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Posted by ブクログ
一人一人の登場人物の微妙な感情を繊細に表現していて、物語のなかに吸い込まれるように一気に読めた。また臨場感溢れる描写も素晴らしかった。
団地に住んでいたり、引っ越しを経験したり、中学受験をした私自身の小学生時代を考えると、恨みなく話せる友情、近隣の人たちとの距離の近さ、絆の強さを、羨ましいと思うほど、感動した。また、少年の時代と私の親世代が近いことから、親のことを見直したり、尊敬の心も感じ、話を聞いてみたいと思った。
ちょっと本の内容から逸脱するが、羨ましい美しい人間の絆を描いている当時を今の時代と比較してどうか、と考えた。今は、昔と同じような人間関係を保つのは難しいと思うし、人間関係が希薄化しているとも言われている。しかし、メールや、ツィッター、mixi、facebookなどのネット環境が充実し、海外の人とも時差なく連絡を取ることが出来る。だからこそ、新しい友情や人間関係を築くことが出来るはずだ。一人にかける時間やお金が減るが、浅く広く、軽いタッチで関係を作っていける。それが良いとも限らないが、失ったものを憂うのではなくて、新しい価値を探せばいいのかなと思う。
Posted by ブクログ
著者あとがきにある通り森浩美版「スタンド・バイ・ミー」
だが、これは息子に聞かせる為の父の「スタンド・バイ・ミー」物語であり自分を励ます物語。
塾とゲームに明け暮れる小学生らしさの無い息子にあるべき少年の過ごし方を語りながらも反面味気ない今の生活に弱りかけた自分にカツを入れる。
語られる物語は幼馴染の小学5年生3人が都会からの転校生と一緒に過ごす昭和46年の夏の出来事。
4人それぞれ違った性格と家庭環境にあってお互いを認め合って思い合って、ある時は敵と闘いある時は家族に反抗する。
そんな彼らが戦時中に村に落ちた不発弾探しを計画、実行に移す。
安孫子素雄さん原作の映画「少年時代」を彷彿とさせる。
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