深木章子のレビュー一覧
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ネタバレタイトル、帯の煽り文、見取り図。満点です。ミステリスキーにレジに持って行かせるだけの卓越した一冊に出会えた時の喜びと言ったら、、、、。
というわけで、初めましてな作家さんです。深木章子先生。60歳を過ぎてから作家デビューされたようです。ビックリ。それでこういう古式ゆかしくも挑戦的な一本が書けるって凄いなァ。
作品のトリック自体は非常にシンプル。
明治時代に官憲の包囲の中、20名余りが忽然と姿を消した武家屋敷が舞台です。
謎の招待状で集められた5人の関係者が、折悪しくも襲来した嵐に足止めを食い、やがて2人の人間が土砂崩れに巻き込まれた直後、第1の人間消失事件が発生する。そして、疑心暗鬼の面々 -
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今、秘かに応援している推理作家、深木章子さん。
秘かにする必要などないけれど。何故もっと注目されないのかわからない。
遺産目的での義父殺害の嫌疑がかかる峰岸諒一は、頑なに無罪を主張していた。諒一に依頼された弁護士衣田は、肝心なところで言葉を濁す依頼人に翻弄される。
しかし、ようやくアリバイの証明がされ、諒一の無罪が確定し釈放される。
ところが、間もなく諒一の遺体が発見される。
今回の作品では、冤罪が描かれる。
弁護士ならではの思いが窺える記述もある。
また、裁判に伴う拘留の様子や、被告人と弁護人との面会の様子などにも弁護人ならではの記述があり興味深く読める。
こういった難しくなりがちな内容 -
Posted by ブクログ
気に入りの深木さんの新しい文庫本が発売されたので早速購入。
今回ははじめての海外、フランスが舞台。
交通事故で妻は亡くなり、生き残った夫は心を病む。セラピストによって心を癒し再婚する。新妻を伴い自身の領地へ戻る。
螺旋階段の底、地下に閉ざされた墓所のある邸で暮らすふたり。
都会から離れ思うところのある妻と、同じ頃、村では次々と少年が行方不明になる。
こういった物語。
サスペンスなので少年の行方不明事件の犯人はわかっている。
この作品の肝はそこではない。
物語全体をしっかり注意して読めばわかる仕掛けがある。
わたしは仕掛け自体には気づいていたのだけれど、読みが浅く混乱してしまった。
舞台が -
Posted by ブクログ
ネタバレ登場人物が多くて、初めのうちは何度もメンバー一覧を見返しながら読みました。昭和41年、地元の名家の和洋折衷なお屋敷での殺人事件。
治重と燈子の書簡は、読んでるこちらが照れてしまうようなやり取りで。私にはとても文字にできそうにない甘~い愛や、直球の愛の表現。この年代の方たちは、若い頃もこういう文をやり取りしていたのかな。
それが、まさか全て治重の描いた道筋通りだったなんて。途中で「まさか燈子が犯人?」と思ったもののすぐにその可能性を打ち消してしまった私は、推理小説の読み込みが治重に到底及びませんわ。
岸上弁護士の生涯に渡る友情からも治重の人となりが読み取れ、それ故に燈子と想いを通わせてしまったこ