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Posted by ブクログ
題材や道具立て、雰囲気はとてもいい。なのになんとなくもっと面白くなるはずだと思う本。
名家の御曹司で美貌のハーフの青年が経営する、ハイカラな喫茶店。時は文明開化。ヒロインは女学校に通う可憐な女の子。言葉遣いも綺麗で素敵。だからもっと夢中になっていいのに。店主の青年の個性付けのための説明や淡々とした演出が繰り返されるのに行数を使うよりもっと心理描写をしてほしい。
雑誌に間を空けて掲載した関係上、書かねばならないことだけど、単行本にまとめると、ダジャレめいたお決まりのやり取りがくどくて、それが読みたいんじゃないなと思ってしまう。少女小説王道の作品なので、もっとロマンチックに行くなら思い切ってキザにロマンチックに描いてもらいたい。
魔法の紅茶で夢に入り込む…
そしてお客の心を癒やす…。
店主とヒロインが夢に忍び込むきっかけはくちづけ。なんてそれだけで惹かれる道具立てなのだから。次作に期待かな。
Posted by ブクログ
田倉トヲル画に惹かれて手に取る。
明治の東京を舞台に、イギリス人と日本人のハーフの伯爵家の美青年が開く英国式の喫茶店がある。彼は日本文化をこよなく愛し、自称魔女を名乗り、不思議な魔法茶を淹れる。
祖父が築いたいわゆる成金の家の月子は、西洋文化をこよなく愛し、この喫茶店で働いている。
この店主が作り出す魔法のお茶による一夜の夢に訳アリの客人たちの問題を解決していく。
コバルトだからか、月子に魔法茶を飲ませる方法が口移しという…あれ、月子が飲む必要あったかしら?いや、店主、月子が忘れちゃうからって毎回そうする必要なくないか?それなのに、いつか月子も飛び去ってしまうのかな…とか悩むヘタレぶり。
月子のお節介な気性が、そんな面倒くさい(月子にとっては謎の多い)英国御曹司には働かないのは、月子にとっても、この店主は特別な人って事なんだろう。
時間つぶしにはちょうどかな。
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