深木章子のレビュー一覧

  • 欺瞞の殺意

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    なかなか深いお話だった。
    橙子と治重の文書のやり取りから、40年前の殺人事件の本当の真実が明らかになる…
    また治重の橙子への想いは何十年経っても変わらないのかと読み進みていたがしっかりどんでん返しが待っていた!
    この作者の本は本当に面白い!
    シンプルの中に想像つかないトリック…
    最高です♪

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    2025年09月23日
  • 敗者の告白

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    とにかくめっちゃリーガルミステリー!!
    (最後が特に!)

    「鬼畜の家」最高だったので
    わくわくしながら読みました

    「鬼畜」のほうが好きかな
    でもこれはこれでおもしろい

    真相を知ると悲しい
    結局、だれが悪くてだれが悪くないとか
    そういうことじゃなかったというか

    学んだことは
    「頭の良い人を敵に回すと怖い」ってことだな

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    2025年09月09日
  • 猫には推理がよく似合う

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    猫ちゃんの気まぐれに翻弄されて幸せ( ´˘` )

    深木章子さんの猫には推理がよく似合う読み終わった〜!!

    これってどこのなんの話しだろうと思うあたりが
    私も主人公に惹き込まれていのだろうなと
    ラストまで読み終わった時に感じた…!

    謎解きは今回も全然ダメでした、!!笑
    この人達はどうなったんだろうなあとか
    結構あったんだけど、それも猫の気まぐれで
    もうどうでも良いことなのかもな、と

    人間って醜くて猫様はお美しいです。

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    2025年11月25日
  • 灰色の家

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    ネタバレ

    題名と表紙に何か惹かれるものがあって手に取った
    一気に普段は動画を見ながら食べるご飯も本を手放さず食べたので夢中になって読んだ
    犯人が分かるまでの方が面白かったような印象、目出し帽の犯人が出てきてえっこの人?!と意外性はあったけどへぇ…と思って終わってしまった
    冬木さんに手紙が脅迫文が届いて、それ届いて普通行くか!?と話進まないとは思いつつ共感できなかった笑
    自分的には最後の失速感はあったように感じるけど、面白かった。深木さんの本は初めてだったので他も読んでみたいと思った

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    2025年07月01日
  • 猫には推理がよく似合う

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    他の書籍と並行読みしていたのでやっと読み終えた。途中で「実際に起きた事件はどこの部分?」と混乱した。
    ネコ好きな方にオススメ

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    2025年06月12日
  • 鬼畜の家

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    ネタバレ

    私の深木章子さん読書デビュー作。
    いやー面白かったーーー!!
    あっという間に読んでしまった。
    ある事件を調査する探偵が、関係者にインタビューしていく形式のお話。
    こういうタイプの小説は好き!
    そしてもちろん内容も帯にあるように「驚愕の真相!」です。
    などと明るく書いてますが、お話は暗い暗い暗ーいドロドロした物語。
    読んでる最中はちょっと気持ち的に沈みます
    そしてもちろん内容も帯にあるように「驚愕の真相!」でした…
    でもやはり小説としては面白かった!
    これは叙述トリックとは言わないないのかな?
    まあ、ちょっと映像化は難しいやつですね…
    何はともあれ今更なのかもしれませんが、いい作家さん見つけまし

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    2025年03月23日
  • 鬼畜の家

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    タイトルからして不穏な雰囲気が漂いまくっているイヤミス。探偵が事件の関係者を調査して、徐々に事件の全容が見えてくるといった展開で興味を途切れさせず一気に読ませてくれる。
    真相はある程度想定範囲内だが、あの所業は想定外過ぎた!
    鬼畜なのは誰なのか、どの様な所業なのか…読んでみてのお楽しみ!

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    2025年02月16日
  • 闇に消えた男 フリーライター・新城誠の事件簿

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    ネタバレ

    まさに推理エンタメ。リアリティはないけど、登場人物を捻り倒してあり得ないことを潰していくこの感じ、嫌いじゃないです。

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    2025年02月14日
  • 鬼畜の家

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    鬼畜の家とはすごいタイトル…でも、タイトルに負けないくらいの恐ろしい所業でした。
    まさに鬼畜の家。そうとしか表現できない。


    私立探偵の榊原が、父、養父母、姉、母兄を順次亡くしたゆきなという女性のために調査をする。
    調査対象から話を聞くように進んでいくので、読みやすいし、少しずつ違和感を持ったり、じわじわと真実に近づけている感じが楽しい。
    母兄が車の転落事故にあい、遺体も上がらず、保険会社から保険金を払いしぶられているので、力になってあげてと紹介されたゆきなと榊原。
    母と兄の死は自殺なのか?車を運転していたのはどちらなのか?謎をとくために、榊原は真実に辿り着く。

    メイントリックは、ミステリ

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    2025年02月05日
  • 鬼畜の家

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     関係者それぞれの証言と末娘の口から語られる殺人教唆、資産収奪などの母親の鬼畜の所業の数々があまりにもおぞましく、どのような結末を迎えるのかドキドキしながら読み進めた。だけどそれすらも翻弄するような作中の仕掛けと思わぬ真相に驚かされた。著者の他の作品も読みたくなった。

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    2025年01月12日
  • 欺瞞の殺意

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    昭和41年に旧家で起こった毒殺事件。長女の婿養子が犯人として逮捕され無期懲役囚となる。彼は生き残った次女と往復書簡のなかで「自分は実は無実であり、真犯人は別にいる」と驚くべき真実を告げ収監中にたどり着いた推理を披露する。

    前半はよかったんですが、後半のどんでん返しはちょっと印象薄目。あっと驚く真相ということでもなく・・・まああのノリでずっと書簡のやりとり続いたらさすがに相当だれるだろうしなあ。でも実地とかじゃなくてこういう往復書簡だったりディスカッションでもっと推理していくスタイルが単に好みなので星4。手紙はちょっと内容的に冗長だったりもしましたがまあこれはこれで。

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    2024年11月01日
  • 欺瞞の殺意

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    二人の手紙のやり取りで展開される過去の事件の解明。相手に語りかける文体だからこそ迫りくる表現があって、隠された送り主の感情にも気がつくことなくコロッと騙されました。
    壮大な仕掛けと数十年越しの復讐劇。
    手紙という昔ながらの伝達手段でかわされるミステリーに引き込まれます。

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    2024年03月17日
  • 衣更月家の一族

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    プロローグと、その後の3つの殺人事件。よくここまでこんがらがった話にしたもんだと思う。明らかに何か絡んでくるのが見えるし、どう絡み合うのか先が楽しみだった。最後まで読むと、すごい、やられた、とかよりも感心が先に来る。ネタばらしパートは大半を説明に割くことになってしまうのも仕方なく、まるで全て見てきたかのように細か過ぎるとは思う。この作者の性格上、全てきっちりパズルのピースを当て嵌めないと気が済まないのではないかと。

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    2024年01月23日
  • 敗者の告白

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    ネタバレ

    綿密に立てられた計画の標的が殺された人達でないのは驚いた。
    そして最後のXの独白の最後にある、負けたという趣旨の言葉でここでタイトル回収か、となった
    個人的には真実にほぼ近づいた弁護士の方がXを無罪としたまま判決を迎えてよかったのかという気持ちにはなった。
    ただ証拠を提示できるほどの物もないのかとも思ったけれど。
    そして復讐の矛先にはなんの影響も与えられず、ただやるせなさとかとかで数年後自殺に至ったんだろうなと思うとなんとも言えない気持ちになった

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    2023年08月01日
  • 鬼畜の家

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    母親に支配された家族に巻き起こる数々の死。唯一の生き残りである末娘の証言を探偵目線で追うミステリー。
    鬼畜とは、何が真実なのか、最後まで目が離せない。これが一作目…すごい

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    2023年07月29日
  • ミネルヴァの報復

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    「ミネルヴァの報復」はエゴにも感じるけれど、そんなのはきれいごとなのだろう。
    登場人物の人間らしさと複雑に絡み合った事件の全貌。見応えがある。

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    2023年06月07日
  • 鬼畜の家

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    「あたしの家は鬼畜の家でした。」
    夫を殺し、娘を殺し、金の為に数多の犯罪を繰り返した母親。しかし、その母親の最期は唯一溺愛していた息子との心中でした。
    生き残りの末娘が語る壮絶な家庭環境。母は自分から死を選ぶような人間じゃないとの証言。「鬼畜」を死に至らしめた衝撃の正体が明らかになる・・・。

    著者のデビュー作品ですね。東大卒の元弁護士なんて聞いたらどんな理屈っぽいミステリを出してくるんだと身構えちゃいそうですが、この作者はかなりミステリのエンターテイメント性を重視してくれる。消人屋敷なんてもうごりごりの館物だし。また一人お気に入りの作家が増えました。

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    2023年05月09日
  • 敗者の告白

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    登場人物の証言をまとめたような形式で進むが、ちょっと同じような文章が続く感じが読んでいて疲れてしまった。しかし、最後まで読むとその文章の中にも最後につながるものが散りばめられていて面白いと思った。若干、都合が良すぎるのかなと思う部分もあったが、今年最初の読書にしては良かった。

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    2023年04月16日
  • 欺瞞の殺意

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    ネタバレ

    まさにタイトルの通りなんですが、欺瞞に満ちたお話です。40年以上前の殺人事件と、その関係者間の往復書簡。回りくどいと感じてしまうほどに多方面に伏線が張り巡らされています。
    素の状態で1度読んで、欺瞞に満ちていることを意識してもう1回読むと、より面白いかも。1回しか読んでないけど。

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    2023年03月08日
  • 欺瞞の殺意

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    妻と親族の子を殺したとして四〇年を獄中で過ごした元弁護士と、妻の妹でかつての恋人が、書簡を通じて推理合戦を繰り広げると言った筋立て。妻に毒入りのカップを取らせ、弁護士のスーツに偽の証拠を仕込むことは一種の不可能犯罪で、これをどのようにしてなしうるかについて、物理トリック、想定外の容疑者、非ミステリ的な力業、意外すぎる動機と、これで短編が一本書けそうなアイデアが、次々と繰り出される。一つの謎に何通りの回答を用意できるかを競っているかのようで、これは愉しい。ひねりすぎない結末の付け方もクール。

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    2023年03月01日