深木章子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ昭和の匂いが漂う、ミステリー小説。最初の約50ページがプロローグで、その後は治重と橙子の往復書簡。
2人とも高齢なのに、手書きであんなに長い文章をよく書くなぁと思った。
淡々とした語調で静かに話が進むが、最後にどんでん返しがあった。突っ込みたいところはいくつかあったが、そこは小説。まぁまぁ楽しめた。
ところで、治重が気の毒でならない。
橙子は治重のことが好きだったみたいに描かれているが、腑に落ちない点もある。まさに欺瞞だ。
橙子は自分が大好きで大切なだけ、主導権を握りたいという欲求と、はき違えた自信が混在する。関わってはいけない人だと思った。