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日光街道の越ヶ谷宿の旅籠で働かせてくれた恩人・仁兵衛の遺品には幽霊が憑いていた。仁兵衛が若い時分に、江戸で借金の取り立て屋「すっぽんの桑次郎」という異名をとっていたことを知った甥の藤七は、遺品の数々を元の持ち主に返す旅に出ることになった。道中、「刀狩りの男」と呼ばれる浪人に襲われ川に落ちた藤七は、深川亀久橋近くの古道具屋「皆塵堂」で目を覚ました。
三十年前に仁兵衛が手に入れた遺品の数々は、「すっぽんの桑次郎」の借金の形なのか。優しかった伯父が人々に恨まれる非情な取り立て屋だったことがどうしても信じられない藤七は、限られた七日間の江戸滞在のうちに、遺品の持ち主を捜し出し、憑いている幽霊の謎を解き明かし、伯父の正体をつきとめることができるのか?
材木商のご隠居・清左衛門、力自慢の魚屋・巳之助、有能な小僧・峰吉らの助けも借りながら、「知りたがりの藤七」は江戸でも行く先々で幽霊をみることに……。
怪談+とぼけた笑いで人気の「皆塵堂」シリーズ、第十弾!
Posted by ブクログ 2023年03月29日
猫三十郎って、あれ、この子を引き取る人、あの人?
なんか、このエピソード?え、あれ、チュウ?ってなってたのが、あとがきですっきり。
巳之助さん、あっちでもこっちでも活躍しすぎw
今作のメインの話は、藤七が亡くなった伯父が残したものを元の持ち主に返すというけっこう大変そうな話なのに、藤七が逗留するのが...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月23日
古道具屋皆塵堂シリーズの第十弾。いつもながらの連作ホラーコメディ。というかもはやホラー感はほとんどないですねえ。ホラー苦手って人もこのシリーズは余裕なんじゃないですかねえ。
そしていつも通りの軽快な読み口でした。面白かったです。若干軽すぎな気持ちもないでもないですかね。最後がちょっと駆け足っぽいなと...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月07日
シリーズ第十弾。
越ケ谷宿の旅籠で働く藤七は、亡くなった旅籠の主人で伯父の仁兵衛の遺品に憑いていた幽霊を見てしまいます。
どうも仁兵衛は昔、「すっぽんの桑次郎」という異名で借金の取り立てをしていたらしいことが判明。
この曰く付きの遺品を元の持ち主たちに返す為に江戸に行くことになった藤七ですが・・・...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月14日
古道具屋皆塵堂シリーズ、10作目。
幽霊が憑いた叔父の遺品を元の持ち主に返すため、「知りたがりの藤七」こと甥の藤七が江戸に出向き、皆塵堂メンバーの助けを借りつつ、叔父の正体、遺品の謎を解き明かす。
皆塵堂メンバーとのやり取りはいつもながらに楽しいんだけど、「知りたがりの藤七」だけに話がしばしば脱...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月26日
〈古道具屋皆塵堂〉シリーズ第十作。
好きなシリーズではあるが、作家さんが書かれているようにこんなに長いシリーズになるとは思わなかった。
今回の主人公は越ケ谷宿の旅籠で働く藤七(とうしち)。自分を引き取り育ててくれた伯父・仁兵衛が亡くなり、その息子で従兄弟・与吉に頼まれて仁兵衛の遺品を持ち主に返すた...続きを読む
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