森浩美のレビュー一覧

  • 家族のかたち

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    さすがベスト版、家族の言い訳とダブるお話が2つありましたが、どれも心温まる珠玉の短編でした。世の中にあるであろう色々な家族の日常を優しく表現されており、何度か胸の奥がグッとくる瞬間がありました。ベスト版オススメです!

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    2025年07月26日
  • 家族のかたち

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    家族のかたちは人それぞれだけど、

    どんな家族にも必ずしも温かさはあるということを

    この本を通じて感じさせられた。

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    2024年07月29日
  • 家族のかたち

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    所々泣きそうになりながら読んでいました。
    家族の温かさが伝わり、
    父と母に"ありがとう"と伝えようと思う。
    そんな小説だと思います。

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    2024年06月13日
  • 家族の言い訳

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    やや複雑な家庭の人間関係や心の絆を、ことば巧みに表現し、最後は人間って捨てたもんじゃないな、家族はやはりいいもんだ、と思わせてくれた。涙腺が緩みっぱなしになってしまった。

    ホタルの熱
    乾いた声でも
    星空への寄り道
    カレーの匂い
    柿の代わり
    おかあちゃんの口紅
    イブのクレヨン
    粉雪のキャッチボール

    の全部で8つの短編。

    幼い子どもと一緒に、人生の最後となる旅に出かける母親。
    しかし思いがけず、民宿に泊まることになり、そこで優しい女将と出会い、過去の悪い想い出を涙と共に洗い流してくれるという、ホタルの熱。

    悪いことが重なり、どうしようかと悩んでいる主人公。たまたま乗ったタクシーの運転手さん

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    2024年05月24日
  • 家族往来

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    8編の短編からなる家族小説。この中で印象深かったのは「空箱の中身」「雛の手」「心のくしゃみ」「コロッケ泣いた」です。「心のくしゃみ」は、子供の視点から書かれているので、特に印象に残りました。森浩美さんの小説には、読み始めると惹き付けられるものが多く、まだ読んでいない小説を見つけようと思います。

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    2023年02月20日
  • ほのかなひかり

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    ネタバレ

    『新たな門出に射し込むほのかなひかりの短編集』

    思い出したくない、忘れたい過去から逃れたいと願う人達が、新たな一歩を踏み出すための光明を見出すまでを描いた8つの短編集。『褒め屋』の与田くんのオヤジの口癖『人も梅の実も褒めてやれば立派に育つ』は至極名言!

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    2021年12月27日
  • こちらの事情

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    「家族の言い訳」の続編。家族にまつわる8つの短編があります。その中で、「葡萄の木」「短い通知表」「荷物の順番」は思わず胸にくる作品でした。歳を重ねる毎に、親の気持ちが解るようになると、家族を(夫婦も含め)題材にした物語に、更に著者の言葉の使い方と文章の使い方で涙腺が緩んできます。

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    2021年08月14日
  • 家族の言い訳

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    八編の小説集。家族を題材にして書かれているのですが、最初の「ホタルの熱」を読んで思わず目が潤んできてしまいました。「おかあちゃんの口紅」、「粉雪のキャッチボール」も。読むと情景が直ぐに広がる描写も良かったです。

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    2021年08月05日
  • 終の日までの

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    家族小説のシリーズ。
    どれにしようかと思ったが帯に書かれている、人生の閉じ方の言葉に惹かれて選んだ。
    どうにもならない事はあるけれど、今を生きるしか無くてそれが救いにもなるし、それしかないよね。

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    2021年07月25日
  • 家族ずっと

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    SMAPやKinKi Kidsなど沢山の名曲の作詞を手掛けている森浩美さんの小説を初めて読んだ。

    家族だからこそ向き合うことが難しい場面もあるが、ラストには希望がある温かい話ばかりで、読後とても良い気分になった。

    他の作品も今後ぜひ読んでいきたいと思う。

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    2021年07月12日
  • ひとごと

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    家族の形はそれぞれ。一緒に過ごせる時間を大切にしたいと感じた短編集。『ひとごと』ではあるが、『ひとごと』ではない。

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    2020年08月31日
  • こちらの事情

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    ネタバレ

    「人の手はふたつしかない。いくら大事なものを持ってても、もっと大事なものができれば、先に持ってたものは手放さなきゃならない。欲張ったり無理をすれば、それは大事な荷物じゃなく"お荷物"になるだけ」時々思い出して我が身を振り返りたくなるお言葉。

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    2019年05月25日
  • 終の日までの

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    毎回欠かさず読んでいる森さんの小説。
    今回は人生の終焉をテーマにした短編集。

    一つ一つの話を、噛み締めながら読んでいくことで味が二倍も三倍も膨らんでいく物語。

    おばあちゃんのSuicaは泣けた。

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    2017年05月16日
  • ひとごと

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    ひとごと、というタイトルではあるが、現実にも十分あり得る内容だ。
    本当に、森さんは「家族」をテーマにした小説を巧みに描いてくださる。
    とても心に響いたのは、かたくなな結び目、に書かれていた、「どうすることが最善の選択なのか分からない。どんな道を選んでも、きっと悔いは残るはずだ。」

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    2015年09月12日
  • ひとごと

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    様々な家族の姿を描きながら、世知辛い世の中で希望の光を感じさせるハートウォーミングな8編を収録した短編集。それぞれが独立した短編なのだが、どの短編にも背後に虐待の果てに幼い息子を殺してしまった母親の事件のニュースが影を落としている。その事件と各短編のストーリーとの対比が希望の光の輝きを、より一層感じさせてくれるようだ。

    『桜ひらひら』。交通事故で幼い我が子を失った夫婦の間に生じた亀裂。お互いに相手の事を慮っているようで、実は良く理解していないのが夫婦なのだろうか。読後に涙がじわりと滲む。

    『かたくなな結び目』。両親の離婚とその後の過去に追われるように仕事に没頭し続けて来たアラフォーの未婚女

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    2015年05月27日
  • こころのつづき

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    「ほのかなひかり」という前作を読んで、この本に行き当たった人もたくさんいると思う。
    もしくはこの本が、森さんの小説第1弾で読みますという人もいると思う。
    森さんの小説の良いところは、優しい文章で心が温まるところ。
    刺々しさが増す現代の世の中で、こういう本はとても重要だと思う。
    忘れてしまった心を取り戻すことができる、そんな一冊です。

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    2015年04月17日
  • 家族の見える場所

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    森浩美さんの書く小説は、出版される度に購入し読んでいる。
    平凡な家族を描いており、とても平易で読み易い。しかし決して、そこが浅い内容ではなく、とても奥深く優しい。
    本編は、短編集で出来た一冊であるが、「最後のお便り」と「笑えよな」は、中でも、男の心をよく描いており、良かったと思う。
    次回作がとても楽しみ。

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    2015年04月17日
  • 夏を拾いに

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    夏休み、少年、ほのぼの
    このジャンルで本を探してようやく見つけた一冊です。
    物語が進むにつれて引き込まれ、子供の頃の懐かしいドキドキ感が味わうことができました。
    夏に積読したい本です。

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    2015年01月11日
  • 家族往来

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    森浩美さんの家族小説には毎回涙腺が緩んでしまう。
    年を重ねるごとに、楽しいことよりも悲しいことや悩んでしまうことが多くなるため、こういった小説は心の処方箋になってくれる。

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    2014年04月30日
  • 家族ずっと

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    『一番大事な存在だが、同時にやっかいなことも多い家族。』
    SMAPの歌の詩も何曲か書いている森浩美さん。どの物語の最後にも、“救いの光”“希望の光”が残されていて、それでいてジンと来る。
    決して自分の家族と同じ話が続けられているわけではないけれど、いろんなことを考えさせられ、分からせてくれる話ばかりの短編集。
    『家族』であることの有難みを痛感させられることと同時に、『家族』であることのための努力や困難さも同時に痛感させられる。
    森浩美さんの家族シリーズ、全部読もうかな。

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    2013年05月07日