あらすじ
フォルモント国に、豊穣祭の季節が訪れた。末姫シャーロットは、次期国王候補を探すため、初めて祝祭の宴に出ることに。執事気質の世話係リオンから、姫として恥ずかしくない教育を叩き込まれるシャーロット。新しいドレスの仕立てや、ダンスレッスンに悲鳴を上げつつ祝祭の日を迎えるが、領主達の政治の場である宴が無事に終わる筈もなく…!? 最強騎士アルベルト・ホースマンの過去を知る男も登場!! 王宮ミステリ第3弾!!
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Posted by ブクログ
巻を増すごとに面白くなっていると思います。
今回は二人の距離が近づいたようでニヤニヤしました。
恋愛色が薄い作品なので少しのことでも、おおっ!と思います。(笑)
初登場のガイがこれから引っ掻き回してくれそうな感じ。
次巻も楽しみです♪
Posted by ブクログ
3巻目。すっかり忘れていた豊穣祭のために、姫教育を受けるシャーロット。2年間のブランクもあり、結構苦労してるのですが、ダダ漏れ回数が減って、読みやすかったです。(相変わらず、どこからどこまでがダダ漏れなのかは分かりづらいですが。)
アルベルトとシャーロットの気持ちに気付いているのかどうかは分からないですが、なんか周りは二人をくっつけようとしてるような気もして、衣装を合わせてくれてたり、ダンスを踊ったりと、なんかニヤニヤしちゃいました。
アルベルトの過去もちょっと出て来て、ガイもなんとなく好きかも。シャーロットの周りをちょろちょろして、アルベルトの余裕をなくさせて欲しいです。
それにしても見てるだけで完璧にダンスを踊れるアルベルト、すごいです。
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「あれ、ここにきてミステリ成分がなくなって格段に面白くなってる!」と思ってしまいました。
まどろっこしいロッティの思考ばかりより、周囲の環境が分かりやすく描写されていた方が読みやすかったです。
(加えて読者には彼女の駄々漏れがテキストのどこまでなのかかなり分かりにくい気がします。狙ってやってるのでしょうか)
首なし騎士もまぁ都合のいい身体能力ですが、悔しいくらいに素敵でした。
次巻も買います!
Posted by ブクログ
財政に余裕が出てきたけれど、人材に余裕のない状態。
そんな慌しい最中、うっかり忘れていたお祭りに
情報収集のために社交界デビューする事に!?
もう最初っから最後まで、わくわくさせていただきました。
他人事だからこそ楽しめる、人の苦労!w
自由奔放な騎士が、いやっそ~な顔をしつつ主人に付き合うのも
想像するだけで面白い!!
が…教育係すごいです。
まさか、見ているだけで、が本気というか…本当に出来るとは。
運動神経があるって素晴らしい?
褒めるべきは洞察力??w
新キャラも出てきました。
むしろ一旦さらば系かと思いきや…いやそこ本拠地じゃ? と
思ってしまいましたが、頭を冷やした結果、でしょうか?
婚約者(仮)もどう動いてくるのか。
とはいえ、一番面白かったのは小父様ですが。
どこの乙女ですか、色々恋に結び付けてる思考回路!w
だだ漏れ姫(笑)
今回新キャラの登場で首なし騎士の人間味を感じられました。
ストーリーもラノベらしからぬ重みがあります。
ただ、タイトル通りロッティのだだ漏れ具合が悪癖を通り越して病気の域なので、その変の表現がくどく感じる方にはストレスを感じるかも。
(だだ漏れしちゃったかしら〜?な場面が頻繁に出てきます)
ロッティ以外の登場人物は文句無しに魅力的です!
Posted by ブクログ
よもやあの首なし騎士にダンスが踊れようとは!?(笑)
しかも、新キャラは首なし騎士の旧友で、二つ名は『人喰い竜』!
類は友を呼ぶ、とはこの事か?って感じだけど、ガイの方がアルベルトよりもコミュニケーション能力は高そう(笑)。
今後、彼がどう話に絡んでくるのかも、ちょっと楽しみ♪
Posted by ブクログ
ロッティーと騎士の微妙な絡みがいい。甘すぎず、でも確かなって感じが絶妙。
個人的には結構好きな巻。ダンスパーティネタとか好きなので。あとロッティーのドレスかわいいです。この表紙好き。
Posted by ブクログ
次の国王となることの出来る人物を見付け出すためには、引きこもっているわけにもいかず、超苦手なダンスのレッスンもせざるを得ないシャーロット。
昔は口を開けば嫌味ばかりだったリオンもシャーロットの良さを認めて、なんだかすごくいい奴になってくるし。
アルベルトは、剣を振り回すことしか能のない男かと思わせておいて、意外なスペックの高さを見せつけてくるし。
シャーロットの周りは一癖も二癖もある男ばかりだ。
シャーロットとアルベルトのやり取りもますます軽妙でおもしろくなってきた。
今巻で、アルベルトの過去が少しではあるが、明らかになり、今後の展開に結びつく模様。
次巻以降も楽しみ。
Posted by ブクログ
シリーズ3作目。
引きこもりのシャーロットが城で開かれる豊穣祭でダンスを披露することになり、リオンにバシバシしごかれてます。シャーロットも前2巻に比べたら成長したなと思います。頑張ってます。
話自体もだんだん面白くなってきました。新キャラのガイもいい味出してるなぁ~
Posted by ブクログ
二巻よりはすごく面白くなってた。ロッティの思考がうだうだとまだるっこしいのは相変わらずだが、周りが騒がしくなってきたことで上手い具合に中和されてた気がする。ロッティの心情描写が減って読みやすくなったって感じですかね。駄々漏れがどこからどこまでなのかわかりにくいのは変わりませんが。
しかしこの駄々漏れ、結構致命的な欠点な気がするんだけど、周りさらっと受け入れちゃってて大丈夫?俺の考えすぎ?
どろどろした王族周辺で、アルベルトの真っ直ぐさとガイのからっとした単純な凶暴さは、結構な癒しでした。王族って頭おかしくないとなれないんだなぁ。
Posted by ブクログ
このシリーズは、自分が生まれるときに母親が死んでしまったことを引け目に感じ、引っ込み思案だったシャーロット姫が、首なし騎士の励ましもあって、少しづつ成長していく物語と言える。周りに、レイフォード王子や、リオン・ロチェスター、パトリック、犬のタローなど支えてくれる人たちがいて、ロティは幸せかもしれない。今回は、豊穣祭に向けて、今まで目を背けてきた王族としての礼儀作法やダンスを特訓していく姿を描く。教育係のリオンがいい味出しているねえ。勿論、豊穣祭では事件が起こる。それもロティは成長の糧としていく。引け目が解消される?
Posted by ブクログ
内容…★★
人物…★★★
文体…★★★
表紙のシャーロット可愛い。
リオンかっこいい。ヒーローはリオンがいいな。
それにしても登場人物紹介に出てくる女の子がいない。
もてないのか、このヒーロー達は。
社交界のお話だけど、シャーロットの方向性はやっぱりお姫様なのか。
国王候補だからもっと政治の世界に飛び込んで欲しいな。
そっちの話が薄くなってきた感じがあるのがちょっと残念。
Posted by ブクログ
あと少しで豊穣祭。例年豊穣祭期間は書庫に引きこもっていたシャーロットも、今回ばかりは新たな王を探すため苦手な社交の場に出向く事を決意する。
何度も折れそうになる心。踏み砕かれたリオン足。恋愛小説を進められる首なし騎士。ガーゴイルの様な笑顔の叔父様。
さまざまな事柄が目まぐるしく過ぎる中、首なし騎士と同じく物騒な名を持つ『人食い竜』が現れて……。
舞踏会でのシャーロットと首なし騎士のやり取りはかわいくて仕方なかったです^^
今回はシュールな笑いも多く含まれた作品でしたw
Posted by ブクログ
“「先導は俺がする。落ちる前に拾ってやるから、大人しくこっちに乗っておけ」
「…………。何かもうちょっと他に言いようは無いの、貴方は」
誰かが堪えきれないと言わんばかりに吹き出した。振り返ると、ハーヴェイ小父様が押し殺した笑い声をあげていた。リオンとレイフォードの顔にも生暖かい微笑が滲んでいる。
やがて小父様は、先程まで笑い転げていたのが嘘のように紳士的な笑みを浮かべた。
「いやはや。これだから女性を口説いたことのない男は。"私以外の男に貴女を守る役目を譲らねばならないなど、考えただけでも胸が張り裂けそうだ"くらい言えないものかな」
「…………。小父様。今一押しの恋愛小説を一つあげてください」
「最近人気の『愛の騎士イシュメル』はお薦めですね。王妃ポーリーナとの切なくも美しい悲恋に胸打たれます」
自分で振った質問だが、予想を超えて貴婦人御用達の恋愛小説の題名が出てきて、思わずむせた。引きつった笑みを浮かべて小父様から目を逸らす。と、アルベルト・ホースマンと視線が合い、その思いの外真摯な眼差しにぶわっと全身が熱くなった。凄まじい速さで目の前の男の口を両手で塞ぐ。
「い、言わないでよ!?いや言わないだろうけど!言わないだろうけれどその目は止めて恐い!大人しく乗るからっ!小父様ちょっと何吹き込もうとしてるんですか貴方は!」
「あはははは。姫様も負けず劣らずですねえ」
今度こそ、隠しもせずにハーヴェイ小父様は笑い転げた。”[P.101]
3巻目。
前巻と違ってリオンの好感度が。
"人喰い竜"の立場が怖い。行動が読めなさそうだなぁ。
最後のウェルズとのやり取り辺りで良かった良かったと思ったり。
ロッティの思考駄々漏れは一体何処からなのか考えるのが楽しい。
“言って、ガイは腰元の剣に触れた。自分が持つものと同じ形の剣だ。
「こいつを使う機会も滅多にない、楽な仕事だよ。儲けもいいし。……強いて難点をあげるなら、四六時中あの陰気なおっさんの顔を見てなきゃならんっつーことだけだが。その点お前はいいな、お姫様が相手で」
「剣を使う機会は多いがな」
「おお。流石王族。物騒かつ面白そうで何よりだ。……あのお姫様、名前何だっけ?」
「ロッティ」
教えてやった瞬間、ガイの笑顔が引きつった。妙な反応に眉を顰める。ややあって目の前の男は、短く切り揃えた頭を掻いて長いため息をついた。
「……とんでもなく可愛い名前だなあ、おい。お前が言うと更に。ちなみに本名?愛称か?」
「愛称だ」
「愛称か。そうかそうか。もう俺笑っていいかな?ここ笑いどころでいいんだよな?」
「……どう呼ぼうと俺の勝手だろう」
耳にこびりついた愛称は、改める間もなく口から出ていく。最早自分ではどうしようもない。”[P.168]