最近この手の感情丸出し全力で叫ぶみたいなのが無理になってきた_(:3 」∠)_
    話はおもしろいし、フィニスもかっこよかったのだけどね

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    2024年06月12日
  • サトリの花嫁 ~旦那様と私の帝都謎解き診療録~

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    顔も知らない支援者だけが、心の支え。

    完全に洗脳っぽい感じがする1話目、でした。
    記憶がない所を拾ってこき使えばこうなる?
    いや、ここまでしたのにしてもらった現実に
    この人達どうなのだろう、という感じでしたが。

    嫁入り先(?)の親戚もろくでもない、というべきか
    よくある血筋だけが…という人達なのか。
    その後の別場所もそうですが、触れて、というより
    恥じて、でしょうか?
    それが分かるなら、それはそれでまだよかったやも?
    まぁ本人が幸せだと思うなら、どんな環境でも
    よろしいのかと。

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    2023年12月11日
  • 死んでも推します!!2 ~人生二度目の公爵令嬢、今度は男装騎士になって最推し婚約者をお救いします~

    購入済み

    読んでも内容が頭に入ってこない。ずっとテンション高めで疲れました。多分、私には合わない。残念ながら。
    推しの概念より男女のアレコレの方が気になる私にはちょっと難しかった。

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    2023年05月05日
  • サトリの花嫁 ~旦那様と私の帝都謎解き診療録~

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    ネタバレ

    蒼を見ていると、女性版ホームズかなと感じることが多々。
    性格はまるっきり違いますが。
    自己肯定感が低すぎて、逆に嫌味な発言になってしまっているのが難儀だ。
    「サトリ」とタイトルにあるが、彼女の場合は、優れた観察力から人の何倍も情報を読み取れるタイプであやかし系の話ではない。
    だからホームズっぽいなと思ったのかも。
    これに本で得た知識を結び付けて謎を解くのだから強い。
    栞の君であり現在の旦那様からの知識の支援があったからこそ。
    それでも、現時点ではまだ不完全。
    これからも知識をどんどん吸収できる余地があるという。
    伸びしろしかないな、彼女。

    旦那様の正体はさておき、彼の病気については解決しない

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    2023年03月11日
  • 有閑貴族エリオットの幽雅な事件簿

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    幽霊が見える男爵と助手が事件の謎を解いていくお話です。

    軽めの謎で、サクサク読みすすめられました。
    謎は一話完結なので、朝読書とかにいいかもしれません。

    主人公は意外と人情家で、考えは現代的です。
    一方で友人は当時の常識家で、当時の考えも少し知れます。

    冒険家のアレクサンドラにもう一度登場してほしいです。

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    2023年02月03日
  • 有閑貴族エリオットの幽雅な事件簿

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    コニーが謎めいてて、この先気になる。

    エリオットは結構キャラ立ちしていてわたりやすい。

    2022.7.16
    95

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    2022年07月16日
  • 有閑貴族エリオットの幽雅な事件簿

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    ネタバレ

    これが19世紀ロンドンのリアルなら、女性への考え方が偏りすぎててしんど。
    今の時代の考え方も、何百年後に触れたら、「うわっ偏見やばっ」ってなるのかなー。

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    2022年05月06日
  • 式神仙狐の思い出帖

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    ネタバレ

    身体は弱いのにこころは強い主人公が療養でおばあちゃんの家にしばらく住むことになるが、学校に行っていた頃よりハードな日々に巻き込まれる話。病弱というか魑魅魍魎を毎日くっつけて身体がしんどいのに町のみんなを助けるため身を粉にしています。おかげで町も少しずつよくなってきましたが、結局嘉月くんの寿命はどうなんでしょう。続編があるのでしょうか。

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    2022年02月06日
  • 死神執事のカーテンコール 時限爆弾の少年

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    前回で終了かと思っていた人物が再び、だったり
    爆弾の作り方なのか恋愛相談なのかわからなかったり
    避暑地で怪しげなバイトをしてみたり
    びっくりな存在が登場してみたり。

    収集が付いたのは、3話目まで、かと。
    まさかメイドとして戻ってくるとは思いませんし
    爆発ターゲットは、ものすごい純情捧げてるし
    避暑地での出会いまでは…まぁ職務というか
    ありえるというか。

    しかし最後の人物だけは…。
    さすが死神が連れてきた人物、というべきなのか。
    まさかの、本当に『最後』に驚きでした。

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    2021年07月26日
  • 死神執事のカーテンコール

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    かつて人気を博していた探偵子役は、大人になって
    探偵をしてみる事にした。

    演じるのと職業はまた別では?! な最初ですが
    登場人物に執事がいる時点で、どうでもよくなる状態。
    大家に仕えている、という事なのですが
    何故大家は冷たいものしか口に入れないのか等
    色々な謎も次々と判明。

    しかしこの主人公、脳筋とはこういう人を? と
    思えるほど素晴らしい感じです。
    単純とも言えますが、美徳は素直?
    彼の過去もちょこっと分かります。

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    2021年07月09日
  • 有閑貴族エリオットの幽雅な事件簿

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    非常に読みやすい文体でさらさらと流れるよう。
    目が滑ることも踊ることもなく、必要なことを必要なだけ的確に読者に伝えるという点で理想的と言える。
    主要な登場人物も主人公のエリオットを始めとして皆気持ちの良い人たちで、読んでいてストレスがない。
    主役が優しく紳士的で風変わりで女性に弱いというありがちな設定ながら人物に厚みがあり、とても魅力的だった。
    またエリオットと助手のコニーの関係も単調なものではなくよく練られていて、安易な甘々主従ではないのが良い。

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    2021年06月15日
  • 死神執事のカーテンコール

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    最初がなかなか入り込めず、でも終わりは気になったので、まず最終章を読み、意外と面白かったのでもう1つさかのぼり…結局最初から最後まで読んだ。正確には、最後から最初まで、だけど。名探偵がいいキャラ

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    2021年05月27日
  • 有閑貴族エリオットの幽雅な事件簿

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    十九世紀後半のロンドンを舞台に美少年バディが、オカルト絡みの事件に首を突っ込んでいくライト・ミステリの連作。受けそうな要素はてんこ盛りなので、あとはディテール次第だが、作者さんはこの時代のことをよく勉強しているみたいだし、キャラも魅力的、事の真相も程よくひねりが効いてる。当時の女性の地位とかの社会問題への目配りもある。だからもう少し面白くてもいいような気がするんだよなあ。悪くはないんだけど。

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    2021年03月20日