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こんなに面白い「新感覚江戸怪談ミステリー」を知らないなんてもったいない!――(田口幹人・さわや書店フェザン店)
幽霊と必ず会える屋敷に一晩泊まってみませんか?
総領息子が座敷牢に閉じこめられたり盗賊に一家惨殺されたり……女の幽霊や顔の潰れた男の首が出るいわくつきの屋敷。夜、怪しい音を耳にした鉄之助は忽然と消えた。怖がりの甚十郎も消えた。そして、死体が残された。「本物の幽霊屋敷だ」と見切っていた平松左門は、どう解く? 怪談ミステリの気鋭の会心作!
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Posted by ブクログ
左門シリーズの3作目です。
今回も怪談話でてきます。
でも私は現実(?)にあった一家惨殺事件の方が怖かった。
盗賊に押し入られたとき、
たまたまかくれんぼをしていて梁の上にいた男の子が、
家族が殺されていくのを息をひそめて見ていなくちゃならないなんて。
自分に置き換えて想像したらぞっとします。
結局生きている人間が一番恐ろしいということでしょうか。
左門にしても今回の幽霊話は本物だとサッサと退散するし、
なんだか前2作とちょっと毛色が違う感じです。
じゃあ誰が謎を解くのか・・・それは読んでみてください。
怖がりの甚十郎は今回ちょっとだけ勇気を出してみるし、
兄弟子の辻村も甚十郎のために動きます。
もちろん最後は全ての伏線が集約してすっきり解決するので、
安心して読むことができるのは前作同様です。
それにしても。
怪談の元になる出来事として、
放蕩息子を座敷牢に閉じ込める話が出てくるんですが。
生きること自体が厳しい時代でやむにやまれずということか、
悪事まで働くようになった息子を家族が閉じ込めて、
近所にも知られないようにこっそり食べ物を投げ入れる図はシュールです。
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小説・文芸
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