森浩美のレビュー一覧

  • 家族の言い訳
    作者森浩美は有名な作詞家との事だったが知らなかった、しかも男だった。なかなか人生観のある面白い短編集、長編があったら読んでみたい。
  • ほのかなひかり
    些細な家族の日常を切り取った短編集。家族だからこそ僅かな成長が嬉しいし、言えずに心に仕舞うこのもあるし、時々ぴりりと毒も吐く。
    我が家も含めてどの家も少なからず平穏無事な家庭ではないからこそ、どこかの話に引っかかるものがあるのだと思う。
    読み終わるとき、ほっこりと心が暖かくなった。
  • 家族の言い訳
    好きな歌手の歌の作詞をされてたので気になって。
    「ホタルの熱」は人前で読んだらダメなやつ。
    私は電車で読んじゃって失敗した…
  • 家族の言い訳
    心温まる家族物。
    作者も書いているとおりストレートな作品で、捻った面白さはないかもしれない。
    少し物足りなさを感じるが、穏やかになりたい時などにおすすめ。
  • 家族ずっと
    色々な家庭の話がオムニバスで。
    表には出ていなくてもそれぞれに家庭内に事情がある、その実情がよく書かれていて面白かったです。全て実話であってもおかしくない位日常感があった。
  • ほのかなひかり
    つまらなくはない。苦手なジャンルだが心温まる話も半分くらいある。
    心に残ったフレーズ
    ・男っていうのはなかなか普段の子供の成長を見られない。ただ、その普通の暮らしの中にささやかな幸せがあるって事を忘れちゃいけない
    ・これからは君が中心になって思い出を重ねて言ってくれ。バトンは渡したからな、頼んだぞ。...続きを読む
  • 父親が息子に伝える17の大切なこと
    読みやすく、かつ、大人になって感じるような毒がマイルドに子供に説くように書かれていて読みやすかった。軽く読書を始めたい方におすすめ
  • 家族の言い訳
    心に残った言葉
    あなたは、全部勝とうとするから、棘が、でちゃうの。
    人生なんて結局、51勝49敗程度で、いいの。
    でもね、その二つの勝ちが、最後には、物を言うんだから。…本当に賢い女は、負けてあげられる余裕をもってるの。それはね、小さくても、幸せに繋がる急所の掴み方を、心得てるってことなのよ。

    ...続きを読む
  • 家族の言い訳
     家族に悩まされ、家族に助けられている。誰の人生だってたくさんの痛み、苦しみ、そして喜びに溢れている。
  • ほのかなひかり
    今となっては、どんな高価な宝石よりも、息子の成長を見守る一緒の時間がほしかった。人は、本当に大切なものを知るために、大きな犠牲を払わなければならないのだ。(聖夜のメールより)
    本当に心に染みる。
  • 終の日までの
    身近にいる人たちのの経験を描いているような現実さがある。どのストーリーも主人公が私より少し上の世代くらいだからか、今後自分が向き合うであろう未来を考えてしまった。
  • 家族ずっと
    「家族」をテーマにした短編集。最近プライベートで「家族ってなんだろう」って考えることが増えたため、気になって購入。
    ほろりとするお話がつまっていた。
  • 家族の言い訳
    3.6
    家族とは・・

    とひたすら問いかける短編集

    ◯ホタルの熱
    商売の失敗から追い詰められた夫が蒸発し生きて行くことに疲れた女。
    死への旅立ちに幼い息子を伴い訪れた温泉地で、発熱する我が子に狼狽え、回復を祈る。
    そこで巡り合った民宿の女将は・・

    ◯乾いた声でも
    クモ膜下出血で急逝した夫の供養に...続きを読む
  • 家族の言い訳
    悲しく、残念な状況に陥った家族の状況を切り取った短編集。
    家族と言うのがキーワードだな、40過ぎてしみじみ分かる悲しさもあり。親が子を思う気持ち等。
  • 家族の言い訳
    前評判を聞いて期待しすぎたか、

    正直、そんなに心に響かなかった…。
    自分は心が荒んでいるようです。
    それぞれ涙が止まらなくなる展開を想像していた。

    長編だったらもっと感情移入できたかな。。



    その中でも一番目に留まったのは 「乾いた声でも」。
    恐ろしさで目が覚めたのは 「カレーの匂い」。。
  • 家族の言い訳
    いろいろあって積読になっていたのを、ようやく読みきった。
    家族との関係は深いような、希薄なような、自分の家族との関係を考えさせられる話だった。
  • 家族の言い訳
    人生をなめたらアカン。
    生きていくのはどんな人にとっても
    失敗と深い後悔抜きでは不可能なようにできているのだ。
    半世紀生きてやっとそのあたりのことが
    少しわかるようになってきた今、
    この小説に出て来るひとつひとつの物語が
    愛おしく胸に沁みました。
    いつもそこにあって当然のような家族。
    気も使わなくて...続きを読む
  • 家族の言い訳
    今の私には、あまり響かなかった。

    痒いところに、もう少したけど届かないモヤモヤ感。

    帯の言葉で、ハードルが高くなりすぎたのかも、、、

    いや、私に優しさが足りないからだ(汗)
  • 家族の言い訳
    家族には色々な形がある。
    私の家族にしても言えること。

    そんな家族を題材に描いた短編集。
    理解できる家族、結末に安堵した家族、私の感じ方も様々。

    ただ、自分自身の家族の在り方ってどんな感じ?と
    考えるキッカケをくれた。
  • 家族の言い訳
    「おかあちゃんの口紅」の主人公に最も共感できた。
    親に人生を楽しんでほしい。家族との思い出を作りたい。働いて苦労しただけの人生で終わってほしくない。

    子供の頃はいつも守られて、当たり前のようにご飯を食べておもちゃをねだり、自分のことだけ考えていたけど、
    大人になると親の経済事情や病気も気になって、...続きを読む