輪渡颯介のレビュー一覧

  • 古道具屋 皆塵堂

    Posted by ブクログ

    シリーズ一作目。主人公の太一郎は幽霊が見える。本人は隠しているつもりなのだが周囲にはばればれ。家業を継ぐことになったそんな息子を心配に思った父親に修業に出された先が、曰く品ばかり集めている古道具屋 皆塵堂。そこに集められた簪、懸硯、刀、櫛にまつわる怪談ミステリー。太一郎の情に厚いところがいい。面白かったので続きも読みたい。

    0
    2016年06月05日
  • 蔵盗み 古道具屋 皆塵堂

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    来月に4作目の「迎え猫」が文庫化するので、積んでいたこちらを消化。
    あとがきでネタを絞り出すのに苦労された様が書かれてましたが、気が付けば6作目まで出てるのですよねぇ。感心、感心(笑。
    どの怪談もおもしろかったのだけど、人形の幽霊の由来とその後がすごく気になる~!
    するすると糸が繋がって、しっかり納まるところに納まるのは流石。

    0
    2016年02月21日
  • 猫除け 古道具屋 皆塵堂

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    太一郎は前作でおうちに帰ってしまったので、今作ではあんまり出ないかと思いきや…かなりがっつり…いいように使われてますやん(笑。
    新人さんが来て、どうなるかなーと思ってたのでちょっと嬉しい。
    それにしても鰻屋、呪いを送るほどの理由が知りたかったかも。
    何もそれなりに繁昌してる店の向かいで、相手に呪いを送ってまで開店する必要があったのかなぁと。
    そこだけ疑問が残ったかな~。

    0
    2015年11月02日
  • 猫除け 古道具屋 皆塵堂

    Posted by ブクログ

    皆塵堂シリーズ第2弾

    丑の刻参りの件は怖かった~。夜中に読んでてぞくっとした。
    基本的に「憑りついてる古道具」の話なので、悲しい事件の被害者などの話なんだけど、全体的には明るいトーンで読みやすい。猫の件はかわいそうであまりきちんと読めなかった。

    うなぎ屋の話は胸がすっとした。

    0
    2015年06月16日
  • 無縁塚 浪人左門あやかし指南

    Posted by ブクログ

    浪人左門あやかし指南シリーズ、3作目。

    今作の舞台は幽霊屋敷。左門がやけに本物の幽霊に拘るなぁと思っていたら、なるほど、そういう裏があったのね、って感じ。
    それにしても、左門さん、人が悪すぎますよぉ。皆の振り回されっぷりが終盤にして炸裂。その中でも、やっぱり甚十郎が一番気の毒でした(笑)
    町医者の藤哲と左門との繋がりも気になる。徐々に、左門の周辺事も明らかになってきて、シリーズとしての面白さにも期待。

    0
    2015年05月26日
  • 掘割で笑う女 浪人左門あやかし指南

    Posted by ブクログ

    浪人左門あやかし指南シリーズ、1作目。

    「皆塵堂」シリーズが面白かったので、デビュー作を含むこちらのシリーズにも期待して読んでみた。結果、期待通りの面白さ。最初、話があっちこっちに飛んでいくので、読みづらい感じもあったけど、最後はきっちり収まって、ちゃんとミステリになってました。真犯人も意外だったけど、左門さんが実は、、、だったのが驚き。怪談話が結構本格的に怖いけど、、、キャラの掛け合いが楽しくてついつい読み進めてしまう。続編も大いに期待してます。

    0
    2015年05月24日
  • 古道具屋 皆塵堂

    Posted by ブクログ

    幽霊が見えてしまう古道具屋の話。曰く付きの道具の幽霊なので話が怖い。
    のっけから目を刺すとか恐ろしすぎる。
    でも話も怖いだけでなくオチも良いし、コンパクトにまとまっていて読みやすく面白かった。

    0
    2015年05月12日
  • 掘割で笑う女 浪人左門あやかし指南

    Posted by ブクログ

    初めて第一巻を読む、やはり最初が肝心か
    今後の登場人物の関係が描かれており、話の展開も非常に盛りだくさん。
    最後に左門の素性も?

    0
    2015年02月02日
  • 古道具屋 皆塵堂

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    掘割で笑う女シリーズも好きだけど、こっちも良かったです。
    同じ怪談ものだけど、若干ほのぼの度upかな?

    0
    2014年12月13日
  • 古道具屋 皆塵堂

    Posted by ブクログ

    古道具屋皆塵堂に修行にきた銀杏堂太一郎を中心とした話。

    面白かった。
    太一郎が修行を終えて帰ったので続きがどうなるのかと。。。
    なので続きを読むかどうかは未定。

    0
    2014年03月26日
  • 掘割で笑う女 浪人左門あやかし指南

    Posted by ブクログ

    まわりのひとがよってたかって、甚十郎さんを怖がらせます
    幽霊なんてものは、気の迷いだとか言いながら
    それは、俺にも説明がつかぬ とか言ってまた、怖がらせる
    びびりの甚十郎さんは腰が抜けてしまいます。

    今回は 幽霊を見た人は死んでしまうというお話です。
    甚十郎さんも縁談のためにやった?肝試し!?で首吊りをした幽霊を見てしまいます。もちろん!寝込んでしまいますよ♪

    左門さんとのやり取りがたのしいです♪

    最後のところを読んで
    あれ?と、読み返しちゃう仕掛けもあります。

    0
    2013年04月25日
  • 狐憑きの娘 浪人左門あやかし指南

    Posted by ブクログ

    初!!輪渡颯介先生です。
    甚十郎さん かわいいです♪
    左門さんと、水内さんは意地悪です!!(^^)
    水死体を見つけてしまった 子供たちがつぎつぎと殺されてしまう事件と 狐に憑かれた娘 最後のどんでん返し!左門さんと水内さんと甚十郎さんとの 漫才のようなかけあい、とってもたのしかったです。

    シリーズものだったのですね。最後の巻から読んじゃいましたけどシリーズ逆読みのすすめも載っていたことですし、このまま逆に読んでみようかな。

    0
    2013年03月26日
  • 狐憑きの娘 浪人左門あやかし指南

    Posted by ブクログ

    甚十郎に縁談が持ち上がった。相手は手習い塾の師匠の娘で、怪談話し好きの狐憑きの噂がある。ところが甚十郎がかなり乗り気になる。甚十郎が、今回もとんでもないほどの恐がりぶりを発揮してくれる。左門は、またもやタダ酒を飲んでいる。

    0
    2012年08月26日
  • 狐憑きの娘 浪人左門あやかし指南

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    珍しくメインキャラに絡む女っ気が…!と思いつつ読み終わったら解説にほぼ同じ感想が書かれてました。
    しかも古道具屋シリーズまで読みたくなる罠がもれなく付いております。
    「古道具屋 皆塵堂」「猫除け 古道具屋 皆塵堂」の2作が出ているのですね。文庫化したらチェックしたいところ。

    0
    2012年07月29日
  • 無縁塚 浪人左門あやかし指南

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    怪談ミステリ。時代小説だけどミステリと言いたくなります。
    そこからそう繋がってそうなるのか!という読後のスッキリさは癖になるかも。
    苅谷さんは相変わらずかわいそうな役回りでした。
    次作も楽しみ。

    0
    2012年07月27日
  • 狐憑きの娘 浪人左門あやかし指南

    Posted by ブクログ

    左門シリーズ4作目です。
    ひょうひょうとした左門と生真面目な甚十郎が、
    相変わらず楽しいやり取りをしてます。
    ただここまで来ると流石に幽霊話の裏が読めてしまいますね。
    このシリーズは毎回幽霊話が随所に挿入されて、
    事件や一見不思議に思われる出来事の重要な伏線になっています。
    読む方もそれが分かっているので、
    幽霊話を聞きつけては裏に隠された事情を探り、
    それをお金に換える左門と同じ立場から事件を見てしまいます。
    かたや甚十郎は極度の怖がりという設定なので、
    幽霊だ狐憑きだといちいち大騒ぎですが、
    なにもそこまで幽霊だと決めつけなくても・・・。
    これだけ左門と行動を共にしているんだからちょっとは

    0
    2017年10月14日
  • 夢の痕 古道具屋 皆塵堂

    Posted by ブクログ

    今回は峰吉を怖がらせる目的で「夢」が絡む話。
    初めの各登場人物の紹介挿絵が好きなんだけど太一郎がなかったので今回は出ないのかぁと寂しく思ってたら、最後の方に登場。第一回目とはかなり変わってたいへんたくましく強く頼り甲斐があってまるで別人!
    怖さはいつもより無かったなー。

    0
    2025年11月30日
  • 霧惑い 古道具屋 皆塵堂

    Posted by ブクログ

    〈古道具屋皆塵堂〉シリーズ第15作。

    見たら死ぬと言われる、霧の中から現れる女の幽霊。
    その幽霊の謎を解き明かし、出来るなら成仏してもらえるように説得したいという奇特な男・文作が皆塵堂にその手助けをして欲しいと相談にやって来る。

    清左衛門は勿論、そんな危険なことは止めておきなさいと窘め、峰吉は商売にならない相手には興味なし、伊平次は誰にどんな役目をやらせれば面白くなるかを考え…といういつもの感じで始まる。

    いざとなれば太一郎がいるから安心…と思っていたら、何故か太一郎は非協力的。仕方なく他の準レギュラーたちが入れ代わり手助けに来るのだが、そこは茂蔵やら連助やら円九郎やらで、頼りになるのか

    0
    2025年11月27日
  • 霧惑い 古道具屋 皆塵堂

    Posted by ブクログ

    皆塵堂シリーズの最新作。霧の中の女の幽霊に出会うと命を落とすという噂の真相を探るわけなんですが。
    いい意味でも悪い意味でもいつも通り。おもしろいんですけどね。相変わらずののんびりとしたホラーコメディ。いやホラー要素はわずか。ここ最近はのんびり要素が強すぎて、まあそれも魅力のシリーズなんですけど、ちょっと緊張感がなくなってきてるような。最初期は語り手くらいはもうちょっと真剣に怖がっていたので読み手側でも「どうなるんだろう?!」というはらはらした部分もあったんですが。
    あと、登場人物がでるたびにバックボーンをいちいち説明が入るのがちょっとうっとうしい。今回はシリーズキャラクターの登場がちょい多めだ

    0
    2025年10月27日
  • 五分後にホロリと江戸人情

    Posted by ブクログ

    神田講談町にある保呂里(ほろり)長屋。
    そこに住まう店子たちの日常を描いたアンソロジー。
    特に何か大きな事件が起きたりするわけではないけど、それぞれが懸命に生きている様子が楽しい一冊。
    古傘治しを生業としている男の元にきた恋模様、
    財布を拾ったことから困った事になる湯屋好きな男の結末、捨て子を拾った事でヤクザ稼業から足を洗った男。
    様々な出来事が暖かな筆致で描かれている。
    短編だし、優しい人情噺ばかりなので気持ちよく読める。

    0
    2025年09月03日