森浩美のレビュー一覧

  • ほのかなひかり

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    「1 聖夜のメール」 「2 想い出バトン」 「3 噛み合わせ」  「4 リリーフはいらない」「5 じゃあまたな」  「6 ワイシャツの裏表」「7 褒め屋」 「8 トイレットペーパーの芯」
    8つの短編が収録されています。

    この作品も森さんの「家族シリーズ」になります。

    どの短編も読みやすく身近な内容だけに興味深く面白く読めました。

    読後感に強烈な印象が残るわけではないけれど、全てのストーリーに気持ちがほっこりとして温かな気持ちになれます。

    中でも「聖夜のメール」「褒め屋」は良かったです。

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    2021年01月25日
  • 小さな理由

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    殺人事件や派手な出来事が起こるわけでもなく、あくまで「家族の日常」をテーマに書き綴られていますが、毎回飽きずに楽しく読めるのは、自分のすぐそばにある日常、作者曰く「これってあるよね」と思えるエピソードばかりだからだと思います。

    優しい文章、そして人物が浮かび上がって来る様なテンポの良い会話で気持ち良く読むことが出来ました。

    色々あるけど、やっぱり家族って良いなぁ、と読後感も爽やかな気持ちになれる作品です。

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    2021年01月24日
  • 小さな理由

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    心にしみる8編の家族の物語。
    読んだあと自分の家族に感謝する気持ちになる小説でした。
    印象に残った文章
    ⒈ 逃げてばかりじゃこの先、何も変わらないよ。
    ⒉ 人生というのは、気まぐれな神様が、見えない天秤の上に、良いことと悪いことの重りを載せてバランスを保っているのだろう。
    ⒊ 寒い玄関先に置かれるのが厭なら必死で頑張りなさい。

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    2020年11月24日
  • 夏を拾いに

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    大阪に転勤が決まったお父さん
    小学5年生の息子に子供時代の思い出を語る
    夏休みの自由研究に不発弾
    不発弾を・・・
    子供時代の出来事がいろいろ語られます
    懐かしさも感じられよかったです

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    2020年10月19日
  • 家族の分け前

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    「それでも鳥は空を飛ぶ」そもそも鳥が空を飛ぶのは楽しいのか、なんて考えたことはなかったが、確かに勝手に人間が羨ましく思うだけで、鳥には鳥の、人には人の営みがあって、隣の芝生は青く見えても、自分の場所で懸命に生きていくしかないのだな、と思う。諦めのような覚悟のような。

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    2019年09月28日
  • 小さな理由

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    今回もどの話も響いたけれど、最も心に染みたのは、あとがきの一文。「厄介な出来事が次々に降りかかる中で、小さな幸せを見出せるバランス感覚を持つことが大人ということなのかもしれない」多くのことはバランス感覚が重要かな。

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    2019年09月28日
  • 夏を拾いに

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    「不発弾探し」を、通して一夏で成長していく姿がとても印象的。知らなかった友達の気持ち、親子気持ち、家毎に違う取り巻く環境。知ったことで言葉にできない感情に気づき、それらを持って大人になっていくんだね。今の世の中みたいに、人と関わりが薄い人間関係じゃ知り得ないものなんだろうな。

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    2019年09月21日
  • こちらの事情

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    何の気なしに手にとったのに、泣かされてしまった。
    家族をテーマに書かれた8作品の短編が胸に響く。
    こんなに上手くいかんやろと思うこともあるけれど、気持ちの描写が繊細で家族に会いたくなる。

    本当に家族って不思議。
    でもやっぱり嫌いになれない、大切な存在。

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    2019年07月06日
  • 夏を拾いに

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    2019.3.12
    よかった。
    なるほど日本版スタンドバイミー。
    本場のスタンドバイミーに比べてなんでダサいんだろう笑
    そこがとても郷愁をそそられました。

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    2019年03月13日
  • こちらの事情

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    ネタバレ

    2冊目の森作品

    ほっこりとしたい時に読みたくなる短編集
    「短い通知表」「荷物の順番」が時に心に残った

    どちらも悲しいストーリーながらも
    ほっこりと出来る仕上がりがスゴイ

    また心が擦り減ったら読もう

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    2018年01月15日
  • 終の日までの

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    シリーズものとは知らず手に取ったが短編ものなので問題なかった。家族の微妙な機微を上手に醸し出していて面白かった。遅ればせながら第一弾から読んでみようと思う。
    あらすじ(背表紙より)
    母が他界した五年後に、独り暮らしの父が亡くなった。納骨を済ませ子供たちは実家に集まり、ぽつりぽつりと両親の想い出話をする。遺品整理を始めたところ、父は意外なものを遺していた。そして初めて父の家族に対する想いを知るのであった(「月の庭」より)。大切な人の死や老いに直面したとき、生きている今、何をすべきか…。前向きに生きるその先には、救いの光が見えてくる。“人生の閉じ方”を描く「家族小説」第八弾!

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    2017年06月04日
  • ほのかなひかり

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    「聖夜のメール」で一番泣いた!
    「共感度100%のイチオシ家族小説集」との帯が付いてた。共感度100%は言いすぎだけど、共感できる話(登場人物)が多い。良くも悪くも、有り得ないような設定がなく、身近に起こり得るような短編8作品。

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    2017年03月09日
  • ほのかなひかり

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    最初から最後の話まで、感動的。
    無理矢理なお涙頂戴に持っていかないところは流石。
    映像が見えるがごとく無理のない展開でおもしろい。

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    2016年12月06日
  • ひとごと

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    あらすじ(背表紙より)
    交通事故で幼い息子を失って以来、亀裂のできた夫婦の縁を描いた「桜ひらひら」。妻が娘を残して家出。イクメンとして有名な夫だったが、実際は何もできず…「仮面パパ」。一見バラバラな8つの物語は、幼い息子を虐待して殺してしまった母親のニュースに触れる8組の人々を巡っていく―。それは“ひとごと”と言い切れるのか。それぞれの人生の一片を、温かくも鋭い眼差しで切り取り、家族の絆を描く感動の号泣小説。

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    2015年08月30日
  • 家族の見える場所

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    家族シリーズ
    いろんな家族の在り方
    自分と重なると泣けてくる

    家族って大切だなって思う
    自分が子供だった頃が私にとっての家族像かも

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    2015年01月29日
  • 小さな理由

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    家族をテーマにした短編集。
    暖まる面もあれば切ない面もあり、家族の形は色々なんだなあと考えさせられる部分もある。
    自分に家族が出来たら、どんな家族になるんだろう。

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    2015年01月17日
  • 夏を拾いに

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    昭和を舞台に3人の幼馴染が学校のヒーローになろうと
    不発弾を探そうと奮起する。スカした転校生と仲良くなったり
    学年上の不良に絡まれたりと言った日常を織り交ぜながら
    ストーリーは進む。
    想像通りの展開だと思うし、特に派手な盛り上がりが
    ある訳でもないが、
    スタンドバイミーのような小説を描きたかった
    と作者が言っている通り、懐かしさだけで十二分に楽しめると思う。

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    2015年03月07日
  • 家族往来

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    シリーズ6作目(のはず)。
    どの作品も読むと心が温まります。

    それぞれがどうとは言いませんが、これからも
    折に触れて読んで行きたいシリーズです。

    次巻にも当然期待です!

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    2014年03月02日
  • 家族往来

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    家族をテーマにした短編集。どれをとっても穏やかな結末にホッとしました。これってこの方の短編集6作目なんだそうですね。あとがきに書かれてました。うーん、やっぱり今の時代にピッタリなんでしょうね。

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    2014年01月18日
  • 夏を拾いに

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    小学生男子4人のひと夏の冒険・友情物語。
    前半は少し退屈したが、後半は引き込まれてラストまで一気に読めた。
    子供のころの損得のない関係はいいなあと懐かしくなる。
    昔も今もいろいろな立場、環境におかれている子供たち。それでも一生懸命たくましく生きている。昔も今も。

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    2013年11月07日