輪渡颯介のレビュー一覧
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左門シリーズ4作目です。
ひょうひょうとした左門と生真面目な甚十郎が、
相変わらず楽しいやり取りをしてます。
ただここまで来ると流石に幽霊話の裏が読めてしまいますね。
このシリーズは毎回幽霊話が随所に挿入されて、
事件や一見不思議に思われる出来事の重要な伏線になっています。
読む方もそれが分かっているので、
幽霊話を聞きつけては裏に隠された事情を探り、
それをお金に換える左門と同じ立場から事件を見てしまいます。
かたや甚十郎は極度の怖がりという設定なので、
幽霊だ狐憑きだといちいち大騒ぎですが、
なにもそこまで幽霊だと決めつけなくても・・・。
これだけ左門と行動を共にしているんだからちょっとは -
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古道具屋皆塵堂シリーズ第14作。
皆塵堂の小僧峰吉は店にほとんどいない店主の代わりに店を切り盛りしているしっかり者で、幽霊が見えない。そんな峰吉に幽霊を見せて怖がらせてやりたい、と向かいの店の小僧参太が企んだことがきっかけで、ご隠居の清左衛門たちも幽霊話を仕入れて来ることに…
幽霊は見えないけど頭のキレは抜群な峰吉が活躍する話である。いつも以上にホラー色はないが、巳之助をはじめいつもの面々が活躍するのが楽しい。ご隠居の清左衛門が参太の成長を気にかけるところもほっこり。伊平次は相変わらず空気なので、そろそろ彼が活躍する話も読みたいところだ。 -
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〈古道具屋皆塵堂〉シリーズ第15作。
見たら死ぬと言われる、霧の中から現れる女の幽霊。
その幽霊の謎を解き明かし、出来るなら成仏してもらえるように説得したいという奇特な男・文作が皆塵堂にその手助けをして欲しいと相談にやって来る。
清左衛門は勿論、そんな危険なことは止めておきなさいと窘め、峰吉は商売にならない相手には興味なし、伊平次は誰にどんな役目をやらせれば面白くなるかを考え…といういつもの感じで始まる。
いざとなれば太一郎がいるから安心…と思っていたら、何故か太一郎は非協力的。仕方なく他の準レギュラーたちが入れ代わり手助けに来るのだが、そこは茂蔵やら連助やら円九郎やらで、頼りになるのか -
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皆塵堂シリーズの最新作。霧の中の女の幽霊に出会うと命を落とすという噂の真相を探るわけなんですが。
いい意味でも悪い意味でもいつも通り。おもしろいんですけどね。相変わらずののんびりとしたホラーコメディ。いやホラー要素はわずか。ここ最近はのんびり要素が強すぎて、まあそれも魅力のシリーズなんですけど、ちょっと緊張感がなくなってきてるような。最初期は語り手くらいはもうちょっと真剣に怖がっていたので読み手側でも「どうなるんだろう?!」というはらはらした部分もあったんですが。
あと、登場人物がでるたびにバックボーンをいちいち説明が入るのがちょっとうっとうしい。今回はシリーズキャラクターの登場がちょい多めだ -
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シリーズ第十四弾。
古道具屋〈皆塵堂〉の向かいの油屋の小僧・参太は、曰く付きの古道具に囲まれながらも平然としている峰吉に、幽霊を見せて震え上がる姿を見てみたいと思います。
そこで幽霊話を仕入れては、峰吉に幽霊を見せようと奮闘しますが・・。
ということで、今回は「峰吉に幽霊を見せて怖がらせよう!」プロジェクト(?)の回でございます。
参太をはじめ、巳之助(の、猫好き仲間・徳右衛門さん)、茂蔵、円九郎と次々と幽霊譚を持ってくるものの、語る話が図らずも全部夢ネタになってしまうという、お約束のおまぬけ展開です。
で、勿論ターゲットの峰吉が怖がるわけもなく、赴いた幽霊スポット(?)で、ちゃっかり古 -
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集まる古道具も、店の者も、そこに集うものもみんな癖が強い〈古道具屋皆塵堂〉。
あとがきによると、シリーズ第14作とのこと。
シリーズ初期に比べるとホラー色は薄れてきたが、相変わらず面白い。
今回は小僧・峰吉を怖がらせたい作戦の巻。
霊が集まる皆塵堂で長いこと寝起きしながらも、全く幽霊を見たことがないし、その手の話を全く怖がらない峰吉を何とか震え上がらせたいと、向かいの油屋の小僧・参太は様々な幽霊話を集めては、現場に峰吉を連れて行くが、思った通り上手くは行かず…という予想通りの話。
何れの話も夢が出てきて、夢の中で暗示があったり怖い場面があったりして、それが実際の現場や人とリンクしていく。
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おなじみ古道具屋皆塵堂シリーズ。前作のあとがきにもあったように今回は峰吉回です。いわくつきの古道具にかこまれていても一向に怖がることのない峰吉をどうにか怖がらせようと向かいの油屋の小僧参太が幽霊譚を仕入れてみるが・・・
前作もたいがいホラー色がなくなってきてはいましたが今作は輪をかけて・・・まああとがきにもあったように峰吉回だしなあ。相手が悪い。ホラーにしようがない。別に怖いものを求めてこのシリーズを読んでる人ももはやそうはいないと思うのでまあいいんですけども。あと短期集中の新聞連載的なものを含んでいるせいかいつもとなんかテイストが違う。最初の一話が分割されて・・・という話ですが、どちらかと -
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古道具屋皆塵堂シリーズ、13作目。
皆塵堂版「わらしべ長者」。物々交換のスタートは呪いの藁人形(!)から。作者曰く、巳之助回ということで、何時になくコメディ要素の強い回となりました。もうちょっとホラー味が濃くても良かったかな、と思わないでもないですが、長期シリーズの中にこういう回もたまにはあってもいいかも。
果たして、藁人形から想い人のお志乃さんに送る贈り物に辿り着けるのか。結末はまぁ、巳之助らしい、かな。何より猫ファーストで、強引かつ迷惑な言動をしがちな巳之助だけど、根は結構良い男なんだよね。そういうところを神様はちゃーんと見てらっしゃるということですね。 -
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シリーズ第十三弾。
怪力&コワモテ&自称"江戸一番の猫好き”の棒手振り魚屋・巳之助が、札差の大店〈大和屋〉の美人女中・お志乃に惚れてしまいます。
憧れのお志乃さんへの贈り物の為に、巳之助は〈皆塵堂〉の主・伊平次の提案(てか、思いつき)で“呪いの藁人形”から始まる“わらしべ長者”に挑戦させられる羽目に・・。
さて、巳之助はお志乃さんの贈り物に見合うモノまで交換することができるのでしょうか・・。
今年は巳年ですね!ということで(?)今回は巳之助メインのストーリーでございます。
高嶺の花であるお志乃さんへのプレゼントの為に“恋のわらしべ長者”に挑まされるわけですが、スタートが“呪いの -
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〈古道具屋皆塵堂〉シリーズ第13作。
今回は作家さん曰く『巳之助回』。
体が大きく顔が怖くて、女衒だろうが借金取りだろうがお構いなしにやっつける、敵に回すと怖いけれど味方になってくれたら心強い。
女にはモテないが、簿手振りの営業先の主婦たちからはからかわれる。
友人の太一郎のように猫が寄ってくることはないが、江戸一番の猫好きで、江戸で知らぬ猫はいないほど。
そんな巳之助が一目惚れしているお志乃さんに、皆塵堂が買い付けた美しい小箱を渡すため、わらしべ長者のように藁人形から様々なものに交換してもらって最終的に小箱に見合ったものに交換できるかを試されることになった。
思いついたのは伊平次だが、判