あらすじ
跡取りとされた弟の急死で、浅草の道具屋に呼び戻された太一郎。道具屋をやり直すには年を食いすぎている太一郎は、深川の古道具屋皆塵堂で修行することに。太一郎には、幽霊が見えるという人に言えない秘密があった。だが皆塵堂にあるのは、首吊りや夜逃げのあった家から持ち込んだ、いわくつきの品ばかり。見たくもない幽霊と向き合う日々が始まった。そして向島の猫屋敷で、太一郎は封印していた幼い日の記憶をよみがえらせる。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
訳あり商品承ります
別に困りませんし
安く買って
安く売ります
ただ、呼ばれるように誰か
人が
流れ着きます
最初は…
一番使える奴です
んで
その後は結構
猫三昧小説でしょうかね?
Posted by ブクログ
少し話が軽過ぎるかなあという気がしなくも無いですが、病院の待合いとか、電車の中とかで、細切れに軽く読むのに丁度良く面白いです。
幽霊の見える古道具屋の倅、
倅の幼馴染みの人の良い棒手振り魚屋さん、
倅の修行先の古道具屋の旦那さん、
修行先の小僧さん、
修行先のお得意さんのご隠居さん
が主な登場人物です。
最後の話は切なくかわいそうでした。
小さな子供が不慮の事故で死ぬほど悲しいことは無いです。最後は良かったね、という話です。
5歳の子供が、一緒に溺れた妹を助けられなくても誰もあなたを責めたりしないよ。仕方のないことでしたよ。
Posted by ブクログ
こういうのって一期一会だよなあと、本屋さんでみかけて気になったものは購入するようにしています。読むのが何年もあとになることもありますけれど(だからダブリ買いをちょこちょこしてしまう)
これは多分、夏くらいに購入してずっと枕元に積んであったもの。ついに読んだよ! 読んだよー。
最初の話はぎこちなくて、なんとなく固くって、このまま最後までいくと辛いかも、なんて若干の心配がありましたが、2話からはそうでもなくって、するすると読むことができました。結構おもしろいじゃんあっさりしてるけど! とか。
もし、不満をあげるなら
なんで最初のキャラクター紹介に鮪助がいないんだ、ここ大事でしょうぉぉぉ(いえ、出せないのはわかるんですよわかるんですけども)!
Posted by ブクログ
面白かった!
皆塵堂の主人の伊平次が個性的すぎる♪
幽霊の見えるたちの太一郎が、曰くつきの商品の集まる皆塵堂へ修業に行くことでいろんなことが動き出す。
長男である太一郎が、なぜ、1度は跡取りの座から降ろされたのかの謎は意外なもの。父親は、彼を疎んじたわけではなかったことにほっとした。
太一郎の幼馴染巳之助がいい味を出している。
彼と美津との経緯は、冷や冷やさせられたけど、ま、いいところに着地したという感じかな。
シリーズの続きが楽しみ。
Posted by ブクログ
シリーズ一作目。主人公の太一郎は幽霊が見える。本人は隠しているつもりなのだが周囲にはばればれ。家業を継ぐことになったそんな息子を心配に思った父親に修業に出された先が、曰く品ばかり集めている古道具屋 皆塵堂。そこに集められた簪、懸硯、刀、櫛にまつわる怪談ミステリー。太一郎の情に厚いところがいい。面白かったので続きも読みたい。
Posted by ブクログ
幽霊が見えてしまう古道具屋の話。曰く付きの道具の幽霊なので話が怖い。
のっけから目を刺すとか恐ろしすぎる。
でも話も怖いだけでなくオチも良いし、コンパクトにまとまっていて読みやすく面白かった。
Posted by ブクログ
古道具屋皆塵堂に修行にきた銀杏堂太一郎を中心とした話。
面白かった。
太一郎が修行を終えて帰ったので続きがどうなるのかと。。。
なので続きを読むかどうかは未定。
Posted by ブクログ
道具屋の長男なのに跡継ぎから外され、他家をタライ回しにされた挙句、実家を継ぐことになり皆塵堂へ修行に出る太一郎の因縁話の第一巻。
いわく付きの道具たちに、幽霊が見える太一郎という体で話は進むが……。
そういう理由だったか〜!