栗原ちひろのレビュー一覧
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ネタバレハイブランド店で客が口走る不気味な言葉、一族で鶏肉が禁忌だと語る男、TVの街頭インタビューに見え隠れする町の不穏さ、時代を超えて《恐怖症》を売る女……他、ホラー最前線の書き手らによる6編を収録したアンソロジー。
・高級アパレル店に勤める恭子は会計の際に客が不可解な言葉を口走るのを耳にする。彼女たちはスマホで同じ写真を見せてきて……(オシャレ大好き/背筋)。意図せずして伝播する呪い。挿入されるドキュメンタリー番組の野性の羊は、そのまま現代人の姿ということか。
・深夜、雑誌編集部を訪れた漫画家。彼は席を外していた先輩に代わって応対した“私”に、自分の一族は鶏肉が禁忌であると語り出す(鶏/澤村伊 -
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Posted by ブクログ
『式神仙狐の思い出帖』 (平成30年初版発行)
著者 栗原ちひろ
積読していた本の中から。表紙のイラストとタイトルの雰囲気、帯には「記憶を探す青年・嘉月と、思い出を喰う式神。」とありました。今頃思い出したように読んでみたくなりました。(富士見L文庫、ラノベかな?)あとがきを入れて250ページ程、軽めの文章でサラリと読めます。
主人公は生来体の弱い大学生の沖世嘉月(おきせかづき)。大学の夏休みも終わる頃、転地療養のため、母と二人で小学生時代を過ごした祖母の家を訪れるところから始まります。祖母の喜代は嘉月が生まれた同じ日に亡くなっています。
のっけから、不穏な気配が付き纏っています。この世の -
ネタバレ 購入済み
女なんてと言ってた割に展開早すぎじゃないかな
どうにも最近この手の感情丸出し全力で叫ぶみたいなのが無理になってきた_(:3 」∠)_
話はおもしろいし、フィニスもかっこよかったのだけどね -
購入済み
読んでも内容が頭に入ってこない。ずっとテンション高めで疲れました。多分、私には合わない。残念ながら。
推しの概念より男女のアレコレの方が気になる私にはちょっと難しかった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ蒼を見ていると、女性版ホームズかなと感じることが多々。
性格はまるっきり違いますが。
自己肯定感が低すぎて、逆に嫌味な発言になってしまっているのが難儀だ。
「サトリ」とタイトルにあるが、彼女の場合は、優れた観察力から人の何倍も情報を読み取れるタイプであやかし系の話ではない。
だからホームズっぽいなと思ったのかも。
これに本で得た知識を結び付けて謎を解くのだから強い。
栞の君であり現在の旦那様からの知識の支援があったからこそ。
それでも、現時点ではまだ不完全。
これからも知識をどんどん吸収できる余地があるという。
伸びしろしかないな、彼女。
旦那様の正体はさておき、彼の病気については解決しない -
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