輪渡颯介のレビュー一覧
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この手の主人公は、無駄に親切で善人で熱血漢なので、例え相手が悪人でも、呪いや祟りの被害にあいそうな時は全力で阻止するものだけど
そうじゃない所が流石のこの作者
そう言う所、嫌いじゃないPosted by ブクログ -
皆塵堂シリーズ第8弾。前作でシリーズ終了ということだったが、三年ぶりの再開である。
料理屋で修行中だった麻四郎が店を辞めることになり、知り合いの紹介で皆塵堂で働くことに。さっそく幽霊を見たりして地味に不運が続くのだが‥
太一郎や巳之助はもちろんのこと、以前皆塵堂で働いていた連助や円九郎も登場して相変...続きを読むPosted by ブクログ -
幽霊がついていたり、曰く付きの古道具ばかりが集まる皆塵堂。
15歳にもなるが外見は可愛い小僧、中身は強かな超現実主義の商売人、「峰吉」。店主でありながら四六時中釣りばかりに出掛けてしまい頼りになるや否や不明な主人、伊平次。そして大家の清右衛門。
今回の主人公は、ついてない麻四郎。腕はいいが人が良す...続きを読むPosted by ブクログ -
“祝・皆塵堂再開”ということで、しれっとシリーズ第八弾です。
今回、皆塵堂で働くことになったのは、人が良くて真面目な元料理人の麻四郎。
彼に立て続けに起こる“地味な不運”は果たして“呪い”によるものなのでしょうか・・・。
まずは、久々に皆塵堂メンバーに再会できて嬉しいですね。良くも悪くも相変わらず...続きを読むPosted by ブクログ -
何故か『曰く付き』の品と不運な男が引き寄せられる〈古道具屋皆塵堂〉。前作「夢の猫」のあとがきで『完結編』と書いてあったことはなかったことになっている…つまりシリーズは続くということらしい。好きなシリーズなので嬉しいことではある。
今回〈皆塵堂〉で働くことになったのは麻四郎。料理人として長年勤めてい...続きを読むPosted by ブクログ -
長屋の守り神(?)お多恵ちゃんの祠を
12歳になった(長屋最年長)の子供は
すぐに長屋を離れたくなる・・・霊を見
てしまうから(祠パワー)
忠次達も見る・聞く・嗅ぐに分担して霊
を見る・そして死体もでる運命になった
今までの子と違いそれを受け入れてるの
が不思議だが、もう一点銀太だけは順番
が来る...続きを読むPosted by ブクログ -
輪渡さんらしいまとまりだったけど、中盤までが長かった……
正直猫と子どもが出てこない状態でっていうのがつらかったのかもしれない……笑
最終的に周りのキャラがよかった!Posted by ブクログ -
幽霊の左五平は孫の伊勢次を怖がらせるのが大好き。左五平は幽霊騒動を聞きつけ、孫に調べさせる。武士の幽霊・十右衛門は、孫・文七郎を打つのめすのが大好き。十右衛門も幽霊騒動を聞きつけ、孫に調べさせて……二人の悪霊じいちゃん、おおいに孫を悩ます!Posted by ブクログ
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おじいちゃんがご近所のトラブルを解決させるために孫の前に化けて出るという設定が面白い。ご近所トラブルの方も霊がらみだったり、同じ境遇の仲間もいたりで、おじいちゃんが成仏するまでシリーズが続きそう。Posted by ブクログ
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面白くてちょっぴり怖い(?)、ユーモア悪霊時代小説です。
薬種屋の息子・伊勢次と貧乏御家人の七男・文七郎は、共に死んだ祖父の幽霊に悩まされています。
ある日、伊勢次は祖父・左五平の幽霊に、聞き込んだ幽霊騒動を調査するように頼まれ、渋々、件のお店に足を運ぶことに。
一方、左五平に張り合う文七郎の祖父・...続きを読むPosted by ブクログ -
輪渡さんらしいコミカルなホラーエンタメ。
生前の世話焼きが死んで幽霊となっても変わらず、自分の代わりに孫の伊勢次にむりやり押し付ける祖父の左五平。
伊勢次は跡取り息子として店の仕事を覚えなければならないのに、左五平の霊のせいで奔走させられる上に両親や店の者たちからは放蕩息子と思われてすっかり見限ら...続きを読むPosted by ブクログ -
円九郎のまぁダメなことったらない笑
流されやすいし、その場しのぎの嘘ばかりなんだけど、どこか憎めなく可笑しい。
いつもは小生意気な峰吉だけど、今回ばかりは円九郎に対しての態度ににやにやしてしまった。
ラストもついニヤッと笑ってしまう感じで良かった。Posted by ブクログ -
このパターン、そろそろ変えてほしい気も。
身に覚えのない濡れ衣を着せされ、長く勤めた橘屋を追い出された益次郎。
橘屋に仕返しができないかと悶々とする時に出逢ったのは。
成り行きで皆塵堂で働くことになった益次郎。
かなりのやり手で、店前で呼び込み、せっせと道具を売り、商品を片付け、大道具を売り込むた...続きを読むPosted by ブクログ -
家の借金を返すため、村を出て3年働いてきた庄三郎。
ようやく母と妻の待つ、田舎へ帰って来たが、庄三郎を待っていたのは。
どの話も救いようがないような気が滅入る話。
なのに皆塵堂の面々が絡むと、ちょっと切なく、でもどこかホッコリした気持ちになる。
鰻屋の掛軸、自殺した許婚の鏡台、重い大八車、釣り忍、...続きを読むPosted by ブクログ -
「古道具屋 皆塵堂」シリーズ第三弾。
今回の主人公は、小間物問屋で有能な手代だったが、盗みの濡れ衣を着せられ店を出されてしまった益治郎。
復讐を誓った益治郎は、どう見誤ったか皆塵堂を狙う伝説の盗人 甚左の誘いに乗り皆塵堂に勤めることになるが......
第四話「人形の囁き」では、人形に取り憑いた正体...続きを読むPosted by ブクログ