森浩美のレビュー一覧

  • 夏を拾いに
    なつかしい昭和のかおり・・・
    幸せな子供時代を読ませてもらいました。

    日常の冒険がなかなかできない今の小学生は少し損してるかな。
    全員じゃないけど・・・。
  • 家族の分け前
    森浩美さん。オリジナルスマイルにSHAKE、スマップの名曲を書いているとは!
    最後必ず希望を持てる話ばかりなので、安心して読めた。年をとるとね・・・、辛い話は読みたくなくなってくるよ。
    そう思いながら読んでいたら、後書きにも同じような内容が。震災後だったのね。
  • 家族の分け前
    家族のちょっとした幸せを紡ぐ短編集の4冊目。

    前作3冊に比べて、世相に近い、少し暗いバックグランドのストーリーが多くなりましたし、相変わらず、どの話もこれといった盛り上がりはないけれど、読んだ後に心が温まります。

    この本はいつも出るのを楽しみにしてます。次回作も心待ちにしています。
    ※「車輪の空...続きを読む
  • 父親が息子に伝える17の大切なこと
    子供たちの素朴な質問に完璧に答えるのは難しいけど、それよりもちゃんと向き合って、一緒に考えるってことが大切なんだろうな。日頃の行いを反省。たまにはまっすぐ家に帰ってみようかな。どうしようかな…。
  • ほのかなひかり
    ほのぼのとした話の8編だが,一気に読みました.何でもないところから膝を打つような話を紡ぎ出す作者の力量は,かなりのもんだと感じます.
  • ほのかなひかり
    日常を題材にした短編小説集。

    とりたてて大きな感動があるわけではなかったけど、
    するすると読めてほんの少し心に染み入るような感じでした。
  • ほのかなひかり
    森さんの小説は好んで毎回書店で新刊を見つけては手に取ってしまう。
    家族や人生をテーマにした内容がフィクションにも関わらず、ノンフィクションの世界に感じてしまう。
    本作品もまた心温まる短篇集で織り成す内容になっている。
  • 夏を拾いに
    「夏を拾いに」森 浩美
    青春小説。抜けるような空色。

    昭和46年。小学生のガキンチョたちの、夏休みの鮮やかな思い出を綴る物語。
    直球ド真ん中なストーリーが、悪くない。児童文学ですね。
    1980年代生まれの僕らの世代には、共感できるところもあるし、もっとノスタルジックなところもあるし。
    でも、大人視...続きを読む
  • 小さな理由
    森さんの家族小説はこれで三冊目。
    ありふれた日常を優しい文体で描かれている。
    短編一つ一つに楽しいこと悲しいこと、辛いこと嬉しいことが詰まっていて、歳を重ねてわかるその理由が心地よい。

    この本の最初。
    その短い文にこの本の意味がある。
  • 完全推定恋愛【全話収録版】
    超ショートストーリーが60編。1つが大体4ページ。最初は物足りなかったけど、短い中にもぐっとくるものがあり、なかなか楽しめました。ちょっとした隙間時間にお勧め♪
  • 小さな理由
    森浩美さんの家族シリーズ3作目。

    どの作品も家族をテーマにした物語になっていますが
    本作品は父がメインとなったお話が詰まっていました。

    この家族シリーズは「日常」が綴られているのですが、
    読んでいて飽きが来ないのは
    物語のどこかで「そうだよねぇ」と共感してしまう部分があるから。

    このシリーズを...続きを読む
  • 小さな理由
    家族シリーズ 第三弾
    *いちばん新しい思い出...離婚後15年振りの娘との再会間もなく結婚する娘との会話
    *夜の鯉のぼり...離婚決定後母方の実家で暮らす息子。今後しばらく会えなくなるであろう実家への訪問
    *皿を洗う父...無口な父が黙々と皿洗いをする訳。
    *手のひらが覚えてる...突然田舎から出て...続きを読む
  • こちらの事情
    *晴天の万国旗...リレーの選手に選ばれた息子だが...
    *葡萄の木...ぶどう狩りの前夜に起った小さな事件
    *甘噛み...母との旅行はペットの子連れ
    *短い通知表...家族で付けあっていた通知表
    *福は内...疎ましい田舎の親の深い温情
    *靴ひもの結び方...キャッチボールを余所の子と楽しむ夫
    ...続きを読む
  • こちらの事情
    どの短篇集も、様々な事情に悩まされながらも頑張ろうとする様が良かったです。
    中には、最後「それは都合が良すぎるだろう!?」という作品があったけど。
    後書きによると作者自身が分かっててあえて描いたそうなので。
    それはそれで良いのだろうと思うようにしました。(^_^;)
  • こちらの事情
    「家族の言い訳」を読んでいなくても十分に楽しめるというか、
    感動しきりでした。短編どれもが長編にしてほしいほど。
  • ひとごと
    あとがきにあるとおり、『問題を抱えていても、それでも歩みを進め、解決には至らなくても、すっきりとしたハッピーエンドではないにせよ、ラストには小さな光』を残されておられる作品でした。
    個人的には、スカッとする、または、ハッピーエンドやバッドエンドでもいいのではっきりとした結末となる作品が好きです。
    ...続きを読む
  • こちらの事情
    家族の考え方の違いやすれ違いを描いた短編集。どこにでもありそうな話ででも本人達にとっては大問題という事は多々あるという事だね。
  • 家族ずっと
    森浩美作品はこれが初ですが、心の奥の方が温かくなる作品です。ただどれもうまくまとまり過ぎな感じはしますが、敢えてどの物語の最後にも、たとえどんなに小さくても〝救いの光〟〝希望の光〟を残すようにしているとのこと。家族シリーズ5作目、一年前に父を亡くしてから、家族の大切さ、かけがえのないものという思いが...続きを読む
  • 家族の言い訳
    作者森浩美は有名な作詞家との事だったが知らなかった、しかも男だった。なかなか人生観のある面白い短編集、長編があったら読んでみたい。
  • ほのかなひかり
    些細な家族の日常を切り取った短編集。家族だからこそ僅かな成長が嬉しいし、言えずに心に仕舞うこのもあるし、時々ぴりりと毒も吐く。
    我が家も含めてどの家も少なからず平穏無事な家庭ではないからこそ、どこかの話に引っかかるものがあるのだと思う。
    読み終わるとき、ほっこりと心が暖かくなった。