森浩美のレビュー一覧

  • ほのかなひかり
    この短編集、心、暖まりました。

    日常に潜む小さな希望を描いた作品。

    奥さんに勧めようと思う。
  • 家族の言い訳
    いろんな家族の言い訳が短編で書いてある親子や夫婦の問題、それがすっきり解決するわけではないけど。物語から何を言いたいかは分からなかった。
  • ひとごと
    夫婦や家族を描いた短編。
    事故で子供を失った夫婦。
    事情を抱えた妊婦。
    外面のいい夫(父親)。
    父と息子と孫。
    養子を迎えた夫婦。
    母と息子。
    捨て犬。
    嫁姑問題。
    それらは、どこかで子供を虐待して殺した母親のニュースに触れているという形になっているらしいし、確かにそうなんだけど…そういうのがなくて...続きを読む
  • ひとごと
    想像より仰々しくなくて日常のような。
    少しずつ毒があるけど、優しさでつながると信じたい。
    よくもわるくも、片意地張ってられないのが親子なのかな。
  • ひとごと
    家族をテーマにした短編集。それぞれがじんわりときて良い。どんな人だろうが家族という関わりはあり、また一寸先にどうなるかわからない。近しいからこそ様々な感情が絡み合う存在。

    そこに見る家族像は果たして『他人事』なのだろうか。

    どの短編にも同じ内容のニュースの一文を入れており、どの章の結果にも左右し...続きを読む
  • 夏を拾いに
    受験に追いまくれる息子は夏休みも塾と家の往復で子供らしい時間を送る事が出来ずにいた。父がふと漏らした子供の頃の経験に興味を示す息子。父が語り始めたのは、夏休みに不発弾を探した冒険の夏だった。
    僕は少年小説大好きなんで楽しんで読めました。
  • ひとごと
    仮面パパ、のなんとも言えない読後感。
    ひとごとだと思ってニュースを見てしまう、世の中がすごくリアル。
  • 夏を拾いに
    現代の父子関係を契機に、古き良き昭和の子供時代を思い出す父の話。ま、いいこともあったし呑気な時代だったのは事実だけど、ちーとあの頃礼賛過ぎかなぁ。ヒミツキチやら爆弾探しやら、いかにもな題材は甘酸っぱいけど、確かに。
  • 家族ずっと
    読む順番が逆になったけど家族短編シリーズの5作目。6作目の家族往来でも書いたが、主人公達が自己中心で好きになれない。もっと相手の立場で考えようよ・・・
  • 家族往来
    家族短編シリーズの6作目で、私が読むのは4冊目だけど、どうも登場人物達に共感できなくてイライラするなあ・・・
    なんか自己中なんだよなあ、みんな。
  • 小さな理由
    家族の、特に父親に焦点をあてた短編集。大きな事件はないけど、日常の父親の視点で書かれた作品は興味深い。当たり前だけど、父親は家族に愛情があり、うまく表現できないものなんだなーと。もちろん、興味がそもそもない人だっているだろうからある意味理想的ななのかもしれないけど、それでも多くの父親とは娘を息子をそ...続きを読む
  • 家族往来
    現代の家族をめぐるちょっと切なくてあたたかな短編集
    シリーズ6作目とか
    ハラハラドキドキというのではないけれど
    しっとりとひびきます
    ≪ やっかいで でも愛しくて 家族って ≫
  • ほのかなひかり
    いつものように短編集です。
    どのこにでもありそうな話なんだけど、最後にはホッとするような終わり方をするというのもいつものパターンでしょうか。
    ただ、安心して読めるという点では満足しています。
    家族の話が多かったかな。
  • 推定恋愛
    SMAPの「青いイナズマ」や
    ブラックビスケッツの「タイミング」などの
    作詞を手掛けた森浩美さんのショートショート恋愛小説。
    20代、30代の女性の日常心理を四季で切り取っています。

    スイカを丸ごと買う女性。
    夜中のコンビニまで自転車を漕ぐ女性。
    田舎の母親に転職したことを話せない女性。
    面倒なこ...続きを読む
  • ほのかなひかり
    家族の日常にあるささいな幸せがつまった連作集。
    夫を事故で亡くした妻に届いた「聖夜のメール」。娘を嫁に出す父が作った「想い出バトン」。5年前に別れた彼氏が歯医者として目の前に現れる「噛み合わせ」。会社をやめたいという部下、息子をもつ「リリーフはいない」。
    どれも読むと優しい気持ちになれます。
  • ほのかなひかり
    日常のちょっとした断片を切り取ったような8つの物語。
    いずれも”家族”が共通のテーマとして描かれているけれど、大げさなお涙頂戴系ではなく、じんわりとした余韻を残してくれる8篇でした。
    「思い出バトン」が特に良かったです。
    お涙頂戴系ではないと書いたばかりですが、この1篇だけはボロボロ涙がこぼれてしま...続きを読む
  • ほのかなひかり
    8つの日常の短編集。

    安心して読める、温かい本でした。
    どの話にも共感できるし、あーこういう人いるーと思えたりした。
    個人的には、一つだけ異色の『褒め屋』が好き。
    いいなぁー。若い男の子に癒される話。
  • 夏を拾いに
    「夏を拾いに」森浩美 読んだ。タイトルに惹かれて。昔は良かった節全開で俗世が辛くなりそうだったけど、確かに、怖い親父と、子供らしい子供がいる時代に戻ってしまえとも思う。
  • 夏を拾いに
    夏!ということで手に取りました。
    昭和の夏休み・・・という感じで、自分よりは年代が上だけど、いろいろなところで懐かしく思いました。
    あの頃に戻りたいー。(´ー`)
  • ほのかなひかり
    ☆3.8
    どこにでもいる普通の人たちの、8つち小さな物語。どこにでもある日常を、「丁寧に掬い取った」ほのかにあったかい物語。
    「ワイシャツの裏表」「褒め屋」が印象深かったかなぁ。褒め屋、私も利用したい。でもあまりにも褒め方がわざとらしかったりすると、逆に興ざめしそうだし...と割と本気で褒め屋のあり...続きを読む