輪渡颯介のレビュー一覧

  • 百物語 浪人左門あやかし指南

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    『掘割で笑う女』に続くシリーズ2作目です。
    タイトルからも想像できますが、
    前作より更に怪談話がいっぱいです。
    随所に出てくる怪談は想像すると結構怖いですが、
    何しろ主要な登場人物がみんな面白いし、
    主人公の左門は頭が良くて腕も立つ滅法頼りになる探偵役で、
    必ず最後に丸く収まる時代劇のように安心して読めます。
    ただしミステリーとしては別です。
    怪しげな人物は最初から何人かいるんですが、
    過去の話やら怪談話やら間に沢山入ってきて、
    この話はいったいどこへもっていかれるんだろう・・・と、
    疑問符を飛ばしながら読みました。
    最後にいろいろな伏線が一気に収束して気持ちが良いくらいでした。

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    2017年10月14日
  • 掘割で笑う女 浪人左門あやかし指南

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    すごいです。
    ミステリーと一口にいっても、
    本格物だけでなく、
    別の要素が盛り込まれた作品がいろいろあって、
    きりがないくらいですが、
    ミステリーに怪談の要素を持ち込んで、
    ここまで違和感無く融合できているものは少ないんじゃないでしょうか。

    まず最初に脈絡の無さそうな怪談話が続けざまに出てきて、
    何だろうと思いながら読み進めると・・・。
    最初は仕掛ける側だった人間がいつの間にか仕掛けられる側に。
    コロコロ変わる、視点だったり場面だったり、
    合間合間に出てくる怪談話の数々と相まって、
    読者はいいように翻弄されます。
    そして最後に謎が解かれるのですが、
    無理なく読者が納得できる説明が成されます。

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    2017年10月14日
  • 無縁塚 浪人左門あやかし指南

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    左門シリーズの3作目です。
    今回も怪談話でてきます。
    でも私は現実(?)にあった一家惨殺事件の方が怖かった。
    盗賊に押し入られたとき、
    たまたまかくれんぼをしていて梁の上にいた男の子が、
    家族が殺されていくのを息をひそめて見ていなくちゃならないなんて。
    自分に置き換えて想像したらぞっとします。
    結局生きている人間が一番恐ろしいということでしょうか。
    左門にしても今回の幽霊話は本物だとサッサと退散するし、
    なんだか前2作とちょっと毛色が違う感じです。
    じゃあ誰が謎を解くのか・・・それは読んでみてください。
    怖がりの甚十郎は今回ちょっとだけ勇気を出してみるし、
    兄弟子の辻村も甚十郎のために動きます

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    2017年10月14日
  • 無縁塚 浪人左門あやかし指南

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    今回は最初から左門が珍しく乗り気じゃなく、何があるのかちょっとドキドキ。
    代わりに幽霊屋敷に挑んだ鉄之助や甚十郎が無事なのかも気になりつつ…最後は気味の悪い大元?の正体が実は…でホッと笑えた。

    今回はまだ舞台が江戸ということで流石に土田も登場せず、左門と何やら因縁があるらしい藤哲なる医者が出てきた。
    今後、どういう関係なのかわかるのだろうか。

    ところで…盗賊団は8人とのことだったけど…番頭と後妻は一味じゃなかったんだろうか??

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    2012年11月05日
  • 百物語 浪人左門あやかし指南

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    相変わらずの怖がりぶりが面白い甚十郎に、マイペース過ぎる左門、そして二人の兄弟弟子である鉄之助や師匠も加わるシリーズ二作目。
    一作目と同じく怪談話がたくさん出てくるが、馴染みのキャラのおかげで不気味さもあまりなく読みやすかった。
    百物語よりも、それを怖がる甚十郎の言動がおかしくて…でも、素直で優しくて剣を持つとしっかりしているギャップが良い。
    土田も登場で尚楽しめた。

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    2012年11月05日
  • 掘割で笑う女 浪人左門あやかし指南

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    最初はイマイチかと思ったが、これは時代物というより推理小説だったな。
    面白かった。

    …と、父が気に入って一気にシリーズ三冊読んでたので、私も続いて読んでみた。
    怪談話を集めた耳袋的な感じかな…と思いきや、闇討ちの話になり、そうかと思うとまた怪談めいた流れに…で、最後の方は一体誰が黒幕なんだという推理モノに。
    怪談時代ミステリという肩書きそのままだった。

    主人公?の甚十郎と左門のキャラもなかなか良く、土田と水内もなんだかカッコイイ。
    最後のやり取りが笑える。

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    2012年11月05日
  • 捻れ家 古道具屋 皆塵堂

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    今回も無事に問題解決!

    今回は火事にまつわる話でした。
    江戸の火事は本当に大変だったのですね…
    火の元には気をつけなくては。

    前回までの登場人物が再登場で、賑やかでした^_^

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    2026年01月31日
  • 髪追い 古道具屋 皆塵堂

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    今回もきれいに問題が収まりました!^_^

    本当に悪いヤツがバツを受ける、スッキリささたストーリーです。

    それにしても、鳴海屋の御隠居様はどれだけの資産をお持ちなのでしょう??
    本当はすごい人のはずなのに、皆塵堂の人々には大事にされてないのが面白い^_^

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    2026年01月15日
  • 呪い禍 古道具屋 皆塵堂

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    久しぶりに皆塵堂シリーズを読みました!
    ちょっと開いてしまったので、前作までの登場人物のことを忘れていましたが、作中できちんと説明があったので、ちょっとずつ思い出せました。
    このままシリーズをいっきに読んでいこうと思います^_^

    今回新たに加わった良い人麻四郎が今後も出てくるのかな?と楽しみです。

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    2026年01月07日
  • 猫除け 古道具屋 皆塵堂

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    ハードなミステリではないのにいろいろな絡みあいが意外な物語を浮かび上がらせるのはなかなかいいね。

    3010冊
    今年238冊目

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    2025年09月13日
  • 古道具屋 皆塵堂

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    なかなか面白い時代ミステリであり、いろいろな伏線を回収する楽しい作品でした。

    2975冊
    今年203冊目

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    2025年08月03日
  • 夢の痕 古道具屋 皆塵堂

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    レギュラーで出番も多い割に、掴みどころがなくて、良く判らないキャラだった峰吉がメインの1冊

    かなりチートっぽくは有るけど、それが分かっただけでも前よりは好きになれる

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    2025年06月19日
  • 捻れ家 古道具屋 皆塵堂

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    古道具屋皆塵堂シリーズ、12作目。

    前作のあとがきで、太一郎視点のストーリー作りが難しい点を作者が憂いておられましたが、今作はそれを踏まえて何とかストーリーを捻り出してくれた模様ww 太一郎のもはや万能ともいえる幽霊透視能力をもってしても、時空の捻れを越えることが出来ず、太一郎ひとりでの解決が難しそう。ということで、今作は、皆塵堂メンバーが揃い踏みで行方知れずの松助を探しだすこととなり、そのワチャワチャ具合が楽しかった。
    しかしながら、突然知らぬところに飛ばされる念次郎や、先々代への恨みを勝手に引き継がされることになった松助がどうにも理不尽で気の毒だった。まぁ、人の恨みや呪いなんて大半はそん

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    2025年04月01日
  • 藁化け 古道具屋 皆塵堂

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    元々がホラーのシリーズですが、だいぶ前からコメディ寄りにはなっていましたが、今作ではホラーがもうホント申し訳程度・・・よりさらに少な目。いやでも、もうもはやホラー的な要素を期待して読む人も皆無といってもいいシリーズだしなあ。自分もそうなので別にこれはこれで満足だったから問題なしです。
    あとがきでも書かれている通り、巳之助主役ということでそもそもコメディ全開ではありましたけど。

    でも最後の巳之助がちょっと潔いというかかっこよすぎませんかね?なんか話を畳むために無理にかっこよく描いた感がでてしまった・・・のは邪推でしょうか?

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    2024年11月25日
  • 悪霊じいちゃん風雲録

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    薬種屋の若旦那の伊勢次と、貧乏御家人の七男の文七郎は、それぞれ自分の祖父の幽霊が見える。

    伊勢次の祖父の幽霊は、店で聞いてきた噂話を伊勢次に解決させようとおどろおどろしい姿で出てきては伊勢次を怖がらせる。

    得意先の店で夜な夜な聞こえる謎の足音の正体を突き止めるべく
    怖がりな伊勢次と血の気たっぷりに文七郎が、お化け退治に挑む。

    お化けから見えてきた、ある絵師が描いた掛け軸を狙う人々の存在に気づき、泥棒退治にまで発展したこと。

    続きがあるならシリーズもので読んでみたい。

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    2024年10月29日
  • 蔵盗み 古道具屋 皆塵堂

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    今回も一人入って最後に出て行った。
    そしてますます太一郎が頼りがいのある男に。
    皆塵堂って実は幸せの館?それとも不幸のリハビリ施設?
    最後の大団円が大阪のお笑い舞台のようだった。

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    2024年10月23日
  • 猫除け 古道具屋 皆塵堂

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    太一郎はメインではなかったけど、再登場した時は別人かと思うほど立派だった。
    今回は猫がたくさん登場したけど、必ずしも可愛いだけじゃなく、やはりところどころ残酷。物語といえど読んでて眉間に皺がよる。
    2作目メインの庄三郎、本当に辛いことばかりだけど、皆塵堂で憑き物が落ちてまた一歩前に進めたのが良かった。3作目もまた違うメインが出てくるのかな?

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    2024年10月20日
  • 捻れ家 古道具屋 皆塵堂

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    〈古道具屋皆塵堂〉シリーズ第12作。
    安定の面白さでテンポよく読めた。

    今回は、筆職人の念次郎が得意先の若旦那・松助と飲みに行った途中で奇妙な料理屋に迷い込んだところから始まる。
    まるで迷い家のように誰もおらず、時間も季節もめちゃくちゃなその料理屋で松助が姿を消す。途端に火事が起きたのか煙に巻かれ気を失う念次郎。
    その後道端で寝ていた念次郎は円九郎に起こされ、清左衛門に連れられ皆塵堂へ。

    例によって皆塵堂に住み込むことになるのだが、これまでの話のようにここで怖い目に遭うということはない。
    何しろ念次郎は松助探しに忙しいのだ。
    しかも松助の実家・松葉屋に事の次第を知らせに行くと訳ありの様子で

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    2024年07月17日
  • 捻れ家 古道具屋 皆塵堂

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    おなじみの皆塵堂シリーズ。前作から新たに加わった新キャラお縫ちゃんが・・・と思ったら、でないのかよ。いかにもこれからでますよ感が満載だったから・・いやまあいいんだけど。
    今回は筆職人の念次郎と若旦那が奇妙な料亭に迷い込む。どうにか脱出できた念次郎だったが若旦那はその料亭にとらわれてしまった。おなじみの皆塵堂の面々で謎を解き、若旦那救出に挑む。

    いつも通り面白かったです。例によって例のごとくな感じですが。しいて言えば語り手が念次郎ということでコメディ要素が控えめ。その辺は円九郎関連でほとんどが賄われている印象。これはこれでいいんだけど円九郎のダメっぷりが若干しつこい。茂蔵も似たような立ち位置で

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    2024年05月16日
  • 祟り神 怪談飯屋古狸

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    怪談飯屋古狸シリーズ、3部作のうちの2作目。

    最近読んだ皆塵堂シリーズの新作の怖さが物足りなかったせいか、こちらは程良い怖さで面白く読めた。虎太に限らず、どのシリーズもキャラはほんわかとしていてとても良い分、怪異の怖さの匙加減が難しいところ。
    で、このシリーズはやっぱり虎太のキャラが良き。阿呆というか、のん気というか、絶妙に聡いところもあって、キャラの好き度が増していってます。皆塵堂シリーズの魚屋との邂逅場面が「怨返し」だけでなくこちらでも読めたのもサプライズ。更に、あのお爺さんも。「怨返し」を結構最近読んでいたので、記憶に残っている人物だったのだけれど、分かる人には分かる、くらいのゲストキ

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    2023年08月23日