白身魚のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
愛と青春のペンタゴンコメディの番外編の第二弾
最終話前のフラグと文研部発足などを描いた短編4本立て
『ファーストエンカウンター』★★★★★
文研部のできた経緯などをまとめた話で、時系列でいうと0巻ってところか?
初期の人間関係がいい感じで描かれていて本編になんの邪魔もしないんでよい!
こういった後付けっぽいタイミングで出すエピソードって無理があることが多いけど、ここを作ったあとに1巻を完成させたんじゃないってくらいにクオリティは高く感じました。
『ふたりぼっちの友情』★★★★★
稲葉んと伊織の関係を描いたもので、時系列でいうとファーストエンカウンターとヒトランダムの中間。
なんというか二人 -
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Posted by ブクログ
星、迷ったんですがやはり5つで!
完結編・上巻です。
上巻なのでまだ起承転結の起承なんですが、
この起承に、確信犯であろう悪い点と、素晴らしい点が
ありました。
悪い点は、前巻でも呆れていた
「何とかしてあげたい」をまた皆が考えていたところにでした。
そうそれも結局は「自分のため」だったのに、
同じ徹を踏みかけていたんですよね。
でも、逆に「自分のため」だからこそ色々な意味で
自分に返ってくる。
現象が起きたからでなく、彼等が彼等だから歩いた
「ランダム」が、最終巻で皆に返ってくると思います。
その「ランダム」に誰か1人でもいなくても、石が一つ
余分にあっても変わるのが歴史。
「強制終了」 -
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Posted by ブクログ
ネタバレふうせんかずらによる最後の現象から4ヶ月。またしても異常が発生して……?というあらすじからは想像もしない、壮大な異常事態が多発。作者が劇場版スケールの話になると予告していた通りの力作だった。ふうせんかずらの謎や目的も明かされ、本当に最終章だと思うとさみしさも感じる。もっとテンポ良くてもいいかとは思うが、どうせ上下巻構成だし、いろいろ描写が多いのもまたココロコネクトらしいとは思う。伏線の張り方からして下巻のオチは予想がつくが、最終章らしい壮大にしてアツい展開に続きが待ち遠しい。"アレ"のアレをヒントにしようとする後輩達が有能で、下巻では宇和&円城寺コンビのその後の関係まで描い
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Posted by ブクログ
シリーズ2冊目になり5人のキャラが掴めてきて読みやすくなった。今回は顔と名前も一致したままだし。
それにしても、最後の伊織と稲葉んの感情むき出しの応酬、伊織の言葉が激しく胸を打つ。実際この状況でこんなに爽やかに終われるか?とも思うけど、察しがいいことなんて重要じゃない。本気の言葉って必要なんだなと。
前作とは逆に稲葉んの脆さと伊織の鋭さが際立った。5人のナイーブさの描写が秀逸で、徐々にネガティブ思考の深みにおちていく様とか非常に細かい。しかもそれを5人分掻き分けている。
唯を復活させるための青木も大活躍したし、ライトノベルとしては予想を裏切る良作だと思う。