白身魚のレビュー一覧

  • 白蝶記 ―どうやって獄を破り、どうすれば君が笑うのか―

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    ひりつくような寒さが滲む空気感の中で繰り広げられる友情とすれ違いと憎悪、裏目に出る善意。るーすぼーいの描く"悪童"は憎ったらしくも魅力的で、熱い。「敵」の姿は茫漠としてまだ見えないが、今回出てきた時任という女性の思考回路はなんだか「車輪の国」の法月を思い起こさせる。誘導尋問が上手ね。
    あと白身魚先生のイラストが綺麗過ぎる。
    続刊が楽しみ。

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    2016年03月28日
  • 放課後のゲームフレンド、君のいた季節

    ネタバレ 購入済み

    もどかしい

    日常+非日常的が始まるってところで終わりなんてもどかしすぎるよ……。
    主人公とヒロインがおりなすストーリーの展開がよくて、のめりこめたけど終わりがいいところすぎてヤバいです!
    単巻作品なのが勿体無い。本当に惜しまれる

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    2017年05月10日
  • 放課後のゲームフレンド、君のいた季節

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    感情表現が豊かで読んでいて楽しいし、最後の展開は全く予想していなかったので完全に裏をかかれた。ここまで次巻に続かないのがもどかしい作品は久しぶりだ。

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    2015年08月07日
  • 緑魔の町

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    ネタバレ

    筒井康隆の中で一番好き。SFジュブナイルのほうの文庫は表紙が気持ち悪いけど挿絵はとても良い。挿絵の人が表紙も描けばよかったのに。
    町の人に追いかけられているときの白川青年の「ぼくはきみが倒れたら捨てて逃げるぞ!」という台詞の必死さが面白い。笑った。
    主人公の武夫はさんざんな目に遭うけどきちんと助かるのでそこも良い。

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    2015年07月21日
  • 扉の外

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     映画『CUBE』と『バトルロワイヤル』を足して割り、それをさらにマイルドにしたような感じだろうか。人間の集団心理を、密室サバイバルゲーム(ようなもの)の様子を通して鋭く描いた良作。夢中で読み切ってしまった。

     挿絵は美麗ながらも、章の冒頭や物語のラストにひっそりと添えられている程度で非常に数は少ない。また、萌えやアクションなどの娯楽要素もほとんどなく、まるで一般文芸小説を読んでいるような気分になった。(ただ、こういう作品はあえてライトノベルとして出されることで異彩を放てるのだろな、とも思う。)

     とにかく秀逸で目を引くのが、全編に渡って人間の心理をつぶさに描写している点。自分の経験と照ら

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    2015年03月16日
  • アオイハルノスベテ2電子DX版

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    とりあえず、1巻の評価は2巻への期待も込めて、的な匙加減だったんだけど、その期待を上回る2巻でよかった。

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    2015年03月02日
  • ココロコネクト6 ニセランダム

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    シリーズ本編第5弾!!前回の短編集を入れると6弾目になります。

    新たに加わった新入部員の紫乃と千尋の2人。
    2人に<ふうせんかづら>が表れ、5人をなお面白くする代わりに力をあげると話を持ちかけられる。
    自分にはないもの、5人の絆をどこまで強固なものか確かめるために崩壊させていく千尋。
    それを知っているにもかかわらず頑張ってみようと思っているものの行動に起こせない紫乃。
    そんな二人の成長物語。

    くさい!!クサすぎる!!面白いけど!!
    高校生の時ってこんなに悩んだりしたものだっけ!?
    こんなに悩みに真剣で物事にぶつかっていくことって現実にあるだろうか。
    この小説を読んでると自分の人生とどうして

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    2015年01月21日
  • ココロコネクト5 クリップタイム

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    ココロコネクト本編・・・ではなく短編集第1弾!!

    短編集だからって読み飛ばしちゃいけない!!
    本編につながる物語がぎっしり詰まった1冊でした!

    4つの短編が集められていて、3つは今までのストーリーの間にあったちょっとしたお話。最後の1つは次につながる大事なストーリー。
    2年生になった文研部員たち。太一たちに興味をもった新入生2人が入部するかどうかを描いた物語です。

    新たに新キャラとして後輩2人、紫乃、千尋が登場するわけですが、このキャラは今までのキャラクターの中では一番読者目線で描かれてる部分が多いと思いました。
    これまでの波乱万丈な出来事を読んできた私からしたら5人の絆は強固なものにな

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    2015年01月20日
  • ココロコネクト ヒトランダム

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    だいぶ前に購入していましたが、アニメをみて満足していました。本棚の整理をしたら出てきたのでいまさらになって読み終わりました。
    自分にとってはすごく深い悩みなのに、いざふたを開けてみればそんなにたいしたことでもないと気づかされる、主人公の「自己犠牲野郎」っぷりがかっこいいと思える作品でした。1巻完結型ですが主人公取り巻く文研部のみんなが、次はどんな奇妙な現象に巻き込まれるのか楽しみになる1巻だったです。
    もちろん私は稲葉ん推しです!!笑

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    2014年12月08日
  • ココロコネクト11 プレシャスタイム

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    ココロコ、最終巻!
    やっと読めました。うん、短編集と言っても
    この本を読まないとこの作品は終われないと思います。

    というのも、ココロコは「ふうせんかずら」と文研部の
    戦いの話ではなく(大笑)、
    彼等の高校生活のお話だったので。
    前回の不満が見事に解消されていました。

    逆に、この本だけ読んでも正直面白くないと思います。
    彼等が何を背負って何を乗り越えてこの巻に辿り着いてるかを
    知ったうえで読まないと泣けない。
    逆にずっと追いかけていると最後の1ページは
    感無量ですね。
    しかも、あくまで高校生活は「通過点」だということを
    しっかり感じさせるラストなのも素晴らしかったです。

    この先生の作品はま

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    2014年05月15日
  • ココロコネクト11 プレシャスタイム

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    久しぶりに本を読んだ。   
    面白かった。   
    相変わらずいい話を書くなぁと。   
    ココロコネクトシリーズ完結。

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    2014年01月19日
  • ココロコネクト11 プレシャスタイム

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    自分もこんな高校生活が送れていたらなぁ…などとのめり込んで読んでおりました。不惑を越えながらまだまだ人生迷い道。そんな私に明るい光を与えてくれた作品です。庵田先生ありがとうございましたm(__)m

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    2014年01月11日
  • ツァラトゥストラへの階段

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    ゲーム理論とか心理戦とかが好きで、あらすじを読んで購入。
    さっきまですぐ隣にいた人が、言葉を交わした人達が、どんどん堕ちていく。自業自得的な面もありますが、敗北を原因に狂い容赦なく切り捨てられてゆく彼らの姿に、人生をかけた「ゲーム」のえげつなさをひしひしと感じました。

    ★1巻のみ所持。続刊探し中。

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    2013年11月10日
  • 扉の外II

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    主人公カッケー
    かなりダークな話で先が気になる気になる。伏線が上手く、また意外性の強い展開にハマる人はなかなかページが止まらないでしょう(#^.^#)
    ジャンルはゲーム物でかなり面白い。
    心理描写が上手いので、エグい描写が好きな人にはオススメ
    とにかく主人公が、カッコいい

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    2013年09月09日
  • ココロコネクト2 キズランダム

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    シリーズ2~フウセンカズラによる人格入れ替えから3週間,部室で稲葉姫子はブラジャー一つになって太一に迫る。桐山唯は駅で女子生徒が絡まれている場面で,ぶちのめしたいという心の声が聞こえ,6人を打ち倒し,警察が来て取り押さえようとしている場面を見て,青木は警官と立ち回りを演じる。永瀬と太一は突然,声が聞きたいと互いに電話を掛ける。後藤に乗り移ったフウセンカズラは,欲望解放で皆を観察すると宣言する。唯は引きこもりになり,唯を家から連れ出そうとして,欲望が解放されると,互いに傷つけ合う状態に,互いに距離を取り始める。自分が自己中で人を傷つけると気が付いたが,皆と一緒にいたい気持ちを確認し,永瀬を部室に

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    2013年04月18日
  • ココロコネクト10 アスランダム 下

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    ちょっと長かったが、良い最終巻だった。   
    よく諦めなかった。 よく踏ん張った。  
    奇跡は自ら起こすものだ。  
    良かった。 みんな最高や!   


    作者様、お疲れ様でした。

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    2013年04月12日
  • ココロコネクト10 アスランダム 下

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    くどいような印象も青臭いような印象もあるが、とても面白かった。ラストは最終回らしいリフレインで疾走感があって良かったし、本編でやりたいことは全部やり切っただろうと感じた。ふうせんかずらの花言葉や設定は、もし初期から考えていたとしたらすごいと思う。最後に短編集が出ることは楽しみである。

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    2013年04月09日
  • ココロコネクト4 ミチランダム

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    思いもよらない展開で、びっくり。登場人物の誰もが納得して、誰もが満足している終わり方なのだろう。まだ解決していない問題があるけれど、どうやって話にするのだろう。それが楽しみ。

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    2013年04月03日
  • ココロコネクト10 アスランダム 下

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    完結編に相応しいボリュームとスケールだった。
    テーマとメッセージがすごくストレートでひねりがない。だがそれがいい。
    物語が文研部の中だけでなく、もう少し広い世界に広がって終わるのが正しく等身大の、意味ある結末になったと思う。大事なことに気付かされるとかいうと恥ずかしいがそういう感じで。

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    2013年03月31日
  • ココロコネクト10 アスランダム 下

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    ネタバレ

    ココロコネクト完結編。

    いやいや、もうよかったよ、ほんと。
    展開はいつも通りでしたが、やはりいつものカタルシスが心地よすぎた。

    そして最後の王道展開!
    安心させられながらも、どんどんページが進んでいきました。

    結局この小説は心から楽しませていただきました。
    ラストの短編集がただただ楽しみです!

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    2013年03月31日