【感想・ネタバレ】冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた 2のレビュー

あらすじ

大好きな父ベルグリフの待つ故郷へと帰ってきた
アンジェリンは、パーティメンバーらとともに
畑仕事から散歩に狩りと村での田舎暮らしを楽しんでいた!
そんな中、稽古に身が入らない娘を父ベルグリフは心配し冒険者を続けるなら私を倒しなさいと叱る。
“黒髪の戦乙女”の娘vs“赤鬼”の父。
この親子の立会いの結末やいかに!?

そして、打ち倒されたはずの魔王に組する者たちが、
表舞台へとその手を延ばし始め、町ひとつをまるごと
飲み込まんとする大惨事を引き起こそうとしていた…!!

心温まる異世界ファンタジー冒険譚、待望の第2巻!
本編大幅加筆に加え、書き下ろし短編も収録です!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 二巻では、ついに帰宅を果たしたアンジェリンらパーティとベルグリフのトルネラでの田舎暮らしが描かれた前半と、その帰路にて遭ったボルドー伯領内での一幕が描かれている。
 この巻における白眉は、やはり前半におけるベルグリフの教導だろう。無敵に近い力を持ち、それがゆえに自然と驕慢さを持ちつつあったアンジェを叱咤し教導するシーンは、この物語らしい良いシーンだった。
 邪教をもって扇動する少女シャルロッテと従者のビャク、若いながらもボルドー領を富ませる名君ヘルベチカとその姉妹のセレンとサーシャ。ボルドー伯爵に気に入られたベルグリフがどうにも気にくわない若き家令のアシュクロフト。
 突飛ではないが、魅力的なキャラクターたちに彩られて、物語は起伏に富んで描かれている。良い一巻であった。

 評価は星五つ。心を鬼にして教導した前半のベルグリフと、覚悟を決めて成長した後半のヘルベチカを主に評価している。
 書籍版書き下ろしの「EX 姉妹」や初回版限定特典の「夜のともしび」もまた良かった。特に前者は、物語上ではその心情が詳らかにされていないセレンを描いた良短編である。
 また、表紙からしてそうであるが、toi8 さんのイラストもまた味わい深く魅力的である。
 良い書籍化が進んでいて、読者としては大変喜ばしいところである。

0
2018年12月21日

匿名

ネタバレ 購入済み

父性

おとーさんと娘。父親は娘の成長を安全を幸福を望むお話。
次々と父親のいない娘を落としていく"赤鬼"のベルグリフの父性は留まることを知らない。

#癒やされる

0
2023年12月28日

Posted by ブクログ

いいねえ、心温まるシリーズだ。ちょびっとはらはらもする。アンジェリンが故郷に帰って来て、お父さんのベルグリフにベタベタ。ものすごく大好きなのだ。一緒についてきたパーティーのミリアムとアネッサも孤児院出身だけに、ベルグリフに甘える。ボルドー伯爵家の3姉妹もベルグリフに傾倒。ボルドーで起こった陰謀をアンジェリのパーティーとベルグリフで解決してしまう。ヘルベチカ、サーシャ、セレンのボルドー箔姉妹とも縁が深まりそうだ。ヴィエナ教への復讐のために騒動を引き起こしたシャルロッテもベルグリフの温かな手に惹かれてしまったよ。ベルグリフは魅力的なお父さんだ。

0
2023年08月10日

ネタバレ 購入済み

父娘の再開

ようやく父娘の再開。
バーティメンバーを連れて娘が帰郷する。

6年近く立っても父にべったりの娘に親として、嬉しくも有り、このままで良いのかとも思うベルクリフ。

前半はそんなベルクリフとアンジェリン達バーティとののんびりと時に厳しく交流する。

後半は街道整備の件の返事を持って、娘達バーティと共に短い旅を、そして領都にて歓迎されるも、別の貴族との間の陰謀に巻き込まれ…

個人的にはベルクリフが“赤鬼”なんて大層な二つ名を、広められていたのを知ってしまったシーンのベルクリフの反応が本当に…
そりゃそうなる…大変だね…

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2021年12月20日

Posted by ブクログ

トルネラに帰ったアンジェリン、アネッサ、ミリアムはベルグリフと冬から春を過ごし、春告祭を楽しむ。ボルドーへ手紙を届けに行くベルグリフたち4人。
ボルドーではマルタ伯爵の陰謀に巻き込まれ、シャルロッテ、ビャクら、アンデットと闘う。
ボルドーで数日を過ごし、アンジェリンらはオルフェンへ、秋の再会を約しベルグリフはトルネラへ。

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2019年07月20日

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