輪渡颯介のレビュー一覧
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最初はイマイチかと思ったが、これは時代物というより推理小説だったな。
面白かった。
…と、父が気に入って一気にシリーズ三冊読んでたので、私も続いて読んでみた。
怪談話を集めた耳袋的な感じかな…と思いきや、闇討ちの話になり、そうかと思うとまた怪談めいた流れに…で、最後の方は一体誰が黒幕なんだという推...続きを読むPosted by ブクログ -
おなじみの皆塵堂シリーズ。前作から新たに加わった新キャラお縫ちゃんが・・・と思ったら、でないのかよ。いかにもこれからでますよ感が満載だったから・・いやまあいいんだけど。
今回は筆職人の念次郎と若旦那が奇妙な料亭に迷い込む。どうにか脱出できた念次郎だったが若旦那はその料亭にとらわれてしまった。おなじみ...続きを読むPosted by ブクログ -
怪談飯屋古狸シリーズ、3部作のうちの2作目。
最近読んだ皆塵堂シリーズの新作の怖さが物足りなかったせいか、こちらは程良い怖さで面白く読めた。虎太に限らず、どのシリーズもキャラはほんわかとしていてとても良い分、怪異の怖さの匙加減が難しいところ。
で、このシリーズはやっぱり虎太のキャラが良き。阿呆とい...続きを読むPosted by ブクログ -
古道具屋皆塵堂シリーズ、9作目。
今回は皆塵堂に持ち込まれた曰くつきの古道具にまつわるものではなく、巳之助の子分の茂蔵が開けてしまった箱をめぐる怪異噺。
怪異描写は相変わらずの結構な怖さだけど、皆塵堂メンバーのセリフ回しが楽しくて楽しくて、スルスルと読めます。やっぱりこの皆塵堂メンバーが一番好きだ...続きを読むPosted by ブクログ -
古道具屋皆塵堂シリーズの第十弾。いつもながらの連作ホラーコメディ。というかもはやホラー感はほとんどないですねえ。ホラー苦手って人もこのシリーズは余裕なんじゃないですかねえ。
そしていつも通りの軽快な読み口でした。面白かったです。若干軽すぎな気持ちもないでもないですかね。最後がちょっと駆け足っぽいなと...続きを読むPosted by ブクログ -
今巻もバッタバッタ祟り殺されていくオカルトミステリー時代小説。
生霊、幽霊、殺人、自殺、強盗皆殺し、そして巡る御神木の祟り。
そこに繋がるのか、とスッキリしつつも恐ろしく、楽しい虎太の日常物語、猫かわいい。
次巻で完結らしいですが、是非番外編などで続いて欲しいなぁ。
喧嘩っ早くて短気で阿呆なちょっ...続きを読むPosted by ブクログ -
曰く品が集まる古道具屋皆塵堂シリーズ第9作。
あとがきにある通り、シリーズが『しれっと』再開してからは第二作となる。
今回はいつもと趣向を変えて、新規の登場人物はなし。
元遊び人の茂蔵が酔った勢いで祠にある木箱を開けると、中には長い髪の毛の束があり、それが襲って来た。慌てて元に戻し逃げ帰るも、翌朝...続きを読むPosted by ブクログ -
皆塵堂シリーズの最新作。
今回メインを張るのはの遊び人の茂。ダメ人間は円九郎にお株を奪われている感があるので、久々に登場したら結構しっかりした人になっていたような印象。考えてみたらそんなにダメな描写の人物でもなかった気がする。猫も助けてたしな。
いい意味で相変わらずのストーリーで安心。強いて言えば、...続きを読むPosted by ブクログ -
古道具屋皆塵堂シリーズ、8作目。
祝、シリーズ再開!!
輪渡さんの作品の中ではやっぱりこのシリーズが一番好き。ホラーとコミカルのバランスがちょうど良い。前作から間が空いたので、この人誰だっけ?状態の人もいたけど、概ねお馴染みのメンバーで嬉しいやら、懐かしいやら。欲を言えば、太一郎の出番がもう少し...続きを読むPosted by ブクログ -
シリーズ再開!だそうで。嬉しい限りです。今回から文庫書き下ろしの形態なようで。文庫派の自分としてもさらに嬉しい。
内容は・・・いつも通りですね。変わらぬ面々による変わらぬ楽しさ。新たに麻四郎さんという人物が登場しますが、これまでの人に比べて若干パンチが弱いというか普通の人というか・・・あんまり濃いキ...続きを読むPosted by ブクログ -
溝猫長屋シリーズ、5作目最終巻。
とうとうこのシリーズも最終巻。正直、最初は皆塵堂シリーズの方が好きだったなぁと思っていたんだけど、今はもう子供たちが愛しくて寂しくなっちゃう。前巻で、お多恵ちゃんの事件が解決し、今作では早々に4人の子供たちがそれぞれ奉公などで長屋を卒業したうえ、猫も野良太郎も先生...続きを読むPosted by ブクログ -
溝猫長屋の三作目。
なぜか飛ばしてしまったらしい。
もう無いと思っていたクッキー缶をあけたら、
チョコクッキーが残っていたような気分。
シリーズが終わってしまったと思っていたせいか、
面白く感じた。
幽霊の臭いを嗅いで、聞いて、見るという恐ろしい能力を
お使いの銭を落とした言い訳に使おうとすると...続きを読むPosted by ブクログ -
溝猫長屋の二作目。
相変わらず、祠のお多恵ちゃんに振り回されている溝猫長屋の男の子たち。
大きい空き家でかくれんぼをして、幽霊を嗅いで、聞いて、見る。
そして死体がみつかり、
その幽霊が告げた名前の男が次々と殺される。
自称箱入り娘のお紺がいい味を出してきて、
謎解きでも活躍していて面白かった。...続きを読むPosted by ブクログ -
<溝猫長屋>シリーズ第二作。
新作が出たのかと思ったら、過去作品の文庫化だった。
面白いから再読してしまったが。
通り魔に殺されてしまった『お多恵ちゃん』の祠をお参りするようになって、霊感を持ってしまった溝猫長屋の少年四人組。
今回は幽霊が次に殺される人物の名前を告げる「優しい幽霊」。しかし何故か...続きを読むPosted by ブクログ -
三作目で、またまた皆塵屋の奉公人(被害者?)が替わった。太一郎も庄之助も顔を出すので、このまま人がどんどん増え続けるシリーズなのかもしれない。(登場人物を覚えるのが苦手なので、ちょっと心配。)太一郎より巳之助のほうが、たくさん登場している。でもって、結果的には猫の鮪助が一番偉いということがわかった。Posted by ブクログ