toi8のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ勇者は、魔王を倒して帰らぬ人となった。
四年後、亡き勇者を称えるべく、勇者の偉業を文献に編纂する事業が立ち上がる。かつての関係者たちにインタビューする中で、勇者を殺したのは誰だったのかを紐解いていく。
作者の熱意が伝わってくる。
「小説家になろう」から芽を出してきた本作。大御所の余裕のようなものはなく、荒削りながらがむしゃらさみたいな物がビシビシ伝わってきた。書くって楽しい、読者をあっと言わせてやりたい…そんなアツさが徹頭徹尾たちこめていた。
仲間の話から大きなテーマを推察させていくという構造、王太后というマクロな存在、勇者の入れ替わり等々、工夫や仕掛けがてんこ盛りで、ややくどい。その特濃設定をごくりごくりと胃の腑へと送り込んでいる読者をアツい眼差しで作者に見つめられている感じ。「どうですか?美味しいですか?」「や、あの、まだ飲んでる途中で…」みたいな感じ。感想バッチコイみたいな作者の絵が見えてしまって少々食傷気味である。
誰が勇者を殺したのか。
そもそも勇者とは?魔王を倒した結果得られる称号のイメージが強いが、勇者というジョブの一つとして見れば、納得できるのだろうか。なんか「誰が勇者を殺したか」というタイトルに違和感がある。アレンて勇者じゃないじゃん…という思いにとらわれてしまう。
違和感を抱えつつ読み進め、真相全て出揃った後に思ったのは、「まあ、殺したのは魔人なんじゃん?」ということ。ザックも容疑者に入れるなら、もっと人物像深堀りした上での刃傷沙汰みたいにしないとドラマとして少々迫力に欠ける。もっと容疑者が多いほうが面白かったと思う。レオンもソロンもマリアもみんな容疑者で、お互いを疑ってたりして推理ゲーム的に楽しめた方がよかったかも。
本屋大賞狙うなら、倍分厚くても良い。
着想は面白いし、ブラッシュアップしたものを読んでみたいと思った。同じことを連続した章で違う視点から並べるのもくどかったので、構成的にも見直しがほしい。もっとたくさんの人のインタビューを並べ立てて、勇者たちの冒険譚を聞かせて欲しい。小説家になろうという大海の中から日の目を見ただけあって、発想は非凡さを感じた。もっと面白くなりそう。そんな甚だ失礼な感想を褒め言葉と受け取ってほしい。 -
無料版購入済み
1巻目。
モンスターのデザインが独特でいいと思う。
画力も高くて読みやすい。
ただ、お話はそこまででも無いかな…。
セールになったら続きを読みたいかな、という感じですかね…。
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Posted by ブクログ
かなりライトノベル、ティーン向け。
19世紀のロンドンの寄宿学校を舞台に日本人の転校生と貴族の少年がバディを組んでロンドンの怪奇現象の秘密を探る…という設定自体は良かったけど、それ以外がかなり無理がある…。
日本の宝が盗まれた経緯、黒幕の秘密、それが明かされるまでの経緯など、かなり雑な展開に感じてしまった。
「妖精(ゴースト)の仕業だと思われたものは人間の仕業だったよ」という展開はあるあるで好む人が多そうだけど、そもそもゴーストについての説明などがかなり無理やり差し込まれるのでwikiを読んでるみたいな違和感があった。
読者にだけわかるような仕掛け(この人が後の○○だよね)みたいな部分も物語的な面白さはなく、ただ知識を羅列したかっただけのように見えてしまった。
寄宿学校の二人は等身大なのに、周りの出来事が嘘っぽすぎてチグハグな感じ。
普通に大義などなく好奇心旺盛な学生が怪奇の解明に迫る青春譚とかにした方が良かった気がする。
続きがあるなら読むと思うけどもう少しエピソードが地に足ついた感じになると嬉しい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ『誰が勇者を殺したか』のサイドストーリーとして、勇者を選定する預言者と、金目当てで冒険者をするレナードに焦点があてられる。
アレスが勇者として魔王を倒すに至るまで、預言者は数多の勇者を見出したものの魔王を倒すには至らず、世界を繰り返していた。その中で勇者にふさわしくもないレナードと関わり、最初は否定するもののレナードが目の前の人々を救おうと活動していることを知り、徐々に肩入れしていく。
魔王を倒した勇者パーティとレナードのパーティが対比され、勇者パーティの最強さが際立つとともに、力の差があったのに魔人に戦いを挑んでいったレナードたちの志が感じられる。