白身魚のレビュー一覧
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愛と青春のペンタゴンコメディの番外編の第二弾
最終話前のフラグと文研部発足などを描いた短編4本立て
『ファーストエンカウンター』★★★★★
文研部のできた経緯などをまとめた話で、時系列でいうと0巻ってところか?
初期の人間関係がいい感じで描かれていて本編になんの邪魔もしないんでよい!
こういった後...続きを読むPosted by ブクログ -
伊織が考えてたようなことって自分もすげぇー考えてたな…。
本当にそれが過去形になっているのかは怪しいけど。
今までで一番面白いというか、心に残ることが多かった気がする。早く映像みたいなー。Posted by ブクログ -
もし過去に戻れるとしたら…。
やり直したいと思うことは山ほどある。でも、だからといって違うエンディングがハッピーだったのかはわからない。すでに答えは出ているのだから。
たぶん結局、昔の良いことも悪いことも全てひっくるめて今の自分で、その今の自分で進んでくしかないんだろーな。
そう思うから戻れたと...続きを読むPosted by ブクログ -
星、迷ったんですがやはり5つで!
完結編・上巻です。
上巻なのでまだ起承転結の起承なんですが、
この起承に、確信犯であろう悪い点と、素晴らしい点が
ありました。
悪い点は、前巻でも呆れていた
「何とかしてあげたい」をまた皆が考えていたところにでした。
そうそれも結局は「自分のため」だったのに、
同...続きを読むPosted by ブクログ -
前期アニメから枠の6巻。
現象に翻弄されるだけだった文研部メンバーが初めて現象を行使する側に回るお話。
気持ち悪いとは思いつつ、なかなか否定しきれない主人公属性の追究がいい。救いようがない代わりに理不尽さもないと言うか、苦味がない青汁のようと言うか、シリーズ中でも今のところ一番の成長物語だった。Posted by ブクログ -
シリーズ2作目
『人格入れ替わり』が終わり、次に待ち受けていたのは『欲望開放』とうものだった。
読んでいくうちにどんどん世界に引き込まれていった。
『人格入れ替わり』よりも厄介な現象だったと思う。
傷つけ合うけどもどんどん友情を大きくしていき、人としても成長していく。
今作も面白かったと思う。Posted by ブクログ -
短編集『クリップタイム』の最後の話から直接繋がる話です。
はじめは太一の視点で書かれていますが、3章辺りからは新入生の二人(主に宇和千尋)の視点になります。ほぼ彼らが主人公で、新入生たちから見た文研部二年生の5人は超人に見えて、それに比べて自分は……みたいな感じの話でした。
千尋が次第に追い詰...続きを読むPosted by ブクログ -
想像以上に面白かった。「人格入れ替わり」っていう妄想しやすい事象を実際にここまで深く描写するってのもなかなかいいんじゃないでしょうか。やっぱり続編読みたくなったじゃないか、お金飛ぶじゃないか、ちきしょう。Posted by ブクログ
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ふうせんかずらによる最後の現象から4ヶ月。またしても異常が発生して……?というあらすじからは想像もしない、壮大な異常事態が多発。作者が劇場版スケールの話になると予告していた通りの力作だった。ふうせんかずらの謎や目的も明かされ、本当に最終章だと思うとさみしさも感じる。もっとテンポ良くてもいいかとは思う...続きを読むPosted by ブクログ
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ふうせんかずらによる最後の現象で、文化研究部だけでなく、修学旅行という一大イベントにも大きく影響が出るココロコネクト7冊目。最後と銘打つだけあり、ニセランダムやヒトランダムと対比されるようなシーンも少なくない。ヒトランダムからの枷に悩み、もがき苦しむ太一の成長はまぶしい。シリーズの最後はそれ以外ない...続きを読むPosted by ブクログ
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ココロコネクト長編5作目。新入生を迎えた文化研究部を襲う新たな現象。今回は仕掛ける側の視点があるのと、初めて現象に巻き込まれた新入生二人の、自分達に自信のない反応が新しい。文化研究部のメンバーにあてられて変化する1年生はこの巻で成長しすぎだと思った。文化研究部の関係にも、"ふうせんかずら"にも変化が...続きを読むPosted by ブクログ
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ココロコネクト3作目。文研部5人は、時間退行現象に立ち向かう。だんだん「現象」と、関連した現実の出来事が厄介になってきた印象を受ける。シリーズを通して、逃げずに立ち向かう、仲間と協力する、などが貫かれてきたし、これからも変わらないだろうが、同時に大きなトラウマに立ち向かうため、毎回読むのに体力を使う...続きを読むPosted by ブクログ
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ヒトランダム以上に厄介な欲望開放現象に巻き込まれた文研部5名の波乱の青春譚。現象の特性と、5人の関係の変化から、前作より苦く痛い。全てが終わったときに、果たして稲葉は同じ結論に辿り着けるだろうのか。Posted by ブクログ
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シリーズ2冊目になり5人のキャラが掴めてきて読みやすくなった。今回は顔と名前も一致したままだし。
それにしても、最後の伊織と稲葉んの感情むき出しの応酬、伊織の言葉が激しく胸を打つ。実際この状況でこんなに爽やかに終われるか?とも思うけど、察しがいいことなんて重要じゃない。本気の言葉って必要なんだなと。...続きを読むPosted by ブクログ -
アニメでスイッチが入ってしまってここまで一気に読んだ。稲葉んの当初のキャラからの代わりっぷりには驚かされる。リア研の話面白かったので、紫乃がメインを張る話をもっと読みたくなった。Posted by ブクログ
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平凡な高校生5人におきた「人格入れ替わり現象」
ギャグシナリオでよくある設定だけど、この作品は思春期が抱える悩みや傷が中心になっている。
シリアスとギャグがうまく混ざっていてページをめくる手がとまりませんでした。
ラスト病院で伊織が告白シーンは涙がでました。そして、死ぬと思わせといて「おめでと...続きを読むPosted by ブクログ -
庵田定夏は二次成徴期の人格形成の歪みを的確にとらえることができるすごい人だと思う。
彼ら五人がヒトランダムとキズランダムで明らかにさせられてきた悩みや弱みは強弱の程度はあれ誰しもが心に抱えてることだと思う。それがうまく中高時代に消化できないとすごく壊れやすい大人になる、いわゆる新型うつってやつ、そこ...続きを読むPosted by ブクログ