森浩美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
audible☆再読
1年前にaudibleで聴いた物語の感想を書きたくて再読している中、フッと思った!
2回目はちょこちょこ覚えている場面もあるから、より物語に入りやすいなぁ〜っと♡
色々な家族の形を表した物語が8話書かれている。
その中でも2話の"乾いた声でも"が印象に残った。
「攻める気持ちや疑う気持ちはすぐ手の届く棚にあるのに、思いやりや楽しかった記憶は特別な踏み台を使わなければ届かないような棚の上にいつの間にか追いやってしまっていたのかもしれない。」
この言葉の表現が好き‼︎夫に対して特に…心がこんな風になっていると強く思った…無意識に。
家族でもちょっとした誤解やズレが関係を悪くするきっかけになる。 -
Posted by ブクログ
人としての当たり前を身に付けなければならない。
それは、20年という歳月の中で身に付けるべきものである。
ただ年を重ねただけでは、大人になったとは言えない。
この20年の間に、しっかりと叩き込まなければならないのである。
しかし現在は、自由主義、個人主義、ネオ・リベラリズムなどの影響によって、多くの子どもたちが惑わされている。
自分たちには人権があると思い込んでいる。
人権があるのは、もちろん当然である。
人権を大切に思うこと自体は良いことである。
しかし、それがわがまま勝手と混同されていることが、今の社会の問題なのである。
「僕は自由だ」「僕は一人で生きていける」と言うが、その「一人で生きていける」とは、どういう意味なのだろうか。
今ここに生きている命は、誰から受け継がれ、どのようなつながりの中で生きているのだろうか。
そうしたことを何も考えずに、「自分は何でもできる」「自分がすべてだ」と思い込んでしまう人間が育ってしまったのは、親がしっかりと教えてこなかったからである。
しっかりと教えることは、決して暴力ではない。
子どもたちに正しく、丁寧に教えること。
それこそが大人の責務である。
そして、力強い日本をもう一度取り戻したいと、ただ願うばかりである。 -
Posted by ブクログ
ネタバレそれぞれの家族の話を詰め込んだ短編×人生小説。
本を開いてすぐの見開きの『言い訳をいちばん必要とするのは家族です。』の言葉から凄く心掴まれました。
最初の話の時点で話の持っていき方が良すぎて、短いページの中にギュッと色々な感情とかを詰め込んでて、気付けば泣いてた。
『家族』の形は色々あるけど、決して幸せなことばかりではないし、悲しいことばかりでもない。自分自身が歳を重ね、色んな経験をし、自分も家族と色々な事があったからこそ、この本の良さも、話の深さも知れたと思う。
親ってこうだよな、子ってこうだよなが凄いあった本でした。
特に、「ホタルの熱」、「おかあちゃんの口紅」、「イブのクレヨン」は
凄く心にくるものがあったし、自分と重ね合わせて見てた部分もあったし、共感できる部分が多かった。気付けば大号泣してました。 -
Posted by ブクログ
やや複雑な家庭の人間関係や心の絆を、ことば巧みに表現し、最後は人間って捨てたもんじゃないな、家族はやはりいいもんだ、と思わせてくれた。涙腺が緩みっぱなしになってしまった。
ホタルの熱
乾いた声でも
星空への寄り道
カレーの匂い
柿の代わり
おかあちゃんの口紅
イブのクレヨン
粉雪のキャッチボール
の全部で8つの短編。
幼い子どもと一緒に、人生の最後となる旅に出かける母親。
しかし思いがけず、民宿に泊まることになり、そこで優しい女将と出会い、過去の悪い想い出を涙と共に洗い流してくれるという、ホタルの熱。
悪いことが重なり、どうしようかと悩んでいる主人公。たまたま乗ったタクシーの運転手さんの話しのなかで、妻と娘が星になったと信じていることを聞き、東京から星の見える八ヶ岳の麓まで行ってもらうという、星空への寄り道。
「妻が言っていたように、人は亡くなって星になるのなら、それは空へ昇るということですものね。空には天国しかありません、それに⋯⋯過ちをしたとはいえ、娘が地獄に堕ちたと思うのは、親として忍びないです。たとえどんな小さな
星だとしても、すべてを許され、光っていると信じたいですから⋯⋯」
親とはそう言うものなんだよな。
この小説は、ある程度の大人が読んで共感するものかな。