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Posted by ブクログ
シャーロット姫が「(領地の)警備体制や管理体制について興味があるなんて男っぽい」と言われショックを受けてたけど、多分これってこの世界の価値観から無邪気に評価され出た言葉なんだろうなぁって思う。
財務や国防とかの政治的な仕事は基本男性がやるものであり、女性の仕事とは考えられてないからそう言われたんじゃないかな。
今後の展開で女性の政治参加みたいな話も出てきたりするのかなぁとワクワクして読んでる。
あとは名前を呼ばれただけでおそらく無自覚で笑顔になるアルベルトとかそれを見て顔が熱くなるシャーロット姫とか、一見相性最悪に見えるガイとカルラとか、健気なまでに家族が大切なクローヴィスとか人間関係からも目を離せない。
Posted by ブクログ
“「全部最初からやり直す。……お前を見ていたら、そうしなきゃいけないと思った」
「へ」
「今のお前は"王族"だ。俺と違って、本当の意味で自分の考えを持って答えを出してる。きっと誰にも流されたりしないんだろう。……昔はどうあれ、今のお前は"セシル・エルマー"じゃない。……王族らしさの定義を見失ってる奴が言っても説得力はないと思うが」
「…………」
ぽかんとして目の前に座る兄を凝視する。そのうちにいたたまれなくなってきたのか、彼は帝王学の本を手に席を立ち、「作業の邪魔をした」と短い挨拶を述べて退室していった。扉が閉まり、足音が遠ざかる。
その頃になってようやく我に返り、目の前に立つアルベルト・ホースマンの顔を見上げる。
「ねえ。あれってつまり、励ましてたの?」
「あるいは誉めてたか、懺悔か、でなきゃ愚痴か。俺にはわからん。この一族は何で常に遠回しな言い方になるんだ?解読が面倒くさい」
「悪かったわね、面倒な一族で」
ひとまず悪意ある言葉ではないようだ。確実なのはそれくらいで、後は励ましとも賛辞とも懺悔とも愚痴ともとれる。
——今の私は王族。そんな風に言われる日が来るとは思わなかった。それもクローヴィスに。”[P.73]
4巻目。
今回も面白かったー。
ロッティが首なし騎士の行動に戸惑ってるあたりとか。
モーリスの雰囲気が結構好きかも。
ガイとカルラのやり取りがもっと見たい。すっげ楽しい。
クローヴィスの行動にどきどき。
“(ガイ。それは違う。私が握っているのは手綱じゃない)
きっと、私の手はそのまま彼の首にかかっている。中途半端な"主"の私と、奔放であると同時に忠実過ぎる"彼"の関係は、それくらい危うい均衡で成り立っている。
黙ったきりの私を訝しげに見下ろしていた彼は、おもむろに顔を近づけて表情を覗き込んできた。いつもとは違う様子に気づいたのか、彼は漆黒の瞳を細める。
「あの男に何か言われたのか」
「大丈夫、何でもない。……それより、貴方の準備は全部済んだの?アルベルト・ホースマン。随分早々と戻ってきたようだけれど」
あからさまに逸らされた話題に、彼は訝しげな顔のまま「……全部終わってる」と答えた。旅慣れしていると、やはり身支度が早いらしい。一つ一つにもたつく私とは違う。ため息をついて身支度を再開する。
と。不意に彼が口を開いた。
「アルベルト」
「は?……急にどうしたの。自分の名前の確認?ガイじゃあるまいし」
「…………」
何かけったいなものを見る目で凝視された。”[P.224]
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