田倉トヲルのレビュー一覧
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ネタバレ俊也は、幼い日の桐を助けたことが縁で、妹・美姫と共に、佐倉家に引き取られた。
佐倉家は少し変わった感覚を持つ両親の家で、実子である桐と藤の双子。
それから、桐の誘拐をきっかけに引き取られた俊也と美姫。
そして、両親が早くに他界したため、引き取られてきた桐と藤の従兄弟の寛吉。
多忙な両親はほとんど自宅に帰ってくることがないため、その五人の兄妹で日々、生活をしていた。
その中でも、誘拐された直後に、俊也を引き取るように言って聞かなかったという桐は、俊也に対して傍若無人で、あれこれ無理難題をふっかけてきては、俊也を振り回す。
桐は「美姫のことが好きだ」と言ってはばからないのだが、「高 -
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ネタバレあのクローヴィスが戻って来ましたけど、ほんと別人のような変わりように、シャーロットでなくても驚きました。
引きこもり姫のシャーロットが兄のレイフォードとアルベルトとともに、叔父のウェルズの治める領地に向かいましたけど、ダダ漏れ独り言って、結局なかったように思います。前巻はどこが独り言なのか区別が付かないくらい、ダダ漏れてましたのにね。
あと、今回とうとうエルマー家の悪行が明らかになりましたけど、セシルは相変わらず何を考えているか分からないです。シャーロットの完全なる敵とは思えないんですけどね。
人食い竜ガイもガイが探していたゲオルグの妹カルラも出て来て、なんかこの二人いい感じです。アルベ -
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本の帯に書いてあったように「ミステリ風王宮物語」な話です。1巻で次の王位継承者を選ぶ役目を担うことになったシャーロット。けれど、どのように王を選べばいいのか検討もつかない。その上、現在、国は国王不在の緊急時。政務も滞り、兄王子もシャーロットも大忙し。そんな中、シャーロットに暗殺の手が忍び寄る……そんな始まりかたです。
「首の姫と首なし騎士」という結構すごいタイトル(笑)のこの話。文章はすごく読みやすく、続きが気になる書き方をしています。あと、キャラクターがかなり個性的。首なし騎士は何を考えているのかよく分からんし(なのにやけに印象的ww)、シャーロットは守られてるだけのお姫様じゃなく、きちんと -
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血まみれになりながら、笑いながら敵の首をはねる騎士。
しかしこの騎士、主をなくして好き放題に生活をしている。
どこが『騎士』なんだか…という彼が、何故か突如
インドア末姫の護衛をする、と。
作者が2時間サスペンス好き、というせいか
確かに内容が2時間ものっぽい感じに…w
すべて、姫視点一人称…で綴られていますが
まったくもって違和感なく。
三人称、との間な感じがするので、二人称、と
勝手に呼んでもよいかと。
『ただ』のファンタジーなのか、それとも『ファンタジー』なのか。
それに対しても、驚く事はなかったです。
多分、最初に妙な物品(?)が出てきたから?
マイペースすぎる騎士と、引っ込みたい -
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ネタバレ1巻が面白かったので、買ってきました。
相変わらず気持ちがダダ漏れのシャーロットですけど、ダダ漏れ部分に「」が付いていないから、どこから漏れてるのか分かりづらいところが多かったです。
アルベルトとの絡みが少なくなってて、シャーロットの方はアルベルトの自分への気持ちに気付いてそうですけど、シャーロットの気持ちは未確定で、アルベルトも自覚してないし、彼の気持ちは書かれないので、ちょっともやもや。
レイフォードのシスコンぶりはこの巻でも一層明らかになってて、確かにシャーロットが死んじゃったりしたら、最も王位を取らせたくない人になりそうです。
今回新キャラとして出て来た、リオンとセシル。リオンは