山本貴光のレビュー一覧

  • 文学のエコロジー

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    文学はシミュレーションであるらしいが、シミュレーションの意味わかってるのかな…書きたいことが膨らみすぎてない?

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    2025年06月15日
  • 自由に生きるための知性とはなにか

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    自由に生きるための知性
     これはいってしまえば=教養なのかなと思った

    第一部が特に心に残った
    教養を学ぶ意義
    教養と社会の関係について整理できた

     いま、教養が大事だと改めていわれている理由
     →教養から専門知に傾いて
      専門家と一般人のコミュニケーション
      が上手くいかず、さらには
      非対称な垂直な関係になり
      専門家と一般人の間の信頼が崩れた
     →終身雇用制度が崩壊しており
      学び続ける力が必要になってきている
       =エンプロイアビリティ

     一方で、教養・リベラルアーツとは、
     それがある人とない人を隔てる垣根であり
     いま社会から求められている教養との間に
     ジレンマがある

     いま求められている教養とは
     他者に対して「開かれ」ていること
     新しい自己に出会うこと

    その後の章では、差別、好きって何、読書のすすめ、など専門家からの細かな話になるが
    「いまの自分の枠からはみたでたものを学ぶ、触れることで、新たな自分を発見する」こと
    の重要性が通底しているなと思った

    感想
    上田先生が言ってたいわゆる量産型の奴隷のような学生だったな自分…
    そして色々みているつもりだったけど、自分の好きの中でしか出会えてないかも…
    めちゃくちゃ井の中の蛙だな自分…
    てか文中の引用がハードすぎて付いていけない…
    と落ち込みそうになりました

    しかし相手は大学教授たちなので仕方ない
    というか、
    教養の持つ分断の意味合いにジレンマ感じつつ
    インテリたちの共通言語を使いすぎてやしないかい?とツッコミを入れながら読みました

    単細胞の私には少々難しい本でしたが
    1ヶ月くらいかけてゆっくり理解しました

    おすすめの本がたくさん出てきて
    読書リストがどんどん伸びる

    時間を空けてもう一度読みたい作品

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    2023年03月26日
  • コンピュータのひみつ

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    「コンピュータについて何も分かってないけど、恐る恐る使ってる社会人の代表」みたいな私が楽しめる。
    日頃の仕事の足しにはならなそうだけど笑、コンピュータのブラックボックス感が多少やわらいだ。


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    2022年12月14日
  • コンピュータのひみつ

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    ネタバレ

    期せずして「哲学の劇場」の方の著作で、親近感。

    数字や専門用語を極力避けて、コンピュータがなぜ動くのかの原理を分かりやすく解説してくれている。なので、数字嫌いの理系音痴な私も、大枠の理解を助長してくれたかなという感覚。
    二進法で表現されているデータを、動画や画像や音楽などに変換して見立てていることが一貫した原則。その上で、厖大な演算や処理能力によって瞬間的に使っている人の欲する状態で提示してくれている。

    ハード・ソフト・プログラム・CPU・サーバなどなどコンピュータを構成する要素を分解して、個々の役割と各要素との関係を解明してくれ、ただ何となくクリックしたら開くといった直観的な理解から、具体的な構造の理解へと深化することができた。

    どうもIPアドレスとMACアドレスの区分と役割が曖昧な私ですが、なぜメールが届いたりウェブサイトを閲覧できるのか、ここに符号化したものを機械語に変換したり戻したりの専門サーバがあったりと、一つ一つは単純な機能で成り立っているのだなーとコンピュータが身近に感じるに至りましたとさ、

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    2022年05月28日
  • 記憶のデザイン

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    ネタバレ

    «本書は…記憶に関するエッセイである。ここでエッセイとは、「試論」というくらいの意味だ。…本書は、物覚えをよくするための記憶術を伝授する本ではない。…記憶にかんする学術研究の最新情報をお伝えするものでもない。»(pp.10-11)と「はじめに」でこの本の性質がしっかり注意されている。にも関わらず、読み進めていくとそのことを忘れてしまい、終章に至るところで「あれ?記憶を上手くデザインする手法が書かれていないぞ?」と気付いて「はじめに」を読み返してしまったのが私です。

    なにせ序章で«①記憶がつぎつぎと書き換えられる情報環境でどうするか ②知りたいことは、ネットで検索できるので記憶しなくてもよいか ③フェイクコンテンツが溢れる中で、情報の真偽をいかに見分けられるか»(p.35)というように、個人的にも気になっている事柄が挙げられていたので、「ならばこの本はそれらの問題に対する答えが用意されているに違いない」と思い込んでしまっても仕方ないじゃないですか(言い訳1)。
    そして第1章では章題が「検索すればOKか」とあり、先ほどの②の問題を取り上げているわけで、結論としては「検索するためにも記憶や技術を要するので、その前提は否定される」(個人的要約)のように、まがりなりにも回答が載ってる。となれば「引き続いた章では①③の回答が載ってるんじゃないか」と思い込んでしまうわけですよ(言い訳2)
    と思っていたら、第3章から第6章までは«私たちの記憶がどのようにかたちづくられているか»(p.93)という話に移り、それぞれにおいて納得出来る内容であるものの、しかし「思ってたんと違う」状況へと迷いこまされちまったのです(言い訳3)
    第7章になり本題と同じ「記憶のデザイン」という章題が現れてきたので「おお、ようやく答えが提示されるんだな」と期待するわけですが、読み進めると、書かれているのは、山本さんが実践している記憶術的な案内と、現在進行中の「知識OS作成構想」が提示されています。残りページは少なくなっています。そして気付けば終章に至っていました。…この本の性質を理解していないまま、ダラダラ読んでいたのが良くなかったのでしょう(言い訳4)

    …などとダラダラと言い訳を書いてきたわけですが、私のような「思い込み読み」をしないために、この本は入手したら一気読みすることをオススメします。
    繰り返しますが、この本はエッセイです。山本さんの体験を追体験するための内容が示されています。提起された問題に対する答えは書かれていません。山本さんとはまた別の答えを読者自身で見つけるモチベーションを生み出すための本、とでも言えば良いでしょうか。

    個人的には「個々人の記憶のデザインはやはり個々人に依存する」ことを改めて認識しなおせたのが、この本を読んだ効用です。
    また、私も«知識アトラス»(p.211など)が欲しいです。個人的には、書いているテキスト(ブログやらツイートやら)から典拠へのリンクを配するように日々努めています。
    山本さん、楽しい本をありがとうございました。

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    2021年02月07日
  • 文体の科学

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    文体はヴィークルだ、と村上春樹は言っていたけれども、わかったようなわからないような。
    そんな文体についてまっすぐに向き合った本。あらゆる文章を取り扱い、そこに見えているもの、見えないものを分析する。まさに人文が行うべき科学であった。文章の配置のこと。文章は基本的に独り語りであること。暗黙の了解で人間が読むことが前提とされていること。文学の文体研究は圧巻だった。

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    2020年10月18日
  • コンピュータのひみつ

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    コンピューターのしくみをめっちゃ知りたい!
    だけど全然知識ない!興味はとてもある!
    という人にぴったりな感じの本。
    興味、理解力がないとちょっととっつきにくいとは思うけど。

    基本情報、応用情報を持っているのでスラスラ〜と読めた!
    っていうのが理想だけど、読みながら自分がきちんと理解できていなかったところでつまづく。
    資格の勉強などを通してバラバラに勉強してきたことをひとつなぎにするのにぴったりな本。
    また時間を置いて読み直したい。
    今度はスラスラ読めますように。笑

    なぜ古いPCでDVDを見れないか
    →画面に表示するためのデータが記憶領域に入らないから

    ソフトウェアとプログラム
    →基本的には同じ。ソフトウェアはハードウェアの対比。プログラムはデータファイルとの対比。

    CPUには、さまざまな演算を実現するために組み合わされた電子回路が数千万個という単位で組み込まれている

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    2015年06月14日
  • コンピュータのひみつ

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    痒い所に手が届く感じ。筆者の知性の表れた文体にも好感。
    「学術による世界の合理的な把握と、それを利用した予測や技術によって、世界は脱魔術化する」ーウェーバー
    「十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない」ーアーサー・C・クラーク

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    2011年01月09日
  • 図書館を建てる、図書館で暮らす―本のための家づくり―

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    物理的な本がある意義をしっかりと示してくれている
    立体空間に本を配置
    一定の分類で配架された本のジャンル、ブロック、流れが、本を開かずとも記憶の想起させたり、未読の本であっても連想に繋がったりと知的活動を引き起こす

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    2026年06月22日
  • 高校生のためのゲームで考える人工知能

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    中高生にぜひ読んでいただきたい。高校までは正解のある勉強だが、それ以降の大学生や大人は、正解の無い勉強をしなければならない。失敗上等。分からない事を楽しもう。今時は、コスパタイパで効率よく正解に辿り着こうとするが、大人の世界はそうではないので、切り替えていきましょう。

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    2026年01月25日
  • 図書館を建てる、図書館で暮らす―本のための家づくり―

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    3名の文字フォントが違ったのは、それぞれ好きなフォントがあってそれを指定したのかなーと思ったり。
    あれだけの量の本があって、ほこりや湿度、本につく虫の対策はどうしているんだろう?と気になったが、それについては触れられていなかった。
    本棚ぜんぜん足りてなくて良かった。

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    2025年09月08日
  • 図書館を建てる、図書館で暮らす―本のための家づくり―

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     書庫を建てる本というのは、松原さんや内田さんやら、定期的に出ているが、この本も憧れは抱かぬものの、一般的な本好きは、購入と整理を繰り返すべきと言われているような。

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    2025年06月01日
  • コンピュータのひみつ

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    コンピュータで何が起こっているか分からないが、使用しているというユーザとの対話形式で、コンピュータの仕組みを解説してる。

    専門用語も少なく、理解のとっかかりには良いと思う、

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    2024年05月19日
  • 私たちはAIを信頼できるか

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    GPT3についても言及されている(多分この本が出た時はまだネットニュースとかに掲載されていなかったと思う)。ゲームでは味方のAIにユーザーは厳しいとか各界からの意見が面白い。
    インタビュー中も様々な本が出てくるが巻末でも要約した感じでお勧め本が紹介されているのはありがたい。
    人工知能におけるフレーム問題は中田敦彦のYouTube動画でも取り上げられていたが正式に初出が分かったのが良かった。

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    2023年03月28日
  • 高校生のためのゲームで考える人工知能

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    数式などは極力出ない形で説明は完結している。
    AIというツールの特性を把握した上でゲームデザインにいかにして活用するか
    ゲームに限らずAIとの関係性が危ぶまれる昨今において
    ひとつの共生のあり方がこういうものなのだと感じる実例として見ることが出来るように思う。

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    2023年03月27日
  • 記憶のデザイン

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    「哲学の劇場」での丁寧な語り口と深い知識に好感を抱き、ちょくちょくお二人の書籍を漁っております。

    本作の結論はプログラミングの知見もあり、且つ人文学や社会学などの思想系にも精通する著者ならではの発想ではないでしょうか。個人的に、このような知的OS興味有りで、ぜひ使ってみたいと思う。

    最近は紙と電子書籍併用しているが、電子書籍の平面でかつ限定的なディスプレイだと積読している本を思い出すきっかけが確かにないなーと感じている。スクロールしてみると、そういえばこんな本買ったなと記憶が蘇ることしばしば。

    記憶の曖昧性、個人的な記憶と社会的な記憶、記憶の形態なんかも学ぶことができて、理解の網の目が細かくなったかな。適宜参考文献紹介してくれるスタイルも好きで、おかげさまで読みたい本が増えました。

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    2023年03月16日
  • 私たちはAIを信頼できるか

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    あとがきにあるとおり、「信頼」という概念を軸として、「AIを作る」「AIを使う」「AIと生きる」という観点からAIと人間社会の未来を考察した本。根本に立ち返った議論が多く、AIの何が問題なのか、頭の整理ができる。また、36冊の読書ガイドがついており、さらに学びたいときの道しるべにもなってくれる。中でもユヴァル・ノア・ハラリは必読となっている。

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    2023年01月21日
  • 私たちはAIを信頼できるか

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    専門分野も立場も異なる方々が、それぞれの観点でAIについて考える。
    AIについて考えることは人間について考えることであり、人類の未来について考えることでもある。
    かなり易しく書かれているので、AI・神・人間・信頼といった単語にビビッと来た方は読んでもらいたい。

    巻末におすすめの本が紹介されており、読みたい本がさらに増えてしまった。

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    2023年01月10日
  • 自由に生きるための知性とはなにか

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    感想
    自由を獲得するための努力。自由とは上から与えられるものではなく、自ら勝ち取るもの。現代社会では知性を磨くことが自由を勝ち取るための戦い。

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    2022年11月24日
  • 記憶のデザイン

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    エコロジーという語句が何度も登場するが、カタカナ語の特徴で何となく意味が分かったような気になってしまう.「生態学」と漢字で表記した方がより理解しやすいと感じている.本書では記憶のあり方について、エコロジーの観点から論じているが、生態学的に、自然、社会、精神(個人)と技術に分けて議論している.PC上に効率的な書斎を構築するアイデアとして、知識OSと知識アトラスを提案しているが、知識OSには非常に引き付けられた.このようなOSを何とか作りたいものだ.

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    2021年08月02日