深木章子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今、秘かに応援している推理作家、深木章子さん。
秘かにする必要などないけれど。何故もっと注目されないのかわからない。
遺産目的での義父殺害の嫌疑がかかる峰岸諒一は、頑なに無罪を主張していた。諒一に依頼された弁護士衣田は、肝心なところで言葉を濁す依頼人に翻弄される。
しかし、ようやくアリバイの証明がされ、諒一の無罪が確定し釈放される。
ところが、間もなく諒一の遺体が発見される。
今回の作品では、冤罪が描かれる。
弁護士ならではの思いが窺える記述もある。
また、裁判に伴う拘留の様子や、被告人と弁護人との面会の様子などにも弁護人ならではの記述があり興味深く読める。
こういった難しくなりがちな内容 -
Posted by ブクログ
気に入りの深木さんの新しい文庫本が発売されたので早速購入。
今回ははじめての海外、フランスが舞台。
交通事故で妻は亡くなり、生き残った夫は心を病む。セラピストによって心を癒し再婚する。新妻を伴い自身の領地へ戻る。
螺旋階段の底、地下に閉ざされた墓所のある邸で暮らすふたり。
都会から離れ思うところのある妻と、同じ頃、村では次々と少年が行方不明になる。
こういった物語。
サスペンスなので少年の行方不明事件の犯人はわかっている。
この作品の肝はそこではない。
物語全体をしっかり注意して読めばわかる仕掛けがある。
わたしは仕掛け自体には気づいていたのだけれど、読みが浅く混乱してしまった。
舞台が -
Posted by ブクログ
事件関係者の告白で成り立つミステリー
山荘で起きた会社経営者の妻と8歳の息子の転落死。
夫は無罪を主張するも、容疑者として拘束。
残されたのは、妻のマスコミ関係者に送っていた告発文
「自分は夫に殺される」
さらに、息子がおばあちゃんに送っていたメール
「おとうさんとおかあさんに殺される」
無実を訴える夫
事故なのか、事件なのか?
いったい、この家族に何があったのか?
事件関係者のそれぞれの告白から妻、息子、夫の人物像が浮かび上がってきます。
我々読者は、その告白からその事件の真相を一緒に考えていく展開です。
告白が進むにしたがって、人物像が変わっていきます。
事件の真相は?
なんとなく -
Posted by ブクログ
ネタバレ元刑事:君原が小説家志望の孫:樹来に昔あった事件を話して聞かせ、樹来が当時、警察が気づかなかった真相を推理するストーリー。
6編共に事件の真相はそれなりに練られていたし、意外性もあったが、設定がかなり前の事件であることを差し引いてもちょっと警察の捜査が杜撰な部分が目立ったのでそこが残念なところであった。
特に『殺人殺人はいかが?』では被害者が闇医者に中絶手術をしてもらった記述があるが、解剖で分かるのではなかろうか。
最終話の『天使の手鞠歌』も当時の現役警察官が5件もの見立て殺人を起こす設定には無理がある気がした。
それぞれの事件の背景はすごく良かったので随所で見られる結末の強引さが気になってし -
Posted by ブクログ
4よりの⭐︎3です
老人ホームが舞台の小説は初めて
期待してた以上に興味深く読めました
犯人が、動機が、トリックが…
というのを楽しんだものとは違いましたが、
老人ホーム内の人間関係や、年老いた方達の気持ちが少しわかった気がしてなんとも言えない気持ちになりました。
驚いたのは、人間幾つになっても恋はするのか!!ということ
今の私よりよっぽどイキイキしてるように感じました笑
年老いても、イケメンとか、タイプ、モテる、とかあるんだなぁとなんだかそう言う面が面白かったです
そして幾つになっても,派閥みたいなのもあるし、意地悪な人は意地悪だし、見栄を張る人もいるし、
意識があるまま身体が老