あらすじ
雰囲気探偵と死神執事の不可思議なぞとき!
雰囲気重視で推理などろくにしない探偵・猪目空我は、古めかしい屋敷の一角で探偵事務所を開いている。まるで繁盛していないが、家賃が格安なのでなんとか操業できているのだが、くだんの屋敷の住人はワケアリお嬢様と、その側に近くに仕える自称・エリート死神の執事のみ。肝心の猪目は推理力に乏しいので、この怪しい探偵事務所でなぞときをするのは、主に美形執事の役割だ。執事は死神らしく、死者の霊を見る特殊能力がある。中でも特筆すべきは「カーテンコール」という力で、死にゆく人に願われると三回だけ延命に応じることができるというもの。この能力による不思議な出来事や、猪目のもとに舞い込んだ依頼を、彼らは力を合わせたり合わせなかったりしながら、解決しようとするのだが……。
静かな屋敷に唐突に現れる押しの強い押しかけメイド、爆弾をほしがる制服姿の少年、少女たちの避暑地でのひと夏の思い出、外国からホームステイにやってきた死者。死神執事の「カーテンコール」で現れる謎めいた人物たちは、やがて真実の路を通って彼方へ還ってゆく。エリート死神執事×ハリボテ探偵が贈る、人生最後の謎とき「やりなおし」ファンタジー、第2弾!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
小気味よく、センスがある台詞回しのたのしさと共に、持ち込まれる謎の深さと押し付けがましくない結末が好き。思春期の気持ちの繊細さと青臭さのバランスが心地よくて好みだった。
Posted by ブクログ
カーテンコールと時限爆弾の話がよかった。
同じようなことに悩んでいる人もいると思うし、
悲しい結末にならないでよかったと思う。
今作も執事とお嬢様、探偵の絡みが面白かった。
Posted by ブクログ
前回で終了かと思っていた人物が再び、だったり
爆弾の作り方なのか恋愛相談なのかわからなかったり
避暑地で怪しげなバイトをしてみたり
びっくりな存在が登場してみたり。
収集が付いたのは、3話目まで、かと。
まさかメイドとして戻ってくるとは思いませんし
爆発ターゲットは、ものすごい純情捧げてるし
避暑地での出会いまでは…まぁ職務というか
ありえるというか。
しかし最後の人物だけは…。
さすが死神が連れてきた人物、というべきなのか。
まさかの、本当に『最後』に驚きでした。